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2006年12月13日 (水)

そのまんま東

20061212001  前知事の辞職に伴う出直し宮崎県知事選に、タレントのそのまんま東氏が出馬に前向きの構えだという。
 皆さんはこの件についてどのようなお考えをお持ちなのだろうか・・・
 タレント風情が県知事になんてなっても何ができるのかと思って居らっしゃる方も少なくないと思う。

 

 そのまんま東氏が県知事として相応しいかどうかはひとまず置いておくとして、政治家にもっとも必要で大切なものはナンだと皆さんはお考えだろうか・・・

 高い理想とか政策、あるいは人柄とか行動力などというモノが真っ先に挙がりそうだ。
 しかし、私はそんなモノは二の次だと考えている。
 たとえどんなにりっぱな政策を持っていようと、どんなに人並外れた行動力を持っていようと、選挙で当選しなければ所詮絵に描いた餅でしかない。なんの役にもたたないのだ。

 政治家として一番大切なものは、どれだけ人を惹きつける魅力を持っているかだ。

 言い換えれば、「どれだけの票を集める事ができるか」が一番大切なのだと私は常々思っています。

 そういう意味では、二世議員などは最初からある程度の票田を持っているわけだから理想の政治家だと思う。
 とかく世間の風当たりは強いが、地盤(票)、看板(知名度)、(資金)という三バンは揃っているわけだから、政治家としての素質はあると思う。

 

 人の上に立つ事ができる人というのは、能力とか行動力とは別に、誰でもそういう「人を惹きつける魅力」を持っているものだ。
 それを「カリスマ」と人は呼ぶ。残念ながら、これだけは生まれつき備わっているのなので、いくら努力してもあとからどうにかなるというモノではない。
 担がれるミコシは、りっぱであればそれに越した事はないが、別に重い必要はないのだ。たとえ「張りぼて」のミコシでも、人に崇められるだけの魅力があればそれでよい。
 そのミコシの担ぎ手さえ屈強でしっかりしていれば、ミコシがひっくり返る事はないワケだから(笑い)
 つまり、ミコシは張りぼてで軽かろうと、その周りにしっかりしたブレーンが揃ってさえいればそれでイイと私は考える。

 その良い例が石原都知事だ。彼自身は政治家としてはそれほどの器ではないと私は思っているが、その周りに居るブレーンは凄い (^^;
 次々に都知事に新しいインパクトのある政策を示してくれる・・・
 よって、都知事の名声はいやがうえにも上がる。

 

 タレントが知事になった例はこれまでにも無いワケではない。
 先の石原慎太郎をはじめ、青島幸男、田中康夫、横山ノック等、数は決して多くはないが先駆者は何人か居る・・・
 そして彼等は知事の責を十分にこなして来た・・・
 確かに批判もあったが、意外と頑張ったのではないか。私は彼等を評価している。

 

 翻って、そのまんま東氏だが、先入観を捨てて見守ってみるのはどうだろう。
 選挙に勝てないようでは話しにもならないが、仮に有権者から知事として選ばれたとしたならそれだけの人望はあるという事だ。
 良いブレーンを揃えれば、案外りっぱな知事になるのではないか・・・ (^^ゞ
 もしかしたら、タレントの時には見られなかったような意外な才能が隠れているのかもしれない。
 何もしないウチから否定していては、何も始まらない・・・

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コメント

そのまんま東の挑戦、いいと思います。
ただ、ビートたけしに了解を得ていないと伝えられていることとか、ちょっと気になる。
あとは、結局県庁内部のプチ官僚どもの言いなりになってしまうのではと心配されることです。
晩年の青島都知事がそうでしたが。
地方自治のいいところは、大統領みたいに振舞えることですから、その素質が問われそうですね。

投稿: むうさん | 2006年12月13日 (水) 18:53

 むうさん、どうもです (^^)/

 もちろん、選挙の前も後も、いろいろと難問は山積していると思いますが、仮にも立候補しようとしているくらいですから、困難は覚悟の上だと思います。
 せっかく出馬するわけですから、彼なりの独自路線を貫いてほしいですね。

投稿: 夢見るピーターパン | 2006年12月13日 (水) 19:53

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