ひとりの悲しみ
先日お亡くなりになられた、天才「阿久 悠」を偲んで・・・
追悼の記事です (^.^; ポリポリ
ひとりの悲しみ ズー・ニー・ヴー
阿久 悠作詞/筒美京平作曲
明日が見える 今日の終わりに
背のびをしてみても 何も見えない
なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ
こうしてはじまる ひとりの悲しみが
心を寄せておいで あたためあっておいで
その時二人は何かを見るだろう
一人がだまって いたい時には
一人はなぜかしら 話したくなる
なぜに 二人だけが なぜに 話せないの
こうしてはじまる ひとりの悲しみが
こころを寄せておいで あたためあっておいで
その時二人は何かを見るだろう
やや、マニアックな話題になってしまいますが、この「ひとりの悲しみ」という作品をご存知の方は相当コアな方という事になる(笑い)
私も、この作品を知ったのはそんなに昔のことではない。
一応、昭和45年の2月に発売されたという事ですが、ズー・ニー・ヴーといえば「白いサンゴ礁」という事で、いわゆる「一発屋」と呼ばれるアーティストの一人だ・・・
で、20年くらい前の事ですが、この作品を初めて聞いた時の感想は・・・というと・・・
あれ? 「また逢う日まで」の替え歌かぁ (?。?)
実は、この作品は、昭和46年の3月に、尾崎紀世彦が歌って大ヒットした「また逢う日まで」の元歌だという事を後で知った (^.^ゞポリポリ
あの印象的なイントロも、曲全体のアレンジも、「また逢う日まで」とほとんど一緒だ。
歌詞だけが「尾崎紀世彦用」に新しく書き直されただけで、片や日本レコード大賞に輝き、片やほとんど日の目も見ずに消えていった・・・
この差はいったいナンなんだろう・・・ (^^;
作詞家の阿久悠の元に、ある依頼が舞い込む・・・
「ひとりの悲しみ」という良い歌があるんだが、なぜかパッとしない・・・
良い新人歌手が居るので、この曲を歌わせたいから、一つ歌詞を新しく書き直してくれないかと・・・ (^^;
そして書き直した作品が「また逢う日まで」という事で、尾崎紀世彦自身はもとより、阿久悠本人も、この作品をきっかけにして一気にブレイクしていく・・・
実におもしろいエピソードだと思う・・・
ちなみに、尾崎紀世彦の方の「また逢う日まで」の歌詞です (^^ゞ
阿久 悠作詞/筒美京平作曲
また逢う日まで 逢える時まで
別れのそのわけは 話したくない
なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ
たがいに傷つき すべてをなくすから
二人でドアを閉めて 二人で名前消して
その時心は何かを話すだろう
また逢う日まで 逢える時まで
あなたは何処にいて 何をしてるの
それは知りたくない それはききたくない
たがいに気づかい 昨日にもどるから
二人でドアをしめて 二人で名前消して
その時心は何かを話すだろう
ちなみに、それぞれの動画です (*^.-^*)♪
聴き比べてみるのも、一興かと・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
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