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2007年6月 4日 (月)

つきへん

 漢字というのは、もともと中国がオリジナルで、その周辺の国々でも一般的に使われており、もちろん「日本」でも普通に使われています。
 そして、欧米などで一般的に使われているアルファベットとは根本的に違って、文字そのモノがなんらかの意味を持っている「表意文字」という独特なモノとなっている・・・

 しかし、漢字の場合はそれに止まらず、もっと奥が深い文字なので、それらを見ているだけでもいろいろと興味深い事も見えて来ます(苦笑)

 多くの漢字には、左側に「偏」と呼ばれるモノが置かれていて、それを見ただけでどういう位置付けの漢字なのかが解るようになっています。中には、右に付いていても「偏」と呼ばれるモノも存在しますが (^^;
 例えば、「木」が付いていれば樹木の名前、「魚」が付いていれば魚の名前といったように・・・実に合理的な作りになっています。

 でも、タイトルにも挙げた「つきへん」ですが、これらの漢字を見ていると一つの疑問が湧いて来る・・・
 「つきへん」は、漢字の左側に書かれている「月」の部分のことですが、「胸」「腰」「脳」・・・などと、たいていは「体」に関係のある文字の事が多い。
 しかし、なぜ「体」に関係のある漢字に「月」が付くのだろう・・・と。

 皆さんはそんな事を考えた事はありませんか?


 昔昔、人類の祖先は「月」からやって来たので、それで月が付いているんだろうとか・・・ (^^;
 かぐや姫じゃあるまいし、そんな事はありません (^◇^) 。。。ケラケラ


 漢字は、長い年月の間に、いろいろと形を変えて伝わってきました。この「つきへん」も、今は略されてしまって「月」にしか見えませんが、もともとは「肉」という文字だったのが、略されているうちに「月」になってしまったというわけです。ですから、正確にいうと体に関係した漢字に付いている「月」は、「つきへん」の中でも「にくづき」という名前の偏になります。

 一方、本当に空にある「月」を意味する「つきへん」も存在します。こちらは、天文に関する事象や暦などに関する事を現すもので、「期」や「朧(おぼろ)」など、その数は「にくづき」から比べると、ホンの一握りしかありません。

 さらに、「舟」が変形した「ふなづき」と呼ばれる偏も、「つきへん」の中にあったりしますからややこしいですね(爆笑)
 「服」などがその例ですが、これはごく稀な漢字です。なぜ「服」が舟に関係する文字かというと、もともとは舟に付いている添え板の事を言っているからというものですが、言っている私にもナンの事かさっぱりわかりません (^◇^) 。。。ケラケラ
 体に身につけるものだから「にくづき」でもいいように思うのですが・・・ (^.^ゞポリポリ


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 上は、「つきへん」のバリエーションのオリジナルの形です。

 左が、夜空に浮かぶ「月」を使った「つきへん」です。左側はちゃんと付いていますが、右側は離して書くのが正式です。
 真ん中が、「肉」が変形した「にくづき」です。左右ともくっついています。
 右側が、「舟」が変形した「ふなづき」です。横の線ではなくて、チョンチョンと点を重ねて書きます (^^;

 これらの文字が、今の漢字では等しく「月」と書かれてしまっているワケです (^^;
 ちょっと見ただけでは、ナニがナンだかわからないのもムリはありませんね(笑い)

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コメント

勉強になりました。
同じ「月」でも違うですね。
すべてが「にくづき」と今まで思い込んでいました。
漢字は実に奥が深いです。

投稿: すが太郎 | 2007年6月 4日 (月) 12:37

 すが太郎さん、どうもです (^^)/

 もともとは、なぜ体に関する漢字に「月」が付くのかと思って調べたのが最初です。
 ですから、私も全部「にくづき」だと思っていました (^.^ゞポリポリ

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年6月 4日 (月) 17:37

日々、漢字を扱っていながら、存じませんでした。
不勉強ですね。
「にくづき」は知っていたけど、
なるほど「月へん」に「ふなづき」か。
ほかにも似たような例、ありそうですね。

投稿: むうさん | 2007年6月 4日 (月) 22:49

 むうさん、どうもです (^^)/

 私も含めて、ご存知ない方が一般的なんだと思います (^^ゞ
 私も「月」という偏は、「にくづき」だと頭から思っていましたから。
 にくづき以外の漢字は、数が少ないですから、そう思うのも無理ないのかも・・・

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年6月 4日 (月) 23:20

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