裸祭り
先日、岩手県奥州市の黒石寺で行われた「蘇民祭」ですが、騒がれたワリには粛粛と行われ、それほどの混乱も無かったと報じられた・・・
そもそも、事の起こりは、先月流れたJR東日本のポスター拒否の報道だった。
「胸毛や下帯姿の男性たちを写したポスターは見る人に不快感を与える恐れがある」として、駅構内へのポスター掲示を断わったもの・・・
このニュースがおもしろおかしく流されたので、私のようにこの祭りを知らない人達にまでどんな祭りなのかとかえって興味をそそらせる事になった(苦笑)
あげくに、地元警察まで「全裸になった者は公然わいせつに該当し、警察として措置する」ナンて事前警告したものだから、例年ですと地元局だけが取材で訪れるだけなのに、今年集まった報道機関は47社、約170人ものスタッフ達が駆けつけ、祭りの行方を見守ったという・・・ (^^;
長い歴史に培われてきた、お祭りのような伝統行事にまでクレームが付く世の中になってしまったのか・・・ (ノ_-;)ハア…
ナニが公然わいせつだよ! ふざけるんじゃないよ(怒り)
この調子だと、近い将来には、男性のシンボルや女性のシンボルを型取った「御神体」まで、公然わいせつ物陳列罪でクレームが付くんじゃないのか (^◇^) 。。。ケラケラ
いやいや、もしかしたら大相撲にクレームが付いて、マワシ姿は下品だからと、レスリングのユニフォームのようなモノを着て戦うようになるとか・・・(爆笑)
う~ん、何かが間違っているような気がするのは私だけなのかしら・・・ (__;)
ちなみに、私の故郷の会津でも有名な裸祭りが行われています (^^)v
柳津町で毎年1月7日に行われる事から「七日堂裸詣り」という名前が付いていますが、「柳津の裸祭り」という方が通りが良いようです (^.^; ポリポリ
千年以上の歴史があるともいわれ、午後八時半、鐘楼の鐘を合図に、表参道で待機していた下帯姿の男たちが、113段の石段を駆け上がり、本堂に乱入。
大鰐口から下がった麻縄に飛びかかる・・・
300人ほどの男たちがもみ合い、へしあい、落としあい、無事に鰐口までたどりつければ幸せが来るという、豪壮な中にもユーモラスなところのある祭りです ヽ(^o^)尸
また、千葉県の四街道市にも興味深い裸祭りがあります。
「和良比はだか祭り」といわれるこの裸祭りは、和良比地区に古くから伝わる神事で、赤ちゃんの健康を願い、五穀豊穣を祈って、毎年2月25日に行われます。
下帯姿にハチマキを締めた男たちが、赤ちゃんを抱き、田んぼの中で泥を手に取って赤ちゃんの顔に塗りつけます。
その後、田んぼの中で騎馬を組み、激しくぶつかり合います。
騎馬が崩れ、田んぼの中に落ち、泥だらけになる男たち・・・
こちらも、なかなかユニークな祭りだと思います (o^∇^o)ノ
こういうお祭り・・・ 無くなったり、形を変えたりしてほしくはないものだ・・・ (__;)
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