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2007年11月 3日 (土)

采配

20071103001  この歌は、かつて一世を風靡したテレビアニメの「巨人の星」の主題歌です。
 とても有名な作品ですので、誰でも一度くらいは耳にした事があるんじゃないでしょうか。

 この主題歌では、おもしろい勘違いがまことしやかに言われており、その気になった人も居たりして・・・ (^.^ゞポリポリ
 実際、私の前妻はそのように信じ込んでいた一人でした(笑い)

 その勘違いとは「重いコンダラ」伝説・・・ (^◇^) 。。。ケラケラ
 グラウンドを整地するあのでかいローラーの事を「コンダラ」という名前だと思っていた人も居ると聞きます。

 それはともかく、もう40年くらい前の事ですが、私も小学生の頃に真剣にこのアニメを見ていた一人です (^.^ゞポリポリ

 1番の歌詞は、番組の中でも流れていましたから有名だと思うのですが、2番・3番の歌詞となるとかなりマニアックな人でないとご存知ないと思います・・・

 その2番の歌詞の中に「腕も折れよと投げぬく闘志・・・」という一節があります。
 実際にマンガの中で飛雄馬は、甲子園大会の決勝戦で親指の爪が割れているのにもかかわらずマウンドで投げ続け、最後は花形にホームランを打たれてしまいます・・・

 また、大リーグボール3号では、投げる毎に腕の筋肉が蝕まれる事を知りながら、それでもなおパーフェクトゲーム達成のために投げ続けます。
 結果、左腕は使い物にならなくなり、投手生命を絶たれてマンガは終了します。

 まぁ、マンガと現実を一緒にして語るのもどうかとは思いますが、アスリートの中には、自分の体を犠牲にしても結果を残したいと思う選手が居る事は事実です。

 駅伝なんかを見ていますと、途中で故障した時なんかでも、チームのためにタスキをつなごうと走るのを止めようとしない光景をよく目にします。
 最も印象に残っている駅伝の途中棄権は、箱根駅伝の72回大会で4区を走った山梨学院大の中村祐二と、78回大会で2区を走った法政大の徳本一善のそれでした・・・
 二人とも、監督が声をかけても走るのを止めようとはせずに走り続け、最後は監督に抱き抱えられて止まり、そして母校のタスキはそこで途切れてしまいます・・・
 これがマラソンならとっくに走るのを止めていたのでしょうが、駅伝は団体競技ですから自分の都合だけでレースを止めるわけにはいかなかったのでしょう・・・ (__;)

 翻って、一昨日の日本シリーズの第5戦、8回まで打者24人をパーフェクトに抑えていた山井に替えて、落合監督は9回のマウンドに守護神の岩瀬を投入した・・・
 これについてはいろいろと意見もあるだろう。

 この交代劇について、落合監督本人は「正直、続投させたかった。マメをつぶしてなければ迷うところだったが、代える分には抵抗はなかった」と説明した。
 本当のところはどうだったのかは伝えられてはいない。マメを潰したのは試合の中盤だったという声もあるし、山井が自分で交代を告げたとも言われている。また、森バッテリーチーフコーチが山井に打診をして決めたとも言われている・・・

 しかし、結果的に落合はあとアウト3つを先発の山井ではなく岩瀬に託した。
 岩瀬は、キッチリと3人でハム打線を仕留め、中日は優勝を遂げた・・・

 結果から言えば、この采配は間違ってはいないし、さすがに落合だと私も正直思う。
 思うが・・・
  さすがにそりゃぁないぜ!と私は言いたい。

 マメを潰していたのが本当だとしても、8回を投げ終えて86球、かなりの省エネピッチングだ。
 球数が少ないからといって必ずしも省エネだとは言いきれないが、それでもここまで完璧に打ちとってきたわけだから、いまさらマメがどうこう言うのもおかしなハナシだ。

 まして、それまでパーフェクトに押さえてきたワケだから、9回表のハムの攻撃は7番の金子誠からという事になる。相手もプロだから、下位打線だからといって極端に力が落ちるワケではないだろうが、少なくてもクリーンナップに比べれば力の差はあるだろう (^^;

 1-0という事で、リードは僅かに1点という事を考慮しても、とりあえず先発の山井に投げさせるのが監督の采配だったのではないか・・・
 仮にそこで打たれても、それで終わるわけじゃないだろう。
 そこであらためて岩瀬を投入すれば良いだけのハナシだ。

 たとえあの試合を落としても、第5戦だから取り返しは効かないわけじゃない。
 まぁ、非難はされるだろうが、そのくらいの度量が無ければ監督なんて勤まらないと私は思うよ (^◇^) 。。。ケラケラ

 こういうつまらない采配は、私の大嫌いな川上とか森などがよくやった。
 そして、試合に勝って、ファンを失っていった・・・

 冒頭の「巨人の星」ではないが、自分の身を削ってでも記録にこだわりたいと思うのがアスリートの心情だ。
 まして、タダの記録ではない。「完全試合」がかかっていたわけで、マメが潰れたとしても、いや、たとえ腕が折れたとしても、このチャンスにかけたいと思うのが投手としての願いだったのではないか・・・

 飛雄馬はマンガの中でパーフェクトのために左腕を捧げた・・・ (^^;
 パーフェクトなんてそうそう達成できるチャンスは無いわけだから、あそこまでいったのならよけいにこだわりたいと思うのが投手としての普通の心情だと思う。

 その可能性を奪う事がどれほどの「罪」なのか、野球を知っている人間ならわからないはずが無い・・・ (__;)

 一応、山井本人は試合後に「この試合は個人記録よりチームの勝利が優先。最後は岩瀬さんに投げてほしかった」と語り、「それに、こういう場所に立てるだけでもなかなかできないこと。去年のこととかを考えると・・・」と続けたという・・・

 まぁ、試合後に選手が采配を批判する事はできないわけだし、優勝してしまえば交代させられた悔しさも多少は和らいだろうから、山井はオトナのコメントを残したともいえる。

 しかし、もしこのコメントが山井の「本心」だったとしたら、私は悲しい・・・

 プロなら欲を持てよ!
 野心の無いアスリートなんて存在価値は無いよ。
 自分の力を信じて、投げさせてくれと監督に直訴しろよ。

 そのくらいの意地と根性、そしてプライドが無ければ、この先プロとしては通用しないと私は思うよ。

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コメント

誰もが山井が投げると思っていた。
誰もあそこで換えるなどとは思っていなかったでしょう。
自分も、TVを見ていて、9回の交代は、守備固めかなーと思ってみていました。
この采配は、中日のベンチの人間しか真実は知らないわけだし、これからも謎のままでいいと思う。
回りがとやかく言うべきことではなく、本人達が納得の上で、勝利に向かって行ったのだから。
そう思うようにしてますが、夢さん、そう思うしかないですよね。

投稿: すが太郎 | 2007年11月 3日 (土) 06:34

 すが太郎さん、どうもです (^^)/

 そうですよね、あのベンチで何があったのか、永久に謎のままだと思います。
 そして、落合采配は、結果として評価されるのだと思います。


 世の中には、割り切れない、そして正解の無い事が往往にしてあります。あの交代劇も、良かったのか悪かったのか、いろいろ言われるのでしょうが、正解にたどり着く事はできません。
 しかし、だからこそ我々第三者は無責任にあれこれ語り合う事が出きるわけで、それはそれで楽しくて大切な事だと思いますよ。

 よく、プロの監督が決めた事だから、素人が口を出すべきではないなどとおっしゃる方も居ますが、それは大きな勘違いだと思います。
 批判されたり文句を言われたりするのは、プロなら当然の事で、そういう事も含めて彼等は「プロ」なワケです。

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年11月 3日 (土) 07:55

ピータさん、おはようございます☆

色々な説がありますね・・・

私の母と朝の食事中に話してましたが、山井が「松坂・斉藤和・渡辺俊・川上・ダル」クラスの投手なら、本人も意地でも投げた・・・もしくは監督も変えなかったのでは?と言ってました。

どの変が本当なのか、さっぱり分かりませんが・・・
ちなみに私・・・投球数は全く考えてませんでした(苦笑)
少なかったんですね。。。

投稿: カウっち | 2007年11月 3日 (土) 09:32

 カウちゃん、どうもです (^^)/

 ブログの方にも書きましたが、いろいろな意見があってイイんじゃないですかね。
 それだけ皆さんが真剣に考えている証拠でしょ (^^)v


 いけないのは、外野がよけいな事を言うなとか、素人のくせに黙っていろとかのどうしょうもない意見です。

 試合そのモノを全く見ていませんから、あくまでも新聞などの報道を見聞きしてのコメントですが、だからこそ第三者の立場で意見が言えるわけで・・・ (^.^ゞポリポリ

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年11月 3日 (土) 09:55

ピーちゃん、またまたどうもです^^

私のブログで言った発言は、(言いたい・・・・)スルーで(汗)。。。

色々な意見に関しては勉強にもなったりしますし・・発言事態は色々あっても良いとは思います。。

私の方は今日はいっぱい更新できそうです♪♪

無理やり話題変えてる。。
休みって良いなぁ~☆

投稿: カウっち | 2007年11月 3日 (土) 11:26

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