琴櫻
今朝のラジオ番組の中で「琴櫻」の名前を耳にした・・・
先日の名古屋場所で、大関昇進を遂げた「琴光喜」の師匠として、先代の佐渡ヶ嶽親方のコメントが紹介されたものだ・・・
「田宮(琴光喜の本名)には、『琴櫻』を継がせたいんだよ・・・」
琴光喜本人には、それほど思い入れはないが、このコメントには、思わず胸が熱くなった・・・
琴櫻といえば、32才の時に第53代の横綱になり、遅咲きの「姥桜」などと言われた (^^;
しかし、横綱としての在位はわずかに8場所だった事もあり、子供時代には大相撲にはほとんど興味は無かったので、現役時代の印象は薄い・・・ (^.^ゞポリポリ
でも、風貌に似合わない細やかな面を持った人情親方として角界では有名であり、私は親方の中では一番好きな人だった・・・
とにかく弟子の面倒見のイイ親方だった。弟子が廃業して店を開くとなると、必ず店に顔を出し、その足で商店街の顔役に「どうかよろしく」と頭を下げてお願いしていたという・・・
私が大相撲を真剣に見るようになった頃、佐渡ヶ嶽部屋に「琴別府」という力士が居た。体つきが丸く、よく土俵に転がされる事も多かったので、「コロ別府」などと言われた事もある (^^;
その琴別府が引退した際に、故郷の大分県別府市に帰るのかと思ったら、千葉県の鎌ヶ谷市でラーメン店を開いた・・・ (^^;
なんで鎌ヶ谷だったのかはわからないけれど、習志野市に住んでいた事のある私にはよく知っている場所だったので、仕事の帰りに寄ってラーメンを食べて来た事があります (^.^ゞポリポリ
狭い厨房に琴別府が居ると、他の従業員は(二人居ましたが)窮屈そうでしたねぇ(笑い)
おそらく、彼の店にも親方は顔を出して、地元の商店街の会長さんとかに頭を下げたんでしょうね・・・
今でもラーメン屋をやっているのかと思ってネットで調べてみたら、今年店をたたんで実家の豆腐屋を継いだとあった・・・ (^^;
残念だったなぁ、そうと知っていたら、もう一度くらいラーメンを食べに行きたかった・・・ (__;)
その「琴櫻」と呼ばれた先代の佐渡ヶ嶽親方が、今の勢いがあれば綱に手が届くのも夢ではないと言った琴光喜・・・
確かに、優勝はもう一歩のところで逃したけれど、しっかりと地に足の付いた見事な土俵を連日勤めてくれた・・・
朝青龍と白鵬の二横綱の充実ぶりを見ると、正直、横綱昇進はかなり難しいと思うけれど、「琴櫻」を継がせたいと言った先代佐渡ヶ嶽親方のことばを私は尊重したい (^^)v
親方が可能性があると言った以上、私は琴光喜の綱への夢を応援したいと思う o(*^▽^*)o~♪
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コメント
ラーメン屋さん、閉まって残念でした。
そういう曰く付きを楽しめるのも、コアなファンならではですよね。琴光喜が朝青龍に勝つところ、見てみたいなあ。
投稿: むうさん | 2007年7月26日 (木) 17:13
むうさん、どうもです (^^)/
天下の横綱だった人が言った一言ですから、尊重したいですね。
琴光喜には、なんとか綱を締めてほしいと思いはじめている私が居ます。
次の場所あたり、天敵の朝青龍を破って、堂々と優勝してほしいなぁ・・・
投稿: 夢見るピーターパン | 2007年7月26日 (木) 21:09