« 星 | トップページ | ペットの死 »

2007年11月26日 (月)

一ノ矢 充

 最後の最後まで盛り上がりに欠けた、大相撲の九州場所が終わった・・・
 形の上では、白鵬の二場所連続の優勝と、一応それなりの結果には終わったが、千秋楽のあの一連の体たらくはナンだ!!!

20071126003  前日まで素晴らしい土俵を勤めて来た千代大海の突然の負傷欠場、それに伴い、史上初の賜杯を争う力士の不戦敗による白鵬の優勝決定、そして、優勝の決まった白鵬の最後の最後に見せた無様な敗戦・・・

 いくらナンでも、横綱がひっくり返されて一年が終わるというのはいかがなものか・・・ (ノ_-;)ハア…
 同じ負けるにしても、「負け方」というモノがあるんじゃないのか! q(`o')ブー!!
 アレでは、横綱の威厳もナニもあったモンじゃない・・・(怒り)

 私が観戦し続けた20年の大相撲の歴史の中でも、こんな最低の場所は初めてだった・・・ (__;)


20071126002  そして、そんな中、長い力士人生に静かに幕を下ろした一人の力士が居た・・・

 一ノ矢・・・ そういう四股名の力士が角界に居た事を、長い大相撲の歴史の中でも大部分の人はご存知ないと思う・・・
 なにしろ、最高位は三段目の6枚目という事で、関取はおろか、幕下にも上がれなかった力士だから、テレビに映る事もなく、お昼前後のほとんど観客の居ない暗い館内で土俵を勤める事が多かったので、彼の名前をご存知の方はかなりコアな大相撲ファンという事になる・・・

 成績だけを見れば、特に語る事もないような力士ではあるけれど、角界ではこの一ノ矢の存在はとても大きかった・・・

 なぜか・・・

 それは、この力士の生年月日が1960年12月28日という事で、来月47才を迎えるという現役最年長力士であり、昭和以降の最高齢力士を更新し続けて来た名物力士だからだ。
 私よりも2才年下の力士が、今でも大相撲で現役を勤めているという事自体が驚きであり、信じられない事だ・・・ (^^;


 一ノ矢の相撲人生は、入門の時から試練の連続だった・・・
 大学卒業後、相撲を諦めきれずに決まっていた高校の教職を蹴り、当時の若松部屋に入門したものの、173cmの身長をクリアする事ができず、O脚を直したり、頭にシリコンを埋め込んだりと努力はしたが、新弟子検査を何度も何度も落ち、見るにみかねた当時の検査の計測係だった鏡山親方(柏戸)の目こぼしで通してもらったという・・・ (^^;

 一ノ矢の初土俵は、83年の11月場所。一ノ矢と同じ年齢の力士の一人に旭富士が居るが、この頃旭富士は新入幕を果たし、90年に横綱となって、92年には引退をした。
 一ノ矢は、それから15年以上も現役を勤めて来た事になる (^^;

 もちろん、プロである以上、好成績を上げる事が自身の生活を守る事であり、現役を続けるための必要条件でもある。
 しかし、世の中には「無事これ名馬」という格言もある。どんなアスリートであれ、プロ生活を長く続けるという事は、それ自体が口で言うほど生易しい事ではない。
 特に、このところロクな稽古もせず、ロクなモノも食べず、やたらと体ばかり大きくなってケガばかりしている張り子のような関取が多い中で、丸24年間も土俵に上がり続けた一ノ矢「力士の鏡」と言えなくはないか・・・

 何度も何度も角番を繰り返し、今場所もやっとの思いで勝ち越しを決めた大ベテランの魁皇でさえ今年35才、その現役生活は19年半と、一ノ矢には及ぶべくもない・・・

 個人的には、やはり「細く長く」のアスリートが好みナンだなぁとあらためて思いました (^.^ゞポリポリ


20071126001  今場所は、初日から連日閑古鳥が鳴く福岡国際センターだったが、初めて「満員御礼」が出た13日目の23日、一ノ矢は4勝2敗で通算1002回目の取組のために、観客もまばらな午前11時過ぎの土俵に上がった・・・
 相手は26才も年下の佐藤 (^^;
 熱心なファンの拍手に後押しされたものの、寄り切りで破れ、取組後に現役引退を表明し、24年間の土俵生活に別れを告げた・・・
 「土俵に上がるのが夢だったので1000回以上も取れて幸せ。悔いはない」・・・と、一ノ矢は語った。
 関取と違って、幕下までの力士は一場所に七番の相撲を取る。1年間皆勤したとしても42回の土俵数にしかならない。だから、幕内力士などの1000回とはワケが違う・・・

 その席で、数年前に取材で知り合った元雑誌編集者との婚約も発表した。土俵では掴む事のできなかった「金星」を、一ノ矢は土俵を下りてからしっかりと手にした (o^∇^o)ノ

 今後は、高砂部屋のマネージャーとして部屋を支えていくという・・・
 趣味はパソコン (^^; という事で、高砂部屋の公式サイトの運営・更新を担当している一ノ矢・・・
 部屋では、あの朝青龍でさえも「一ノ矢さん」と敬意を込めて「さん」付けで呼んでいると言う(笑い)
 新弟子の頃から、ずっと角界のしきたりや生活習慣などの面倒をみてもらったので、朝青龍は一ノ矢には頭が上がらないそうだ (^^;


 私のヒイキの高砂部屋・・・
 指導力不足を問われ、親方の引退もささやかれる中、ナンとも心暖まる一ノ矢の引退だった・・・

 一ノ矢 充! 本当にお疲れ様でした・・・
 頑張れ! これからも、ずっと応援していくぞ~ o(*^▽^*)o~♪

|

« 星 | トップページ | ペットの死 »

コメント

今場所はほとんど、見られませんでした。
確かにひどい終わり方でしたね。
「一ノ矢」。これから注目してみてみます。

投稿: むうさん | 2007年11月26日 (月) 18:05

 むうさん、どうもです (^^)/

 あの・・・ (^^;  一ノ矢は今場所限りで引退したので、見るといっても叶わないと思うのですが・・・ (^^;;;
 高砂部屋のマネージャーという事で、もしかしたら件の騒動の中、度々耳にした朝青龍の「マネージャー」というのが一ノ矢だったのかしら・・・ (?。?)

 それはともかく、白鵬にはどうにも横綱としての「貫禄」を感じませんねぇ・・・ (ノ_-;)ハア…
 例えるなら、旭富士のようだ・・・ (__;)
 あまり存在感のないオマケのような横綱・・・ (^^;
 そういえば、同じ不知火型の土俵入りだし、その型も旭富士から教わったというし・・・ (^^;;;

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年11月26日 (月) 19:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/179664/17187373

この記事へのトラックバック一覧です: 一ノ矢 充:

» 日田温泉 亀山亭ホテル-九州大分県日田市- [日田温泉 旅館 亀山亭ホテル]
大分県にあるやすらぎと味の宿 日田温泉 亀山亭ホテル でございます。創業百二十余年になる老舗で、 夏秋は鵜飼いと屋形船。特に、8階展望風呂の 夕陽の眺望がすばらしい。 [続きを読む]

受信: 2007年11月26日 (月) 08:29

« 星 | トップページ | ペットの死 »