優生
生き物の宿命として、その命には限りがある・・・
どんな生き物であったとしても、その定めからは逃れる事はできない。
それは人の場合でも同じだ・・・
しかし、生き物は、己の命が終わりを迎えた後にも種が絶えないようにと、綿綿と命の受け渡しを行っている。
生殖活動を行い、子孫を残そうとする行為がそれだ。
自らの遺伝子を後世に残そうとするのは、いわば動物としての「本能」であり、それがあるから種が絶える事はない・・・
しかし、それは本能的に行われる事ゆえ、意外とおもしろい現象が見られます・・・ (^^ゞ
オスは、自分のタネをできるだけたくさんのメスに与えようとする。そうすればメスの中で命を落すものがあったとしても、自分の遺伝子を持った子供が生まれて来る可能性は高まり、次の世代へと確実に遺伝子を受け継いでいく事ができるから・・・
そこには打算も何も無い、とにかくタネを与えるメスの数は多ければ多いにこした事はない (^^ゞ
だから、体内で生産する精子の数もとても多い(苦笑)
しかし、メスの場合はかなり事情が違う・・・
受精するために体内で作られる卵子は、どんな動物でもそれほど多くはない。
だから、メスはできる事なら少しでも優れたオスの精子を受け入れたいと思う・・・ (^^;
そうする事が、生まれてくる子供がより優秀となり、生き残る可能性が高いと本能で知っているから・・・
これは「優生」という考え方です。
だから、自分のモノにしたハズの優秀なオスが、他のメスと関係を持つ事は許せない・・・
わかりやすく言うと、自分だけのオスでないと困るわけです。
なぜなら、自分が選んだ優秀なオスと、他のメスとの間に生まれた子供は、もしかしたら自分の子供よりも優秀な子供として生まれて来る可能性があるからで、場合によっては自分の子供の存在が脅かされる事にもなる可能性も無いとはいえないから・・・
人も、動物である以上、同じような事を本能的に感じて行動しています。
しかし、人と動物が根本的に違うのは、多くの場合「一夫一婦制」を採っている場合が多いので、恋人とか奥さんとかの決まった相手の居る男性が他の女性と関係を持つのは「浮気」という事になってしまいます (^.^ゞポリポリ
でも、本能があるのでステキな女性を見るとついフラフラ~っとしてしまう事は少なくありません(笑い)
まぁ、道徳的、倫理的な観点から、あきらめる場合がほとんどなのですが・・・ (^^;
女性は女性で、自分の恋人や夫が、自分以外の女性に色目を使う事を許そうとはしません (^^;
それを一般的に「嫉妬」とか言ったりしますが、動物学的に言うと、先の「優生」という考え方からきているわけなので、自然な事ナンですね (^◇^) 。。。ケラケラ
自分以外の女性との間に彼の子供ができないようにと、事前に警戒しているわけです (^^;
しかし、別な女性との間に子供ができちゃっても、困るのは女性だけではなく、男性も困ると思うのですが・・・ (^.^ゞポリポリ
もちろん、デキちゃった女性が一番困るのかな・・・ (^^;
以上の事から、男性が浮気をした場合、女性は男性を責めるのではなく、憎しみは浮気相手の女性に対して向けられる事になります。
なぜなら、自分の選んだ男性の子供を他の女性に作られては困るからです (^^;
逆に、女性が浮気をした場合には、男性は浮気相手の男性を責めるのではなく、浮気した女性に対して憎しみを抱く事になります。
もちろん、他の男性の子供を作られては困るからナンですね (^◇^) 。。。ケラケラ
まぁ、今はDNA鑑定とかできますから、誰の子供か後からわかりますが、トラブルの元は絶っておくにこした事はないわけで・・・ (^^;
| 固定リンク
コメント