ビデオデッキ
私の家にもビデオデッキは何台もあるが、その中の1台はHDD機だ。
長年ビデオテープを使ってきたが、実際にHDD機を使ってみるとその便利さはビデオテープとは比較にならない。
テープを使ったビデオなんて、今や時代遅れなのかもしれない。
いや、確かにもう時代遅れなのだと思う。
昨夜、家庭用ビデオデッキの開発秘話を描いた「陽はまた昇る」というドラマが放送された。VHS規格のビデオデッキを作り上げたビクターの男たちのサクセスストーリーだ。
この話しは、かつて「プロジェクトX」でも取り上げられた事があるので、そこである程度の経緯は知っていた。でも、あらためてドラマとしてみると先のドキュメンタリーとはまた違った印象を受ける。
ドラマは人間を描くのがメインだ。ビデオデッキの事をテーマにしていても、主役はあくまでも人間なのである。だから感情移入もしやすい・・・
確かに出演していた役者たちが実力派揃いだった事も否めないが、ただのドキュメンタリーよりは視聴者に訴える力ははるかに大きい。
私がビデオデッキに初めて触れたのは昭和52年、日立系の家電店で働いていた時で、メーカーによる新製品説明会に出た時の事だ。
当時はVHSのビデオデッキが出たばかりの頃で、製品の価格も30万円近くしていたし、120分テープも1本千円以上していた・・・(苦笑)
だから喉から手が出るくらい欲しかったけれども、二十歳前の若造に買えるようなシロモノではなかった・・・ (__;)
その頃はオーディオが趣味で、出たばかりのオートリバースのカセットデッキを13万円以上も出して買った事もあったけれど、ビデオデッキは雲の上の存在だった・・・
ひたすらお客さんに説明し、買っていただいて満足するしかなかった(苦笑)
その後、昭和60年になって初めてビクターのステレオビデオデッキを買った (^^)v
夢中でいろいろとテレビ番組を録画して楽しんだ。
しかし、使っているうちに不満も出てきた。録画済みのテープが溜まって来ると邪魔で邪魔でしょうがない(笑い)
なんとかしたくて、昭和63年に2台目のビデオとしてSONY の8mm ビデオデッキを購入した。
これは実に具合が良かった (^▽^)/
もともとビデオカメラに採用されていたビデオテープなので、小さくて取り扱いも楽だった事もあり、それまでに録り溜めたVHSビデオをせっせと8mmにダビングし続けた・・・
しかし、すぐに8mmの規格は消えてしまった・・・ (__;)
SONY は企画力も開発力もあるのだが、エルカセットやベータマックス、8mmビデオのように、その場限りで消えていった商品はたくさんある。
以来、SONYの商品は信用していない(爆笑)
SONYは、消費者の気持ちを全くわかっていない・・・
所詮は自己満足好きな「技術屋」の集団でしかないのだろう・・・
長く使える商品でないと結局損をするのはそれを買った消費者だ・・・(怒り)
メーカーは、良いモノを作ればそれでイイというものではない、買って頂いたお客様へのフォローはもっと大事だ。
「良いモノ」よりも「安心できるモノ」を作るのが、メーカーとしての責任だろう。
ビデオデッキ・・・
とても夢のある商品だった・・・
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コメント
ピーターパンさんこんばんわ~
そうですかピーターパンさんの手にかかると
この様な名文に生まれ変わるのですね 流石です
ちなみに私が始めて手に入れたビデオデッキは
ソニーのベータマックス テープも沢山買い込みました
が・・・・・玉砕! 安い買い物ではなかったので
悔しさは誰にも負けなかった(笑)
投稿: タマパパ | 2006年11月13日 (月) 19:35
パパさん、どうもです (^^)/
そうですか、ベータを買った口ですか・・・ (^^;
ベータを買った人は、お金持ちか、妥協のできない本物嗜好の人と相場が決まっております。たまに、ブランド好きな人という例外的な人も居ますけれど・・・(苦笑)
ま、負け組同士、キズを舐め合いましょう (^◇^) 。。。ケラケラ
日中、やる事もないので、ドラマを見ながら昔を思い出して書いてみました (^^ゞ
おかげで、夜仕事をするハメになってしまいましたが(爆笑)
投稿: 夢見るピーターパン | 2006年11月13日 (月) 20:27