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2008年2月10日 (日)

火の用心

 昨夜、NHKのBShiで、偶然に懐かしい内容の番組を目にし、思わず見入ってしまいました (^.^; ポリポリ

 番組の名前は「こんなステキなにっぽんが」というモノで、昨夜放送されたものは「火の用心を書き継いで」という、福島県只見町に伝わる珍しい風習を取り上げていました・・・


20080210002  只見町だけではなく、福島県の奥会津地方には、昔からチョッとおもしろいというか、興味深い風習があります。
 数え年6才になった子供たちが、お正月に「火の用心」ということばを書き初めで書いて、近所や親戚に配って歩くというモノです。
 おそらく、子供たちを幼くして亡くしてしまう事が少なくなかった昔、ここまで大きく育ちましたという感謝と、お披露目の意味をこめて、お正月に近所や親戚に新年の挨拶を兼ねて連れて歩くための口実だったのだろうと思います。

 「火の用心」の書き初めをもらった家では、持ってきた子供にお年玉をあげて、家に貼っておくと、文字どおり「火の用心」になるというモノで、もちろん私の村でも行っていて、私も数えで6才のお正月にその書き初めをした事を覚えています (^.^; ポリポリ
 でも、チョッとした騒動を起こしたので、今でもあの日の事は苦い思い出として覚えているんですよね (^^;
 もう、44年も前の事になるのですが・・・ (^◇^) 。。。ケラケラ


20080210001  その日、父に筆の使い方などを教えてもらって、父の書いた手本を見ながら新聞紙に何回も何回も書いて練習して、なんとか形になってきたところで、細長く切った半紙に何枚か書き上げて完了です (o^∇^o)ノ
 只見町では、普通の半紙に書いているようですが、私の村ではこのように半分に切った細長い半紙に書くのが一般的です。
 自分で言うのもナンですが、けっこう上手に書けた事を覚えています (^^ゞ
 そして、書いた中からデキの良いものを何枚か選んで、それを持って親戚回りの開始です (^^)v

 で、子供ですから、親に言われるまま、「おめでとうございます」の挨拶から始まって、「『火の用心』を持ってきました」みたいな事を言って、その家の人に書き初めを渡してお年玉を受け取ります。
 たいてい、家の人に「上手に書けたね」とか「偉いね」とかお世辞を言われるので、子供たちは得意顔です。その上お年玉を頂けるのですから、子供心にもつい良い気持ちになってしまって、何軒か回って帰って来たところで、私は親に「もっと書いて配りたい」と言ったそうです(笑い)
 おそらく、もっとたくさん書いて、また配って歩いて、褒めてもらってお年玉をもらいたいと思ったのでしょう (^◇^) ヒャッヒャッヒャ・・・

 そうはいっても、そんなに大きな部落ではありませんから、そうそう配れる家は無いんですよね (^^;
 で、親に「もうお終い」と言われたのに腹を立て、習字の道具とか半紙とかを投げつけたり破ったりして暴れたそうです (^.^; ポリポリ
 さすがに細かい事までは覚えてはいませんが、確かにそういう事をした事は覚えています・・・ (^^;
 子どもの頃からワガママなガキでしたからねぇ、私は・・・ (^.^; ポリポリ

 で、その時に親から言われたことばが、「オマエは書き初めで暴れて、習字の神様を怒らせたから、字はうまくならない・・・」と (^.^; ポリポリ


 確かに、それから字はちっともうまくならなくて、私が悪筆なのはあの時のセイなのかなぁと真剣に思っている私が居ます。
 なにしろ、私の父の家系は達筆で有名で、もちろん父も見事な字を書きますから、私が父の血を引いて字が上手でもナンの不思議もないんですが、なぜか私は子どもの頃からひどい悪筆で、それが大きなコンプレックスになっています (__;)
 なにしろ、自分で自分の書いた文字が読めない時がありますからねぇ・・・(爆笑)


 今でも、心のスミにあの時の過ちが小さな傷として残っています・・・ (__;)


 それにしても、懐かしい思い出です。

 今でも五月の連休に帰省した時、家の中に貼ってある新しい「火の用心」の書き初めを見かける事があります。まぁ、昔と違って子供の数もずっと減ってしまいましたから、貼ってある「火の用心」も、1枚とか2枚とかで、ホンの申し訳程度の枚数しか無いのがチョッと淋しいですが・・・ (__;)

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コメント

なかなか意義深い習慣ですね。
でも、ぼくも聞かん坊なので、同じように習字道具投げつけてたかな。

投稿: むうさん | 2008年2月10日 (日) 11:12

 むうさん、どうもです (^^)/

 はは・・・ (^^;
 恥ずかしい思い出です (^^;;;

 でも、今でも村では子供たちが同じ事をやっているみたいなので、嬉しかったりしますね (o^∇^o)ノ

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年2月10日 (日) 11:52

「幼くして子供を亡くし....」
その様な経緯ではありません( ̄_ ̄;)

六才とかくのは無災の意味です

投稿: 只見 | 2008年7月23日 (水) 16:17

 只見さん、初めまして (^_^)/

 なるほど、そういう事でしたか・・・
 力強いコメント、有り難うございました m(_ _)m

 今後ともよろしくお願いします・・・

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年7月23日 (水) 23:07

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