OZUMO
横綱朝青龍の言動について、何かと世の中が騒がしい・・・
先日、私は彼のパフォーマンスについて肯定的な記事を書きました。
その時に頂いたコメントへのレスポンスと、一部重複するような記事になってしまいますが、あらためて私の考えを語ってみたいと思います。
世の中、変わらない事とか、伝統を守るという事はとても大事な事だと思う。
しかし、固執しすぎるのはどうなのだろう・・・
もっと柔軟な考えを持ってもいいんじゃないのかしら・・・
横綱は、心・技・体を兼ね備えた「力士の鑑」というのは私にもわかるし、そうあるべきだとも思う。
しかし、だからといって「品格」ナンて使い古されたことばで、朝青龍を語ってほしくはないなぁ・・・(怒り)
そんな「枠」に収まるような小さな器ではないんだよ、朝青龍は・・・
世の中は、常に変わっているんだよ。いつまでも昔の価値観に囚われて、つまらない事を言っているんじゃないっての。
小錦が大関だった頃の、20年くらい前ならそんな協会側の言い分もまかり通ったのかもしれないけれど、アレからすでに外国人の横綱が4人も出ているわけで、もうそんな小さな事にこだわっている時ではないと思います。
その20年の間に、大相撲を取り巻く環境はすっかり変わってしまったというのに、相変わらず協会にはカビの生えた親方たちや、腐りかけた役員たちがひしめいている・・・ (ノ_-;)ハア…
どうにかならないものでしょうかねぇ、ホント (__;)
例えば、柔道が青い胴着を着たり、ルールがいろいろと変わったりしても、柔道の本質は何も変わってはいない。
それなのに、胴着は白であるべきだなんていうどうでもいい事にこだわったりする「わからず屋」が居なくなる事はない。
なぜ柔道は白い胴着でなければいけないのだろう・・・
つくづくおかしな考えだと私は思う(苦笑)
「柔道」は、すでに「JUDO」に変化している。
似たようなスポーツではあるけれど、「JUDO」は「柔道」ではないのである。
ならば、いつまでも「柔道」にこだわっていないで、潔くアタマを切り換えるべきだと私は思う。
翻って、「大相撲」も「OZUMO」で良いのではないのかと私は考えるのです。
ひと昔前なら外国人の力士さえ思いもよらなかった事ですが、今では力士はもちろん、三役や大関、横綱まで外国人力士がハバを利かせています。
そんな時代に、昔ながらの古臭い価値観でモノを言う事はナンセンスだと私は思うのですよ。
もちろん、私等ならそういう批判もわかりますよ。そういう価値観で育って来た日本人ですから、いくらガンコな私でももっともな事だと思いますもの (^.^; ポリポリ
しかし、彼等外国人力士にとっては、そういう日本古来の価値観はいくら教えても納得させる事は難しいんじゃないのかな。
花道や控えでニコニコしていてもイイじゃない。
勝ったら派手なパフォーマンスをしてもイイじゃない。
礼は礼としてキチンと守ってさえくれれば、そういう本質とは違った言動はどうでもいいようにも私は思います。
たとえ外国人力士であっても、大相撲なんだから日本人らしく、日本人としての心を持てよなどと軽々しく言うのは、間違っているんじゃないかと私は思いますよ。
それが彼等の個性だと思えばどうという事はないと思いますがねぇ (^.^; ポリポリ
よく「郷に入ったら郷に従え」ナンて言われたりもしますが、個人が培って来た価値観や人生観まで、協会やファンが日本流を押しつけようとするのは、思い上がりも甚だしいと私は思います。
幕内力士の数を見ても、春場所では、42人の内、14人が外国人力士という事で、1/3は外国人なワケでしょ。
それなら、それ相応の対応があってしかるべきだと私は思います。
いつまでも、古き良き時代の大相撲ではありませんし、また、そうであってはいけないとも思います。
協会の役員たちも、観客たちも、自分たちの考える枠に彼等をはめ込もうとするのではなく、もっと、外国人力士たちをリスペクトするべきじゃないのかな。
彼等は、大相撲の力士ではなくて、OZUMOを生業にしている
相撲レスラーなんですよ。
それでも、彼等が居るおかげで、大相撲の屋台骨が揺るがずに済んでいるんじゃないのかな、皮肉なハナシだけれどね・・・ (^◇^) 。。。ケラケラ
それならば、もっともっと謙虚になってもバチは当たらないと思うよ。
チョンマゲを結っているからといって、頭の中まで古臭いままではいけないと私は思うなぁ・・・ (^.^; ポリポリ
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コメント
失礼します。
柔道が「JUDO」になり、大相撲に外国人が大勢入門したおかげで、柔道や大相撲が風通しがよくなった点もあると思うのですよ。私個人はそれが良いことだと思っていますが、それは悪しきことだと言う人もいるのも事実なんですよね…。
一方、同じく日本の伝統武道である剣道は外国に事実上門戸を閉ざしていますね。
投稿: YOSHI | 2008年3月29日 (土) 20:52
YOSHIさん、どうもです (^^)/
柔道は、世界進出を目指した時からJUDOになる事はわかっていたはずです。今更狭い了見であれこれ言うのはおかしいと私は思います。
そういう事が嫌ならば、世界進出などするべきではありませんでした。
これは喩えるなら、株を上場しておいて、会社を乗っ取られた事を逆恨みするようなもので、あまり感心した事ではないと思います。
大相撲も、外国人力士を受け入れた時点で、OZUMOへの変革を余儀なくされたように思います。
協会側はあくまでも昔からの伝統を重んじたいようですが、ここまで外国人力士が多くなった今、それは無理なんじゃないかと私は思います。
時代に即した柔軟な対応が求められるべきだと私なんかは思う一人です。
投稿: 夢見るピーターパン | 2008年3月29日 (土) 21:17