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2007年12月18日 (火)

続・幸運せんべい

 先週、千葉市花見川区に在る「幸運せんべい」をご紹介しました。
http://yume-peterpan.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_da52.html

 そこで、すが太郎さんやむうさんから「幸運せんべいの由来は?」というコメントを頂きまして、せっかくお店に行ったのにそんな基本的な事も聞けなかった自分が情けなくて、今日あらためて行って聞いてきました (^.^ゞポリポリ


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 お店の中の様子です。一応写真に撮って良いかどうか確認してから、カメラを取り出してシャッターを切りました (^^)v


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 今日買ったのは、銚子でブームになっている「ぬれせんべい」(苦笑)
 一袋、315円で、二枚ずつ小袋に入ったものが8袋、計16枚のぬれせんべいが入っていました。
 別に、銚子で作ったものではなく、ここのお店で製造したオリジナルだそうです。

 私は、生まれて初めて「ぬれせんべい」というモノを食べてみましたが、なるほど、確かにしっとりとした手触りで、チョッと見た事がないせんべいです (^^;
 しな~っと煎餅が曲がるし、食べた食感もまさに湿気た煎餅そのモノです (^◇^) 。。。ケラケラ
 パリッとした歯ごたえは全く無く、フニャッとした感じが煎餅という感じをさせません。例えるなら、しょう油を付けて焼いたお餅のあの感じです(笑い)


 これは、その製造方法に秘密があるわけですが、簡単に手順を述べると・・・

 普通の煎餅の場合・・・
 1:生地(お米を挽いて蒸し、型にぬいたもの)を乾燥させる
 2:焼く
 3:常温まで冷ます
 4:醤油につける
 5:乾かす
 6:袋に詰める

 「ぬれせんべい」の場合・・・
 1:生地を乾燥させる
 2:焼く
 3:醤油につける
 4:すぐに袋詰めをする


 確かに美味しい事は間違いないのですが、ただこの商品はチョッとしょっぱすぎるなぁ (^^;
 これ、お茶がないとノドが乾いて食べられませんよ~ (^^;

 個人的な好みでは、前に食べた固焼きの上品な味の煎餅の方がずっと好きだなぁ (^.^ゞポリポリ
 今度、機会があれば、銚子のぬれせんべいを買って食べ比べてみます (^^)v


 ところで「幸運せんべい」の名前の由来ですが、このお店の創業者が、十代の頃に東京に在る「甲運せんべい」というお店で修業をしたそうです。それで、二十歳の時に独立してお店を出す際に「こううんせんべい」という名前をそのまま受け継いだそうですが、文字は易者とかに占ってもらって、お店もお客さんも「幸運」になるようにと「甲運」を「幸運」に変えたんだそうです。
 個人的には「幸運せんべい」の方で正解だったんじゃないかと・・・ (^.^ゞポリポリ

 それが戦後となる昭和25年頃だそうですので、50年以上お店を続けている事になります。

 応対していただいた方は、創業者の娘さんだそうで、私と変わらないくらいの年齢の方でした。という事は、お店はすでに二代目に入っているのかな (^^ゞ
 誰が焼いているのかまではチョッと抵抗があって聞けませんでしたが・・・ (^◇^) 。。。ケラケラ

 しかし、315円の煎餅一袋でここまでずうずうしく根掘り葉掘り聞いて、あまつさえ写真まで撮っていくお客は、お店から見れば迷惑な客でしょうね~(爆笑)


20071218016  ちなみに、ネットで検索したら、東京の荒川区の尾久橋のそばに「甲運せんべい」というお店が在るのがわかりましたが、このお店が修業したお店かどうかはわからないものの、そこのお煎餅の写真を見ると、先日私が食べた固焼きの煎餅とそっくりですので、おそらくここがそうなのか、その系列のお店だと思われます。

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コメント

「幸運せんべい」の由来を調べて頂いてありがとうございました。
でも、さらに疑問が・・・
「甲運せんべい」の「甲運」の由来は何なんでしょう?
荒川のそのお店、気になりますねー

投稿: すが太郎 | 2007年12月19日 (水) 00:03

 すがさん、どうもです (^^)/

 ・・・ (^^; ・・・
 え~と、それについては・・・ (^.^ゞポリポリ

 名前から考えられる事は、おそらく「幸運」がベースにあって、十干の「甲」の年に創業したから・・・とか、亀の甲羅のように固い煎餅だから・・・とか・・・ (^^;

 その真意は不明です・・・ m(_ _;)m

投稿: 夢見るピーターパン | 2007年12月19日 (水) 07:28

甲運は山梨県甲府市川田町の旧地名甲運村から来ています。
私の家から四代前に分家した家の長女が夫と東京の墨田に出て、始めた煎餅屋さんが元祖です。
工場は繁盛し4人の息子にもそれぞれ店を持たせ、修業した職人にものれん分けをして店を持たせました。
しかし戦時中の食糧統制により、米菓の製造は出来なくなり同業者と給食用のパンなどを製造していましたが、戦後しばらくして店を閉めました。現在残る甲運もしくは幸運煎餅は皆のれん分けをしたお店です。

投稿: No Name | 2016年9月12日 (月) 17:56

 どなたか存じませんが、貴重なコメントをありがとうございました m(_ _)m

 せっかくご来店頂きましたが、今現在この居酒屋は休業中のため、何のおかまいも出来ませんで心苦しい限りですが、なにとぞご了承ください ・・・ (^^ゞ

投稿: 夢ピ | 2016年9月13日 (火) 16:02

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