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2007年7月13日 (金)

片山伸次

20070713001  十両の片山伸次が引退のピンチだ・・・

 今場所、西の十両十二枚目の位置で、3日目から4連敗で2勝4敗と苦しい土俵が続いている。
 今日も、モンゴル出身の若手である「白馬」に、土俵際での突き落としであっけなく破れた (ノ_-;)ハア…

 この力士の欠点は「すり足」が全くできていない事にある。前に出る時にも下がる時にも足の裏はバタバタと宙をさまよっている・・・
 だから上体に足がついて行かずに、バッタリと前に落ちる相撲がとても多い・・・

 なぜこんな事になるかといえば、理由は明らかだ。
 あの、高く足を上げる奇妙な四股を踏んでいるからだ。

 あのみっともない四股が「美しい」などと、ふざけた評価を与えたNHKのアナウンサーや解説を努めた大相撲協会の親方連中が居たから、観客が勘違いをして拍手を送り、それがために本人もイイ気になってずっとあの四股を続けてきた結果、相撲の基本である「すり足」がおろそかになったものと思われる・・・

 この片山ですが、2005年の夏場所で新入幕を果たしたものの、先に挙げた欠点があるために幕内では全く通用せず、最高位は入幕二場所目となる名古屋場所での十三枚目である。
 その後、十両と幕内の幕尻を何度か往復するものの、今年はずっと十両に低迷している・・・

 ちなみに、最近の番付と成績ですが、

 平成18年九州場所:西前頭15枚目  6勝9敗
 平成19年初場所 :東十両2枚目  6勝9敗
 平成19年春場所 :西十両6枚目  7勝8敗
 平成19年夏場所 :西十両7枚目  5勝10敗
 平成19年名古屋 :西十両12枚目  2勝4敗・・・

 今場所、十両の幕尻に近い十二枚目ですから、二桁の大負けをしたら、幕下に陥落する事も十分に有りえます。
 年齢的には27才と、まだまだ老けこむには早いんですが、基本ができていないわけですから、もう力的にも通用しなくなっていますので、今場所大負けして幕下に陥落する可能性はかなり高いと思います。

 幕下に陥落したら、おそらく再度十両復帰する気力も体力も無いんじゃないかと思うと、もしかしたら片山を見るのは今場所限りになるんじゃないかと思えてなりません・・・

 協会としては、悪い前例を作ってしまいました。
 誰か、片山本人か阿武松親方に「四股に対する苦言」を言う人は居なかったのでしょうか・・・
 二度と再び、片山のようなおかしな四股を踏む力士が現われない事を願わずに居られません・・・

 ↓ ちなみに、片山の四股に苦言を呈した私の過去の記事です (^.^ゞポリポリ
http://yume-peterpan.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_d367.html

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コメント

 人気先行型の悲しさでしょうかね~?

 格好ばかりに拘って基本がおろそかになると言いますか・・・。

 ホークスにもそういう選手がチラホラ。

 チャラチャラして実力の半分も出せていない・・・。

 

投稿: ナンカイです。 | 2007年7月13日 (金) 17:36

 ナンカイさん、どうもです (^^)/

協会としては、おそらく話題を作りたかったんでしょうが、やっぱ駄目なモノは駄目だと思うんですよ (^^;
 稽古をしているところを見た事がないので断定はできませんが、おそらく稽古場でもあの四股を踏んでいるんじゃないでしょうかねぇ・・・
 本場所の土俵の上だけの事なら、別に何という事もないんですが・・・

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年7月13日 (金) 18:14

 今日も、旭南海との取り組みで、土俵際で突き落とされて5敗目・・・ (ノ_-;)ハア…
 突き落としの決まり手は昨日に続いて二日連続だ。その前日には引き落され、叩きこみで負けた相撲と合わせれば、5敗のうち、前に体が落ちて負けたのが4度という事になる・・・
 いかにこの力士の相撲内容が悪いかが、決まり手を見てもよくわかる・・・

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年7月14日 (土) 15:28

なるほど。すり足を鍛えるというのは、
そんなにデリケートな問題なんですね。
というか、相撲取りの基本かあ。
でも足を高く上げると
股関節が鍛えられていいランナーになるかも…。
失礼いたしました。

投稿: むうさん | 2007年7月14日 (土) 22:21

 むうさん、どうもです (^^)/

 最近は、学生相撲出身の力士たちも増えましたから、相撲のうまい力士は増えたような気もしますが、反面「四股」とか「テッポウ」、「すり足」などの基本がおろそかになっている力士も増えてきたように思います。

 片山も、学生相撲出身ですが、タイトルが足りないので一応前相撲から取ってはいます。しかし、そこは実力が違うのでとんとん拍子に番付を駆け上がっていったんじゃないでしょうか。
 だから、新米親方の阿武松さんも、自身が育てた初の関取としてけっこう甘やかしていたんじゃないのかな (^^;
 基本ができていないままに関取になっても、長く取れるわけはありません。勝負の世界は厳しいのです(苦笑)

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年7月14日 (土) 22:46

 12日目に負け越しが決まった時点で、4勝8敗と絶望的な星内容でしたが、その後3連勝で、最終的に7勝8敗と持ち直したので、来場所も十両の末席になんとか残る事ができそうです。

 しかし、根本的に相撲を変えない限り、来場所以降も苦しい土俵が続きそうです・・・

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年7月22日 (日) 16:40

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