ドイツ車の挑戦
昨日の28日、ドイツのメルセデス・ベンツ社がディーゼルエンジンを積んだ乗用車を日本で発売すると発表した。
http://www.asahi.com/business/update/0828/115.html
とかく日本では、ディーゼルエンジンは「臭い、汚い、うるさい・・・」と悪いイメージが先行していて、石原都知事がディーゼルエンジンの締め出しに動き出した頃から市場からほとんど消えてしまった・・・ (__;)
私自身がかつてハイエースをマイカーとして10年以上に渡り3台乗り継いだ経験から、ディーゼルエンジンに対しては非常に好意的であり、このところの風潮が淋しくもあり悲しくもあった・・・
「日本の常識は世界の非常識」なんてことばもあるように、今、世界ではディーゼル車に対する人気はかなり高い。エコにはそれほど感心のないアメリカではまだまだ認識は低いが、欧州で特に歓迎ムードが高いという。
世界的に環境問題が叫ばれる昨今、世界の常識は「エコならディーゼル」という意識が高まりつつある。
「エコ」とは、言わずと知れたエコノミーとエコロジーの事で、経済的にも環境的にもガソリンエンジンよりもディーゼルエンジンの方に今は軍配が上がるという事を日本人は気がつく必要があるだろう。
もともとディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに代る未来のエンジンとして開発された。燃費と馬力に優れ、その簡単な構造から故障も少ないとイイ事ずくめのようなエンジンだったが、技術的に未熟だった頃は振動と音が大きく、何よりも黒い排気ガスが嫌われたためにガソリンエンジンに比べると冷遇されて来たのは否めない。
車の世界でも、乗用車に使われる事は少なくもっぱらトラックなどの大型車で使われる事が多かった。
今回のメルセデス・ベンツの挑戦は個人的には英断として歓迎したいのだが、果たして800万を超える高級車にディーゼルエンジンというコンセプトが日本人に受け入れられるかどうかはなはだ疑問だ・・・ (__;)
それに比べれば、同じドイツのフォルクスワーゲン社のゴルフやポロなどのコンパクトカーを日本市場に投入という計画の方が現実味はありそうだ・・・
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200608210053.html
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