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2007年3月22日 (木)

人 VS パソコン

20070322001 20070322002  昨日、都内のホテルにおいて、プロ棋士とコンピューターの公開対局が行われたと報じられた。

 チェスでは、人間とコンピューターとの対戦はこれまでにもしばしば行われてきたので、世界初の試みと言われてもそれほど驚きはしないが・・・ (^^;
 結果は、渡辺明竜王が、苦戦したものの読みの深さを見せつけて、112手でコンピューターソフトの「ボナンザ」を下し、何とか面目を保った。

 

 1940年に世界最初のコンピューターが登場して以来、その性能も大きさも格段の進歩を遂げ、今や一般の家庭にまで普及するに至って、もう「生活ツール」の一つにさえなった感のあるコンピューター・・・
 仕事でも、文書の作成から経理まで、コンピューターを使わないと作業がいっこうにはかどらない。もはや、コンピューターを導入していないような会社はないのではないか(笑い)

 あまりに身近になりすぎて、我々でさえ何かあるごとに、ついついコンピューターに頼ってしまうような事も少なくないと思う。
 なんか、コンピューターと聞くだけで「万能の機械」のようなイメージをお持ちではないだろうか・・・ (^^;
 しかし、ここに落とし穴がある・・・

 

20070322003  LSIの脅威的な開発が進み、それまでは巨大な機械の集合体だったコンピューターが、格段に小さくなって、価格もそれなりに安くなってきた 1980年代、それまでマニアの間では「マイコン」なんてことばで呼ばれていたコンピューターがついに「パソコン」と呼ばれるようになって、コンピューターなどには比較的縁のなかったような人達の間にもどんどん普及していった・・・
 ちなみに、マイコンは micro computer の略で、my computer の略ではありません、念のため (^^;

 私が始めて 8ビットの MSXパソコンを買ったのもこの頃だった (^^ゞ
 そして、この頃のパソコンの利用法というのは、もっぱらゲームをするため (^^; ・・・というのが一般的なものだった(笑い)
 とはいっても、自分でプログラムを組んでゲームをするような強者はごく一握りだったから、私を含めて普通にはゲームのソフトを買ってくるか、雑誌などに載っているゲームのプログラムを一心不乱に入力して遊んでいたものだった・・・ (^^;
 そして、一つの有名な格言が生まれる・・・
 「パソコンも、ソフトが無ければタダの箱」というものだった(爆笑)

 

 当り前のことではあるが、コンピューターが勝手にいろいろな事をしてくれるわけではない。それ用のプログラムを組んだ上で、機械に命令を入力して始めて目的の作業を行うわけである。

 かつては、ソフトのメディアはカセットテープフロッピー等で供給されてきたので、ソフトを立ち上げる度にそれらのメディアをパソコンに挿入する事が必要だった。だから、パソコンの電源を入れただけでは何も起こらず、パソコンにはソフトが必要だと体で感じる事ができたわけですが、HDDナンて夢のような記録媒体が登場するに至って、次第にこういう認識が薄くなっていった・・・
 HDDは、最初からパソコンの中に組み込まれていて、目で見る事はできない。そして、メーカーが最初から OS や良く使うと思われるソフトをインストール済みで販売するのが当り前になってしまうと、電源を入れるだけでこれらのソフトをすぐに使う事ができる。
 そこで、パソコンはなんでもできる「万能の機械」というようなイメージが生まれてくるわけだ・・・(笑い)

 

 翻って、冒頭のプロの棋士とコンピューターとの対局ですが、一般的にはコンピューターの方が処理速度も圧倒的に早いので、とても人間は太刀打ちできず、勝てそうもないイメージをお持ちではないでしょうか?
 実際、チェスでの対戦ではコンピューターが勝つ事の方が多くなってきて、近年では人間はコンピューターになかなか勝てないようになってしまったようです・・・ (^^;

 

 しかし「将棋」は「チェス」と似たようなゲームだけれど、根本的に違う点がある。チェスの場合は、取った駒はゲームから排除されていくから、だんだん盤上の駒の数が少なくなっていくが、将棋では、取った駒を何度でも利用する事ができる・・・
 だから、チェスと比べてプログラムがとても複雑になり、人間と対局できるレベルのモノを作り上げる事は至難の業と言われてきた・・・
 実際、初期の頃の将棋のゲームはとても弱く、遊んでいてもおもしろくもなんともないモノが多かったようだ。

 しかし、年々プログラムの技術も上がり、改良が重ねられた結果、有段者でもそれなりに対局できる程度のゲームが作られるようになってきた。

 コンピューターの処理速度がいくら速くても、それに乗せるプログラムが貧弱ではその性能は十分に生かせない。
 という事で、いくら性能の良いスーパーコンピューターが相手であったとしても、それに乗せる将棋のプログラムが良くできていなければ、プロ棋士相手に勝ちを納める事は難しいように思う。

 ようは、プロ棋士と対局しているのはコンピューターそのモノではなくて、ソフトのプログラマーなのだから・・・(苦笑)

 

 どうだろう・・・ 近い将来、将棋でもコンピューターに勝てないような時代がやってくるのだろうか・・・ (^^;
 そして、よく言われるような、コンピューターに支配されるような未来がやってくるのだろうか・・・ (__;)

 

20070322004  蛇足ですが、カーナビを積んで運転していると、時々機械に支配されているような錯覚に陥る事があります・・・ (^^;

 目的地を入力して、カーナビを操作しているように見えますが、右に曲がって下さいとか、左に曲がって下さいとか・・・
 もしかして、実際に操作されているのは私自身の方なんじゃないだろうか・・・ (^◇^) ヒャッヒャッヒャ・・・

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コメント

 私事ながら、お墓参りに行ったら、にわか雨に振られ、ずぶ濡れ。今、濡れたジーパンやリックサックを乾かしながら、PCのキーボードを叩いています。

 パソコンを買い換えたいですなあ。かなり古い型なので(苦笑)。立ち上がりがもう遅くて遅くてかないません。ROMの時は親のPCを使用しています。

 あっ、栃東が高血圧で緊急入院しましたね・・・・。今場所はまた横綱の優勝なんでしょうかね~。白鵬も立ち合いがもっと鋭ければ・・・。どうもバチッと当たらないのでね~。

 

 

投稿: ナンカイです(麒麟川島調)。 | 2007年3月22日 (木) 17:30

 ナンカイさん、どうもです (^^)/

 優勝は、4分6くらいで横綱じゃないですかねぇ (^^;  朝青龍にとっては、2敗くらいがハンデなんですかね(笑い)
 栃東の休場はある程度予想してました。むしろ、勝ち越せたのが不思議なくらいです。
 それよりも、栃煌山が凄すぎます (^^;  豊真将を問題にしないなんて・・・ (^^;

 これから PC を買うのなら、Vista 機だと思いますが、各ソフト会社も対応が遅れていて、いろいろと不具合もあるようなので、私はしばらく様子見です(笑い)
 来年くらいでイイかなと・・・ (^◇^) 。。。ケラケラ

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年3月22日 (木) 19:59

栃煌山は良い足腰してますね~。豊真将や栃煌山のように足腰のしっかりした若手が出てくると今後が本当に楽しみですね。

 彼らの我慢して前に前に出る姿勢も良いですね。回り込みや投げのみに頼っているようでは怪我をし易いですからね。まあ、これは今の上位陣のことなんですが(苦笑)。手本になっていませんよね~、ハッキリ言って。

 相撲業界もファンも我慢の時ですね。希望の星が育ちつつあるので我慢のし甲斐もあると思います(笑)。

投稿: ナンカイです(麒麟川島調)。 | 2007年3月22日 (木) 20:25

なるほど。
いくつもの手を想定しなきゃいけないかという点で、チェスと将棋では必要とする容量に違いがあるのですね。
それもコンピューターのプログラムの能力や、容量の問題だと考えたら、人間が敗れるのは時間の問題ということなのでしょうか。
それにしても、きのうの対戦。渡辺明竜王の貫禄にほれました。

投稿: むうさん | 2007年3月22日 (木) 23:21

 ナンカイさん、どうもです (^^)/

 個人的には、今の角界は私がこれまで知っている中でも、一番に挙げてもイイくらいおもしろいと思うのですが、ご覧になられる方はそれぞれですから、つまらないと思う方も多いようで・・・ (^.^ゞポリポリ
 優勝の行方がどうかとかいう思いで本場所を見ていたら、そりゃつまらないと思います。かつて千代の富士が優勝を重ねていた頃もそうでしたが、朝青龍が優勝するのは当然の雰囲気がありますから・・・

 でも、本場所の楽しみは決して賜杯の行方だけではないはずです(苦笑)
 有望な若手の活躍を見る事のできる幸せを、私は今感じています (^^)v
 一緒に、若手の成長を見守りましょう ( ^-^)/ ♪

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年3月23日 (金) 00:44

 むうさん、どうもです (^^)/

 おそらく、近い将来に将棋でもコンピューターが勝つようになるんじゃないかと思います。
 プログラムの改良とかもその理由の一つに上げられると思いますが、日本語入力システムの「学習」と同じように、コンピューター自身が過去の対局を記憶して、それらの経験を次の対局に生かせるようになれば、人間はとてもかなわなくなると思われます。
 記憶の絶対量では人間の方に分があっても、瞬時に記憶を呼び出し、的確に判断して処理するとなると、やはりコンピューターに軍配が上がると思います (^^;

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年3月23日 (金) 00:55

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