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2008年2月 9日 (土)

お金と幸せ

 人は、「お金持ちになりたい」と思ったり、口にしたりする事がよくあります。
 また、「お金が無いから不幸だ」と嘆く人も居たりします。

 単純に、お金があればナンでも買えるし、贅沢もできるから、お金持ちは幸せな人生を手にしているようにも思えなくもない・・・
 だから、人は誰でもお金が欲しい、金持ちになりたいと思うのだろう・・・

 でも、「お金」と「幸せ」の間には、ナンの関係もないんじゃないのか?

 むしろ、私は「お金はあればあるほど、人は不幸になる」という持論を持っています。

 もちろん、お金が全く無ければ生活ができませんから、衣食住に関わる最低限のお金は必要ですが、問題はそれを超えるお金の事です。


 「ALWAYS 三丁目の夕日」ナンて映画が話題になり、続編まで作られるヒットになった事は記憶に新しい。
 私も、昭和30年代を生きた一人だから、あの頃の生活はよく覚えています。
 確かに、国中が貧しくて、その日その日を細々と生きているような人々が多かったけれど、モノが溢れている今よりも、人々はずっと幸せで心の豊かな暮らしをしていたと私は思っています。

 お金が無ければ、人々は寄り添って生きていかざるを得ません。
 お互いに助け合って生きていかざるを得ません。


 住んでいる家も狭くて部屋数も少ない・・・
 もちろん、子供部屋なんて夢の世界で、居間のちゃぶ台で勉強をせざるを得ない・・・
 でも、それは悪い事ではないんですよね。家族全員に目が行き届きますから、嫌でも子どもたちの事に目がいくわけで、勉強もわからないところナンか親や兄弟たちがその都度教える事ができるから・・・ (^^)v
 これが、給料が増えて、大きな家に住めるようになって、念願だった子供部屋も持てた・・・
 普通に考えるなら、前の生活よりは幸せになったと思うのでしょう。でも、本当にそうでしょうか・・・ (^^;
 子供部屋ができた事により、子どもたちは学校から帰って来ると、真っ直ぐ自分の部屋に直行してしまって居間には近づかなくなってしまいます。学校でどんな事をしているのか、どんな友人たちと付き合っているのか、勉強の進み具合はどんななのか・・・
 親は子どもの事がだんだんわからなくなっていきます・・・ (^^;
 そのウチに、子供は部屋に鍵を取り付けて、家族が入って来るのを嫌がるようになります (^^;;; 
 もしかして、イジメとか何かの理由で部屋に引きこもったまま出てこなくなったりして・・・(苦笑)
 悪い友達と付き合うようになっても、生活が荒れていても、部屋に入れないから親は気づかずに、やがて学校や警察から電話をもらって初めて子どもの現実を知る・・・
 ・・・な~んて、これは極端な例ですが、まんざらあり得ない事でもなくて、今の親子って、多かれ少なかれこんな感じなのではないでしょうか・・・
 これって幸せな事ですか? 私は、狭い家で、家族が寄り添って生活していた頃の方が、ずっと幸せだと思うのですがねぇ・・・
 だいたい、子供部屋がないと勉強ができないなんて、考えすぎですよ (^◇^) 。。。ケラケラ  子供たちにとって一番必要ないのが「子供部屋」なんじゃないのか(苦笑)
 穿った見方をすれば、子供部屋に追いやっておけば親たちが楽だからそんなモノを与えているんじゃないのかな。
 まぁ、中学生くらいになれば、男女を問わずプライバシーが欲しいと思うものなんだろうけれど、少なくても小学生に子供部屋は要らんでしょ。
 実際に私は小学生まで自分の部屋なんて持っていませんでしたが、勉強するのに困ったなんて思ったことは有りませんでしたよ (^.^; ポリポリ
 まぁ、私は勉強が大好きでしたから、どこででもできたのでしょうが (^◇^) 。。。ケラケラ


 私は、テレビのない生活も知っています (^.^; ポリポリ
 だから、家にテレビが来た時は嬉しかったですね (o^∇^o)ノ
 でも、貧しいから、家にテレビは1台しかない。親も子どもたちも、それぞれに見たい番組はありますからこの時代には「チャンネル争い」ナンてことばも生まれました(笑い)
 結局はお互いに譲り合って、早い時間は子ども向けのマンガを見て、8時くらいからは親が野球とか時代劇とかを見たりするのが一般的だったように思います。
 でも、小さいながらも2台目のテレビを買うゆとりができて、そのテレビを子どもたちに与え、親はモトのテレビで好きな番組を楽しむ・・・
 普通に考えるなら、前よりも便利になって、良かった良かったという事になるのでしょうが、本当にそうなのでしょうか・・・ (^^;
 子どもたちは自分たちの見たい番組を見ようと別の部屋に籠もり、親と子の間に溝ができはじめたのに気づかない。自然と親子の間の会話も減り、子どもの事がわからないようになっていく・・・
 あとは、先のパターンと同じで、「親子の断絶」なんてことばもこの頃は聞かれたりもしました・・・ (__;)
 貧しくても、1台のテレビを囲んで、お互いの事を思いやりながら同じ番組を見て、談笑している生活の方がずっと豊かな生活だと私は考えています。


 また、マイカーなんかも、かつては考えられませんでした。個人で車を持っている人というのは、自営をして商売で使っている車を持っているか、金持ちくらいしかなくて、一般の人達は自転車に乗るくらいがせいぜいでした。
 働いて働いて、やっとマイカーを持った時の喜び・・・ 今じゃそういう気持ちはわからないだろうなぁ・・・ (^.^; ポリポリ
 その1台の小さな車に乗って家族でドライブをする・・・ そういうのがホントの幸せというんじゃないかなぁ(苦笑)
 やがて、子どもも大きくなって、自分で中古車を買って乗り回すようになる・・・
 一家に2台の乗用車なんて、昔は贅沢でした (^^;  だから、普通に考えるなら、1台しか車を持っていない時よりも幸せだという事になるのだろう・・・(笑い)
 しかし、本当にそうなのだろうか(苦笑)
 子どもは子どもで自分の車に乗るようになり、揃ってドライブに行くような事は無くなってしまった・・・
 そのウチに、奥さんまで、買い物には車で行きたいと言いだし、軽自動車を購入・・・
 所有している車は全部で3台になった・・・ すごい幸せな家族だ(笑い)
 でも、行動はそれぞれ違うから、家族の心もバラバラになり、そうこうしているウチに奥さんが買い物の帰りに人身事故を起こしてしまった・・・ (__;)
 車が1台しか無かったら、もしかしてこんな悲劇は起こらなかったんじゃないだろうか (^^;


 さらに言うならば、かつては食事なんて質素なもので、好きなものをお腹一杯に食べる事に憧れた時代もあった・・・
 その頃は糖尿病なんて一部の人達のモノで、「贅沢病」ナンて揶喩された事もあったけれど、飽食の現代では、糖尿病はごく普通の病気になってしまった。私も含めて、「メタボ」と呼ばれ、糖尿病予備軍と言われる人がいかに多い事か・・・ (ノ_-;)ハア…
 これも、国民が裕福になり、好きなものを好きなだけ食べられるようになったからで、それは幸せな事のハズなのに、こうした陰の部分もクローズアップされるようになってしまった。


 お金があれば幸せになれるナンてのは、一種の「妄想」でしかないのではないか・・・

 明確なビジョンがあって、「お金が手に入ったら、○○をしよう・・・」などと考えている人はほとんど居ない。
 せいぜい、マイホームを購入して、イイ車に乗って、海外旅行でもしたいなどといったところが関の山ではないのか (^◇^) 。。。ケラケラ

 そんな心の貧しい人ばかりだから、実際に大金を手にして、お金持ちになったとしても、不幸になる事はあっても、決して幸せにはなれないんだよ。お金を生かすことを知らない人が大金を持っても、そういうのは「猫に小判」と言うんじゃないのか(爆笑)


 宝くじに当たって、高額当選金を手にしても、それで幸せになったなんて報道は聞いた事がないもの(苦笑)
 逆に、醜いお金の奪い合いで不幸せになったというようなハナシはよく聞きます (^^;


 だから、お金は、あればあるほど、人は不幸せになっていくものだと私は考えています。

 お金に振り回され、お金で身を滅ぼす・・・
 よく言われる事ではありますが、お金に「良いお金」とか「悪いお金」とかの区別はありません。
 それを使う人間が決める事です・・・


 例えば、立身出世の権化みたいな豊臣秀吉ですが、何も無い貧乏百姓のどん底から、最後は天下人にまで上り詰めました。
 一般的にいえば幸せを手に入れた代表のような人物ですが、果たして彼は幸せな人生を送ったと言えるのでしょうか・・・
 私は、秀吉は不幸を絵に描いたような人物だと思っています (^^;
 百姓のままでサムライになどなろうとしなければ、もっと人間らしい平穏な一生を送れたのではないかと思っています。特に、晩年の秀吉は、幸せな老人とはとてもいえないんじゃないのかな・・・ (^^;
 「分相応」・・・ 秀吉を見ていると、どうもそう思えてなりません (__;)
 背伸びをして生きてみても、決して幸せではないだろうと・・・
 「露とおち 露と消えにし わが身かな 難波のことも 夢のまた夢」・・・ 
 これは、秀吉の時世ですが、富と権力の全てを手にした秀吉でさえ、死ぬ時にはこのような事を思っていたという事で、彼の人生は決して幸せではなかった事がよく現われています。


 幸せなのかどうかは、お金の多寡ではなく、どのように人生を生きたか、そしてどのような思いで死んでいったかで決まるんじゃないか・・・ 
 往往にして、お金が有れば、それに比例してモノが増えていく事になるワケで、モノがたくさんある暮らしは一見豊かなようにも見えますが、実際にはそれに反比例して心はドンドン貧しくなっていくんじゃないかな、少なくても私はそういうふうに考えています。

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