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2007年5月15日 (火)

国民投票法

 昨日の参院本会議で、以前より懸案となっていた「国民投票法」が与党などの賛成多数で可決、成立したと報じられた。

 

 この問題については、賛否両論あるだろうが、個人的な意見としてはやっと決まってくれたか・・・と (^^)v
 今まで、こういう法案が無かった事自体が問題であり、野党はいずれも反対していたようだが、反対する理由がわからない・・・

 

 そもそも、憲法を作る時に96条に最初から盛り込むべき事項であり、草案から公布までじっくりと練り上げる時間的余裕が無かったにせよ、今まで手をつけなかった事の方がおかしいのだ。

 「憲法」というものは、なにも「アンタッチャブル」なものではないし、そうであってはいけない。
 「時代」が変われば「法」もそれに即して柔軟に変わっていかなければ「法」の意味が無いと私は考える。なぜ憲法の内容を変えてはいけないのだろう。積極的に変えろとは言わないけれど、変える必要なあるのなら変えるべきナンじゃないのか・・・

 

 十年一昔とはよく言われる言葉だ。1947年の憲法の施行からすでに60年も経っているのだ。当時から見れば日本はすっかり変わってしまった・・・
 それなのに、憲法だけは何も変わる事なく当時のままだ。だから実情とは合わない、いろいろな不都合な事も起こって来る・・・ (__;)

 刑法ナンかを見ればそれは一目瞭然だろう。犯罪は、日進月歩 (^^; で手口も内容も巧妙になって来る。犯罪者を捕まえて罰しようと思っても、取り締まるべき「法律」の方がそれに追い付かずに裁く事もできないような事が往往にしてある。
 法なんてそんなモンだ。人間が作ったものだ、手落ちがあったとしてもしかたがない・・・ (^^;
 だから、そういう場合に備えて、迅速に対応できる環境だけは整えておかなければならない。

 

 反対派の人達はよく言う・・・ 今のままでもナンの不都合もない・・・と。
 でも、それは今だからそう言えるのであって、これからも未来永劫そう言えるとは限らない。
 憲法にも想定していなかったような、誰も考えてもいなかった事態が起こる事が無いと誰が言えるのか・・・
 そういった場合に、憲法を改正できる準備ができていなかったら、国中が右往左往するだけで収拾がつかなくなってしまうだろう・・・

 

 また、憲法改正というと、必ず「9条」を引き合いに出してくる・・・
 9条は憲法の条文であって、憲法そのモノではない。
 9条は私も大切にしたいと思っている。しかし、9条が「足かせ」になって憲法そのモノの改正ができないとしたらこれは本末転倒と言わざるを得ない・・・
 まさしく「木を見て森を見ず」の典型的な例だろう (^◇^) 。。。ケラケラ

 

 憲法を、改正「する」にしても「しない」にしても、キチンと話し合える場がある事が大切であり、ハナから聞く耳を持たないとか、話し合おうとする姿勢も無い事は大いに問題だ。

 

 ただ、今回の成立を手放しで喜んで良いかと言われれば、そうとも言えないから問題なのだが・・・ (ノ_-;)ハア…
 今回決まった「国民投票法」は、決まった事自体は評価できるが、その内容はお粗末極まりない・・・ q(`o')ブー!!
 こんなモン、そのまま施行させてしまっては駄目に決まってるじゃない(怒り)

 さしあたっての問題点は二つ!
 一つは「最低投票率」が設けられていない事
 そしてもう一つは、投票者の年齢が18才以上としている事だ。

 最低投票率が無いままでは、危なっかしくて施行などとても許されるものではない。
 これは意図して設けなかったのか・・・
 もしそうなら、悪意に満ちている・・・ (怒り)

 

 投票者の年齢については、「成人」とみなす年齢を現行の「20才」から「18才」に引き下げようとする動きがある事を踏まえての事だと思うが、私はこれには断固反対だ。
 いずれ機会があったら語りたいとは思っているが、個人的には「成人」は現行の「20才」から「22才」に引き上げるべきだと思っている。
 国民の平均寿命がドンドン伸びているのはご承知の通りだ。それに伴って、精神年齢はドンドン下がっている・・・ (__;)
 以前の20才の若者と現在の20才の若者を比べてみてほしい。いかに子供っぽいモノの考え方しかできないか・・・ (^^;
 栄養が良いから、体だけはりっぱにはなったが、オツムはちっとも成長していない(笑い)
 そんな張り子のトラのような中身の無い20才に「成人」だなんて言ってほしくはないと私は思っている。

 

 いずれにしても「施行は3年先」という事になった・・・
 その間に、もう少しマトモな内容のモノに「話し合って」変えてほしいものだ。

 私の感想は・・・「半歩前進」と言ったところかな・・・ (^.^ゞポリポリ

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コメント

こんばんは^^

憲法問題は、日記で散々書いて来たので、改めて
書くような事も無いのですが、ボクのように
改憲支持派は、即右翼だとレッテル貼る方の
多さが問題なのです。

九条問題のみならず、改訂しないと、時代に
そぐわない、条文は多くあるのです。
護憲=平和などと、単細胞的な思考しか出来ない
輩に、右翼呼ばわりされたくもない。

国を愛し、守ることに、右も左も無いはず
なのですが。

投稿: ポンポコ | 2007年5月15日 (火) 21:04

 ポンポコさん、どうもです (^^)/

 さしずめ、σ(^-^; ナンかも、世間から見れば「右翼」なんですかね (^◇^) 。。。ケラケラ
 私自身は、そんなふうには思っていないんですが (^^ゞ
 阿部ちゃんも真太郎も大嫌いだし・・・(爆笑)

 別に、改憲を指示しているワケでもないし、護憲が正しいなんて思ってもいない。
 ただ、話し合いの場はどんな場合にも必要だと思っているだけナンですが・・・ (^^;

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年5月15日 (火) 21:55

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