非嫡出子
東京都世田谷区の事実婚の夫婦が、お互いの間にできた女児の出生届が区役所で受理されないのは違法だとする訴えが、東京高裁で棄却されたと報じられた。
事実婚の夫婦の間にできた子供は、嫡出子とは認められないために、私生児として扱われ、出生届には「非嫡出子」と記載する決まりになっている。
夫婦は「非嫡出子」という表記が差別だとして記載を拒んだために、区役所は受理を拒否した。
これが納得いかないという夫婦の主張だが、1審の東京地裁では子供の利益を優先して住民票の作成を命じた。
しかし、これは法を無視したおかしな判決だ。
今回の高裁の判断は、極めて当然の判決と言える。
決められたルールを個人的な主張で一方的に無視しておきながら、それが通らないからと裁判に訴える・・・
こういうのを典型的な「バカ親」というのではないか。
入籍しない事情がどういうモノなのか、それは二人の勝手だが、生まれてきた子供にはナンの責任もない。自分等の勝手な主張をかざして、生まれてきた子供に2年間以上も戸籍を与えないのは親としてあまりにも無責任だ・・・
どういう理由があるにせよ、民法で決まっている以上、とりあえず決まりにしたがって出生届を提出し、子供の戸籍を作るのが親としての道義であり、責任だろう。
その上で、不服があるのなら司法の判断を仰いで自分たちの主張が通るように戦っていくべきだと思う。
4月に、高田夫妻の代理出産の件を記事にしたが、今回の夫婦の主張はそれと根本的には同じだ。
http://yume-peterpan.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_5a05.html
子供には子供の人格も有り、人生も有る。
親なら、まず子供の福祉を最優先に考えるべきだ。
自分たちの思想や主張はその次だ!
子供を人質にとって社会に対して無理難題を要求する・・・
やっている事自体は、まるで誘拐犯らと一緒ナンじゃないのか!
要求するものが「カネ」か「戸籍」かの違いだけだ。
卑怯だぞ~(怒り)
子供は、親のオモチャでも私有物でもないんだぞ!
夫婦は、さらに上告をすると報じられている・・・ (ノ_-;)ハア…
| 固定リンク
コメント