フルスイング
先週の土曜日、NHKで新しい連続ドラマが始まった・・・
夜9時から1時間枠で全6回、今日のタイトルは、そのドラマのタイトルであり、その第1話が19日に放送された「再びの、夢」だった・・・
いやぁ、久しぶりに良いドラマを見た!
主演の高橋克実の演技に泣かされた・・・ (^.^; ポリポリ
「夢」・・・
このブログの看板も「夢」であり、私のハンドルにも「夢」という文字が使われているように、「夢」は私の座右の銘というか、生きていく上での大きな支えとしている好きなことばだ・・・
私にとって「夢」とは、人生を生きていく上で失ってはならない、とても大切なモノであるとも思っている。
「夢」のない、あるいは「夢」を持てない、そんな人間は「人」としての存在価値はないと思っているので、生きている価値も無い! 私はそうも思っている (^^;
食べて、働いて、そして寝るだけの人生なら、犬や猫とそれほど変わらないんじゃないか・・・
もちろん、ここでいうところの「夢」とは、夜寝ている間に見る「夢」の事ではない(笑い)
このドラマは、感動の実話を記した門田隆将の「甲子園への遺言~伝説の打撃コーチ 高畠導宏」をドラマ化したものだという・・・
58才で高校の教師に転身したプロ野球の打撃コーチの話しという事で、もちろんある程度の脚色や演出はあるのだろうが、実際に存在した熱血先生の物語なだけに「金八先生」のような作り話よりも、話しに現実みがあるからずっとおもしろい(笑い)
ドラマ中で、高畠役の高橋克実が、同僚の吹石一恵に語るシーンがある・・・
「コーチ時代、コーチの仕事は教えん事・・・それがワシの信念でした。」
それを聞いて吹石が驚く・・・
「コーチなのに、教えないんですか・・・」
それに答えて、高橋は続ける・・・
「ムリヤリ教えても、選手がかわいそうじゃ・・・ 選手が、苦しんで、悩んで・・・『高さん、指導して下さい』言うて来るまで待つ・・・」
「大きな耳、小さな口、優しい目で待つんですわ・・・」
この何気ないことばの中に、指導者の姿の全てが言い表されている。
とかく、監督やコーチというモノは、やたらと教えたがる。
それが自分の仕事だと信じて、自分の色に染めたがる・・・
巨人の監督やコーチが良い例だ (^◇^) 。。。ケラケラ
「小さな耳、大きな口、厳しい目」で、選手たちを「指導」ではなく「管理」しようとしているのが、巨人上がりの監督・コーチ陣の特徴だ (^^;
イチローや田口 壮が良い例だろう・・・
イチローがプロ野球の選手としてオリックスに入団した時、監督は巨人のV9を支えた名2塁手の土井正三だった。
土井は、振り子スイングのイチローに対して、オレの言うとおりにフォームを直さない限り1軍では使わないと言い、頑ななイチローはずっと2軍暮らしだったが、仰木 彬監督に代わると、黙って1軍で使い続け、日本記録となる210安打を放って光輝いた。
田口も、入団当時ショートで起用されたが、土井の口喧しい指導についていけず、イップスにかかり、エラーを乱発・・・
しかし、仰木は就任早々田口を外野にコンバート、イチローや本西厚博らと共に、日本一の外野と言われるまでになった。
今では、二人とも大リーグで活躍する大選手だ (^^)v
あのまま、監督が土井のままだったら、おそらく二人ともとっくの昔に引退を余儀なくされていたかもしれない・・・
あれこれと口を出し、指導力を発揮する事が監督やコーチの仕事ではない。
「選手を育てる事」、それが指導者としての本分なのではないのか・・・
伸び伸びとプレーをさせ、選手が壁にぶつかったらその時に的確なアドバイスを与える・・・
頼んでもいないのにあれこれと口出しをしても、選手は反発するし、第一、よけいなお世話だ (^◇^) 。。。ケラケラ
もともとは、私の愛する「南海ホークス」の選手だったという事であり、私の尊敬する野村克也氏の下でヘッドコーチまで勤めたという事ですが、このドラマを見るまで「高畠導宏」という人物の事をほとんど知らなかったわけで、そう思うと残念でならない・・・ (^.^; ポリポリ
皆さんも、この人のプロフィールなどをネットで調べてみれば、私でなくてもその生き様に興味を惹かれるんじゃないだろうか・・・
もちろん、野球などに全く関心のない人でも・・・だ (^^)v
今から来週が楽しみだ・・・ (o^∇^o)ノ
| 固定リンク
« 灯油が手に付いたら | トップページ | いよいよ »
コメント