刀狩り
長崎県の佐世保市のスポーツクラブで、14日夜に起きた猟銃の乱射事件ですが、銃が一般的に普及しているアメリカならともかく、日本国内でこういう事件が起きるというのは、信じられない思いと同時に、銃に関する法律にも問題が有るのではないかと思わずにはいられない・・・ (__;)
アメリカで時々起こる「銃の乱射事件」ですが、起こる度にどうしてあんな危険なものを野放しにしているのかと思ってしまう・・・
「銃」というものは、その存在そのモノが「人を殺すため」に有るわけですから、それを誰もが持って良いとなると、先の「乱射事件」のような悪夢はいつでもどこでも起こり得る可能性は有るわけですから、この先も銃の犠牲になる人は後を絶たないでしょう・・・ (ノ_-;)ハア…
しかし、アメリカではこういう「乱射事件」が有ると、銃を規制しようという声が上がるのかというとそうではなくて、逆にもっと市民が銃を持って、こういう「危ない」人間を見つけたら即座に撃ち殺そうという声が上がる方が多いのだという・・・ (^^;
現に、今月の9日に米西部コロラド州にあるキリスト教団体の教会駐車場でも、信者らが撃たれた。この時の容疑者は教会の警備員によってその場で射殺された。警備員が銃を持っていて、即座に射殺したので大きな被害が出なかったと多くの人が考えているという事で、アメリカでは銃規制なんて夢のまた夢なのかもしれない・・・ (__;)
翻って、我が国では、一般の人が銃を持つ事は「銃砲刀剣類所持等取締法」によって固く禁じられている。
これは、元をただせば、豊臣秀吉が全国に向けて行った「刀狩令」が、その後も一般市民に「銃や刀」などの武器を持たせないという事で、今に至っているわけで、個人的にはあまり好きではない豊臣秀吉ではあるが、そういう点では彼の功績は大いに評価できると思わざるを得ない。
アメリカも「刀狩り」をやればイイんですよ!
大々的に、そして徹底的にね。
ブッシュも、アフガニスタンとかイラクとかに戦争を仕掛けている場合じゃない、もっと足元に目を向けてマジで「銃規制」でもやれば、リンカーンと肩を並べる事ができるくらい、歴史に名を残す偉大な大統領と呼ばれる事ができると思うんだけどなぁ(苦笑)
ま、共和党じゃムリか (^◇^) 。。。ケラケラ
しかし、我が国では、空気銃や猟銃は規制されているとはいえ、都道府県公安委員会の許可を受けることにより誰でも所持することができます (^^;
誰でもといっても、そこは「銃」ですから、狩猟や有害鳥獣駆除、クレーなどの標的射撃に携わる者に限るという制限もあるのですが、年がら年中そういう事をしていなくても、時々する程度でイイわけですから、実際には無いのと一緒です。
しかも、銃は個人が自宅で保管する事ができるわけですから、佐世保での事件のような事が今後とも起こらない保証はありません。
だいたい、先の限定用途ですが、狩猟や有害鳥獣駆除なんて年中行っているわけではありませんし、狩猟期間なども決まっているわけですから、自宅に通年置いておく必要なんて無いわけです。
どこか定められた場所に集めて保管しておけば、勝手に持ち出す事もできないわけで、安全だと思います。
必要な時に、必要な人がキチンと手続を踏んだ上で持ち出す事にすれば、よけいな事故や事件など未然に防げると思います。
また、標的射撃なら、その施設内で保管して持ち出し厳禁にすればイイわけで、何も自宅から持って来なくても良いと思いませんか?
確かにそれでは煩わしいと思いますが、モノが非日常な殺人道具に成り得るという事を考えれば、煩わしいくらいでちょうど良いんですよ。
何も、許可を受けた人が個人で保管管理をする必要なんて全く無い!
チョッと、法律が甘いんじゃないかと私ナンかは思っています。いや「甘い」というよりも、むしろ「不備」なんじゃないのかな(怒り)
今回の佐世保の事件もそうですが、その前に今月9日に東京の目黒で起きた射撃用ライフルの暴発事故でも、自宅に銃を保管さえしていなければ起こり得なかった悲劇だという事を考えれば、いくら所持許可を持っていたとはいえ、自宅で個人が銃を保管するべきではないと私は思うのですが・・・
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コメント
私も同じこと考えていました。
わずらわしいなんて言い訳、この『凶器』には通りませんよね。
投稿: ☆ | 2007年12月16日 (日) 23:34
☆さん、どうもです (^^)/
まぁ、他所の国は他所の国で、風習も考え方も違うわけですからやむを得ないとして、我が国では徹底的に取り締まる方向がイイのではないかと思う次第です (^.^ゞポリポリ
最近、世の中が物騒で・・・ (^^;
投稿: 夢見るピーターパン | 2007年12月17日 (月) 00:16