国境
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。・・・」
私自身は読んだ事がない (^^; ですが、これは、川端康成の代表作の一つで「雪国」の有名な冒頭の一節です。
すでにあちこちで語られているとは思いますが、この文を「こっきょうの・・・」と読んでいる方がほとんどなのではないか・・・
川端康成自身も、何かのインタビューを受けた際に「こっきょうの・・・」と言ったと言われているので、それはそれでいいのですが、四方を海に囲まれた島国の日本には、本来「国境」と呼ばれる場所は一切無いので、「こっきょうの長いトンネル」と言われても、それはどこの国のハナシなの (?。?) という事になってしまいます (^◇^) 。。。ケラケラ
かつての日本には「国」と呼ばれたところがいくつも存在しました・・・
有名なのは、江戸時代に「関八州」と呼ばれた関東の「上野国(こうずけのくに)」・「下野国(しもつけのくに)」・「常陸国(ひたちのくに)」・「安房国(あわのくに)」・「上総国(かずさのくに)」・「下総国(しもうさのくに)」・「相模国(さがみのくに)」・「武蔵国(むさしのくに)」だろう。
この「雪国」という小説の冒頭に出てくる「国境」も、群馬県の「上野国」と新潟県の「越後国(えちごのくに)」との境の事を言っているわけで、本来なら「くにざかいの・・・」と読まれるべきです。
まぁ、そういう些細な事をどうこう言ってみても栓無い事なので、どうでもいい事ではありますが、一つの知識として知っていてもムダではないんじゃないかと思いますよ (^◇^) 。。。ケラケラ
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コメント
こんばんは^^
国境ですか・・・・
かなり昔ですが、タイからミャンマー(ビルマ)に入るのに
私設の税関(地元有力者が作ってる)に10$払うと、
武装した、ボディーガードがミャンマー側まで送ってくれました^^
むろん、密入国です^^;
帰りは向こうの私設税関で同じようにするのです^^;
映画で有名な、クワイ川鉄橋を遠目に見ながら、山の中
を進む行程は、なかなかワイルドですよ^^
投稿: GF | 2007年12月26日 (水) 22:09
GFさん、どうもです (^^)/
国境なんて、日本から出た事の無い私には映画の中の世界でしかありません・・・ (^.^; ポリポリ
しかし、危ない橋を渡っているなぁ・・・ (^^;
それとも、単なるアドベンチャーなのか・・・(笑い)
投稿: 夢見るピーターパン | 2007年12月26日 (水) 22:21