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2007年7月 6日 (金)

足元をすくわれる

 私も、うっかり間違える事もあり、よく耳にすることばに「足元をすくわれる」というものがある。
 テレビやラジオなどを見聞きしていても、そういうことばを耳にする事が少なくない・・・

 新聞でさえ「足元をすくわれる」という表現をしている記事を見かける事は少なくない。もっとも、この場合は多くが取材をした相手のコメントの中の表現がほとんどだから、間違っているとわかっていても、かってにコメントの内容を変えるわけにはいかないという事なのだろうか・・・ (^^;

 

 話術を商売にしているアナウンサーが間違うのだ、我々が誤用をしてもやむを得ないようにも思うが、この「足元をすくわれる」という言い方はもちろん間違いだ。
 正しくは「足をすくわれる」だ。

 いかにも有り得そうなことばだから、誰もおかしいとは思わずに、用いてしまうのだろうが、よく考えれば「足元をすくわれる」というのは、おかしな言い方だとわかると思うのだが・・・

 

 「掬う(すくう)」とは、下から上へと持ち上げるような事を指して言う。
 「ドジョウすくい」ナンてことばもあるからイメージは容易だと思います。
 また、相撲の決まり手に「すくい投げ」というのがありますが、それがまさに「すくう」事である。

 立ってる人の足をすくえば、誰でも倒れる事になる。「足をすくわれる」というのは、この状態を比喩したことばなのである。

 

 一方「足元」というのは、立っている足の下の事を指している。いわゆる床とか地面とかそういうモノの事だ。いくらなんでも、これは動かせない(笑い)
 脚立か何かの「台」の上にでも立っていれば、話しは別だが・・・ (^^;

 だから「足元をすくわれる」というのは間違いという事になるのだが、意外と多くの方が「足元をすくわれる」と言っているのではないか・・・

 「足元を見る」とか、「足元にもおよばない」ナンてことばもあるから、おそらくはそういうことばとごっちゃになってしまったのだろうとは思うが(苦笑)

 

20070706001_2  似たような間違いに「的を得る」というものがあります。これも「的を射る」ということばがいつの間にか誤って聞き伝えられるようになったものだ。

 「的」というものは、言わずもがなで、弓の「的」の事である。
 だから「射る」モノであって「得る」モノではない (^◇^) 。。。ケラケラ

 

 また、スポーツなんかで「檄をとばす」なんていう言い方もよく使われる。
 これも用い方としては誤りで、あえて言うなら「喝を入れる」と言うべきだろう (^^)v

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