人捨て山
連日この話題で恐縮なのですが、どうも世の中が悪い方へ悪い方へと向かっているような気がして、黙っていられないので、もう一言だけ・・・ (^^ゞ
先日の、慈恵病院の「赤ちゃんポスト」に3才の幼児が預けられた件を受け、熊本県警は父親が安全確保のための設備が整った「ポスト」に男児を預けていることなどから、保護責任者遺棄罪に当たる可能性は低いとみて、父親の特定は行わないと報じられた。
マジっすか~ (゚◇゚;)!!!
それなら、ここに捨てれば、親は特定もされず、罪にも問われないという事ですよね。
こんな事が公に認められるなら、次はもっともっと悲惨な事が起こりかねないんじゃないでしょうか・・・
例えば、心身に障害を持った子供を育てるのに疲れた親が、その子供をこの施設に捨てたり、難病に苦しむ我が子を見るにみかねてここに捨てたり・・・
あるいは、子供に限らず、認知症の親の面倒を見られないからとここに捨てたり・・・ (__;)
考えたら、キリがないんじゃないのかなぁ・・・
この施設は、もしかしたら現代の「うば捨て山」ならぬ
「人捨て山」になっていくんじゃないかと不安でならない・・・ (__;)
こんなバカな事が認められるようだと、これは決して「杞憂」だナンて楽観はできない深刻な問題だと私は思いますがねぇ・・・(怒り)
県警と慈恵病院には、キチンと父親を特定して、なんらかの処置を取る責任があるんじゃないのかな。「ポスト」には、監視カメラが取り付けられているわけだから、病院は映像の提供をすれば特定もそう難しい事ではないはずですよね。
そうしないと、社会が根底からゆがんでいきますよ。
目先の命がどうのこうのと、そんな短絡的な事ばかり言っていると、今にとんでもない事が起こりそうな気がします・・・
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コメント
日本はどうも人間の良心に信を置き過ぎですね。依然、性善説が強いからでしょうか?制度は性悪説に基づいて定めないと機能しないように思うのですが・・・。
投稿: ナンカイです(別のPCより)。 | 2007年5月17日 (木) 01:04
ナンカイさん、どうもです (^^)/
「性善説」・・・聞こえは良いのですが、現実的にはムリがあるように思えます・・・ (__;)
おっしゃるように、法律や制度は「最悪の事態」を想定して作るのが基本だと私も思います。
それが上に立つものの責任だろうと・・・
会社の重役たちや国や自治体のトップたちも、常に最悪の事を想定して事に当たらないと、ロクな事にはならないと思います。
何か事件が起こる度に聞かされる「こんな事が起きるとは思ってもいなかった・・・」というのは、まともに仕事をしていなかったと自ら言っているようなもので、情けなくなります(怒り)
投稿: 夢見るピーターパン | 2007年5月17日 (木) 08:28
こんばんは^^
姥捨て山は、貧困から生まれた、生きるための
やも終えない、しきたりでしたが、話題となってる
物とは、基本的に違いますね。
子供を捨てる行為じたいは、古くからあることで
珍しい事でも無いのですが、捨てるときには
見つかりやすい所や、金持ちの家の前とかに
捨てる事で、子供の命は救おうとしたのですが
昨今は、捨てるのでは無く、殺そうとするから
考えられたのかも知れないですね。
施設の是非を問う前に、無責任な妊娠出産を
減らす事を考える方が良いのかも?
投稿: ポンポコ | 2007年5月17日 (木) 20:39
ポンポコさん、どうもです (^^)/
そうなんですよ、基本的にはそこだと私も思います。
育てられないのなら最初から産むべきではないし、そもそも妊娠しないように気を配るべきだと思います。
考え方が甘いと思わざるを得ません。
親となるべき人間の資質が問われるべきで、マトモな親ばかりならこんな施設は初めから必要ないわけですから・・・
投稿: 夢見るピーターパン | 2007年5月17日 (木) 20:49