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2007年7月25日 (水)

祭りの愚行

 東京を代表する祭りの一つである、浅草の「三社祭」ですが、来年の祭りの際には最大の見せ場となる本社神輿の担ぎ出しを中止すると昨日発表した・・・

 

 ここ数年、三社祭では、神輿の上に乗るバカ者が見受けられるようになり、神社側では、「本社神輿の上に乗る事を一切禁止」した上で、「違反者が出た場合には、来年以降の三社祭において、宮出しを中止する」という念書を各町内から取った上での今回の開催だったという・・・

 しかし、それでも神輿に飛び乗る担ぎ手はあとを絶たず、大声を上げたり、扇子を振り回して周りを煽ったとして、7人が都迷惑防止条例違反容疑などで逮捕されたと報道された。

 

 そもそも、「神輿に乗る」という行為がどれほどの愚行なのかを考えれば、いくら活気のある祭りとはいえありえない事なのだが、岸和田の「だんじり祭り」に代表される山車の上に若者が乗って調子を取ったり景気をつけたりするのをテレビなどで見て、真似るような軽率なバカ者が増えたと思われる。

 ここで間違えて欲しくないのは、「山車」「神輿」の違いである。どちらも外見は似ているから勘違いも起るのだろうけれど、「山車」はその名の通り「車」の付いた「乗り物」であるから、最初から人を乗せる事を前提に作られている。
 太鼓や鐘・笛などを鳴らす「鳴り物」たちや、踊り手のような人達が山車に乗って祭りを盛り上げるのである。

 しかし、「神輿」はそういう乗り物ではない。
 「輿」と呼ばれる平台に担ぐための担ぎ棒が取り付けてあり、担ぎ手が肩に乗せて移動する。
 「輿」に乗るのは、昔から天皇などの位の高い人であり、一般の人が乗る事は無かった。例外は、大井川などに代表される渡しで使われた「連台」くらいであろうか・・・

 その「輿」に神が宿るとされる祠などを祀ったモノが「神輿」と呼ばれて祭りなどに用いられるようになった。
 「神様」が乗っているわけだから、同じ輿に人が乗るという事は考えられない事で、場所によっては上から神輿を見下ろす事さえ禁じているところがあるほどだ。

 これは、身近な例に例えると、「仏壇」の上に登る行為に似ている (^^;
 「仏様」や「ご先祖様」を祀ってあるお仏壇に乗ったり登ったりする事は普通の人間ならしないと思う。
 そんな事をしたら「バチあたり」というそしりを受ける事になる。

 

 この「三社祭」に限らず、最近ではあちこちの祭りの場に、こういった騒ぎを起す輩が増えていて問題となっている。
 有名なのは、「ねぶた祭り」で見られる「カラス」であろう・・・

 地元の人達の年に一度の楽しみが、こういった愚かな輩の出現で台無しにされてしまうのは、やはり大きな社会問題だと言わざるを得ない・・・ (__;)

 今回の「三社祭」の決断は、断腸の思いだった事は容易に想像がつく・・・
 結局、こういう愚行によって迷惑をこうむるのは、祭りを楽しみにしていた観光客を始めとする一般の人達だ・・・

 

 オトナなら、もっと自分の行動に責任を持つべきではないのか!

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コメント

それくらいの厳しい措置をとらないと、
制止が効かないという世の中の風潮が哀しいですよね。
北海道の「よさこいソーラン」みたいな新しい祭りでも同じ傾向があるんですよね。

投稿: むうさん | 2007年7月26日 (木) 17:16

 むうさん、どうもです (^^)/

 こういう事も、やはり「大人」がいないという事につながるんだと思います。
 人の迷惑を考えられずに、自分の欲望のままに行動するナンてのは、子供意外の何ものでもないと思います。

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年7月26日 (木) 21:17

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