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2008年5月27日 (火)

今時の力士たち

 私は大相撲が大好きで、ここ20年くらい毎場所楽しみに見ていますが、最近の力士たちを見ていていろいろと思う事があります。
 相撲というモノが、昔とは変わってしまったんだなぁと思うと、なんだか淋しくて・・・ (__;)

 「相撲」というモノは、格闘技であり、お互いに勝負を競う競技ではありますが、単に勝ったとか負けたとか、そういう単純なモノではありません。
 昨年の亀田大毅ではありませんが、勝つためには何をしてもイイというようなモノではないのです。

 

 最近の取り組みを見ていると、一昔前と違って、確実に変わってしまった事があります。「力士の認識」というか、「勝負に対する姿勢」です。

 近頃目につく外国人力士たちは、合理的なモノの考え方しかしませんから、勝つためであればそれがどんな手であろうとナンの躊躇もなく行なうので、そういう精神論を望む事自体ムリがあるのでしょうが、少なくても日本人力士たちにはもっと高い意識を持ってやって頂かないとねぇ・・・ (__;)

 

 私の相撲哲学の中に、「相撲は押してナンボ」というのがあります。どんな場合であっても、とにかく「前に出る」、これが私の相撲に対する見方の全てです。
 押して押して、力の限り押して前に出る・・・ この「力比べ」というか「単純な攻め」が相撲だと思うんですよね(笑い)

 ところが、最近の相撲を見ているとおわかりだと思いますが、「叩き込み」や「引き落とし」などの引き技であっけなく決まってしまう取り組みが実に多い。
 先の私の相撲哲学からいうと、こういう決まり手はあり得ないので、ふざけるなという事になる。

 百歩譲って、横に回り込むような動きはあってしかるべきだと思う。横に動くのは決して「逃げ」ではない。回り込んで攻めようという気持ちの表れだと私は解釈している。
 しかし、横に動くような事はあっても、まっすぐ後ろに下がるような動きは、相撲では絶対にあり得ない!

 後ろに下がるという事は、相手の力に屈したという事であるから、これをした時点で「負け」である。

 

 しかし、例えば柔道なんかでは「柔よく剛を制す」ということばがあるように、相手の力を上手に利用して相手を倒すのは良くある事・・・というか、当たり前の事です。

 しかるに、相撲でも同じように相手の出たところをタイミング良く引いて前に落とすのはアリなんだろうか・・・ (^^;
 こういう相撲は、簡単に言えば「楽をして勝とう」という卑しい気持ちの表れだから、私は絶対に認めない。
 こんな事をして勝っても、目先の白星は稼げるかもしれないが、長い目で見ればその力士のためには絶対にならない。一度楽をして勝ってしまうと、味をしめて事ある毎に引いてしまうクセが付いてしまう。こうなると、もうその力士は終わりだ。常に苦しいことから逃げてしまうような心の弱いダメな力士に成り下がる・・・ (__;)


 私の嫌いな力士に、千代大海や北勝力が居ますが、彼らはこの「心根の貧しい力士」であり、「押し相撲」が身上のくせに、押し込めないとわかるとすぐに引こうとするダメな力士です。こんな相撲ばかり取っているからちっとも星も番付も上がらないんですよね。
 そんな楽して勝つような卑しい取り口で大関にまでなった千代大海というのは、本人がスゴイというよりも、周りがだらしなさ過ぎでしょ (^◇^) 。。。ケラケラ

 

 それはともかく、「相撲の基本技」として次の7つが日本相撲協会から発表されています。

 「突き出し」「突き倒し」「押し出し」「押し倒し」「寄り切り」「寄り倒し」「浴せ倒し」の7つですが、いずれも押して前に出る事によって決まる技です (^^)v
 つまり、相撲の基本は相手の力士を押し込んで後ろに下がらせる事が基本と言う事になります。

 これに、「上手投げ」などの投げ技があるわけですが、この投げ技も前に出る圧力があるから押し返そうとする相手の動きに乗じて綺麗に決まるわけで、後ろに下がりながらかけても、うまく決まるわけがありません (^^;

 

 また、外国人力士に多いのですが、レスリング出身の力士というのは私は基本的に好きではありません。今回優勝した琴欧州や黒海、露鵬などがその代表的な力士です。
 彼らはその経験から必要以上に上体を前に倒し、体を低くして相手と組み合うという特徴があります。そして、前に出て攻め切ろうナンて殊勝な気持ちは毛頭持っていません。相手の出方をうかがい、相手が出てきたところをうまくいなして勝とうという、典型的な「楽して勝とう派」だからです。

 ただ、彼らは外国人力士ですから、先に述べたように勝つことが目的の全てですから、今更取り口がどうのといっても詮無いことで、それは彼らの「個性」と思えば我慢できないこともない (^◇^) 。。。ケラケラ

 

 相撲というのは、遮二無二前に出る。下がりたくなっても、グッと我慢して、それでも前に出る。この前向きの姿勢が大事なんだと私は考えています。

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コメント

 話は違うのですが、「両横綱の勝負後のにらみ合い」の理事長のあいまいな対応は何なんでしょうか?今、何が問題になっているかをまるで理解していない。世情に鈍感と言いますか・・・。この点は王監督と同様ですね。凡戦を繰り返しているのに「しゃーない、しゃーない、また明日。」ではファンは納得できないですよ。年寄りの戯言ではなく、「指揮官」なら改善案をきっちり示せと言いたいです。

投稿: ナンカイです。 | 2008年5月27日 (火) 11:08

 ナンカイさん、どうもです (^_^)/

 昔は、大相撲協会はファンの声を聞くのがうまかった。
 いち早くラジオ中継を始めたし、テレビ中継が始まると4本の柱を取り払って釣り屋根にもした。
 判定にビデオを取り入れたのもとても早かった・・・

 しかるに、北の湖が理事長になってから悪くなる一方だ・・・ (ノ_-;)ハア…
 あの人も空気の読めないダメな人だと思います。

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年5月27日 (火) 17:13

北の湖も人の何倍もの苦労したと思うのですが、世論に疎いと言いますか・・・。そういうところまで気が回らないのでしょうね。何が問題になっているかのさえ理解していない可能性が多分にあります。

投稿: ナンカイです。 | 2008年5月27日 (火) 17:58

 この件にしても、元々は朝青龍のだめ押しが発端になっているのですが、当初注意したのは報復をした白鳳だけだったというのも何だかな~と・・・

 今回だけなら「流れの上で・・・」ナンて言い訳も通用すると思うけど、毎度の事ですからねぇ (ノ_-;)ハア…

 私は、朝青龍は切っても良いと思っています。これでは、昨年の謹慎も何だったのかと言う事にはなりませんかねぇ。
 角界追放でもいいんじゃないのかな。

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年5月27日 (火) 18:32

「前に出て相撲を取らないと怪我をし易くなるよ。」と親方は力士に教えていないのでしょうかね?いつも不思議に思っているのですが。

投稿: ナンカイです。 | 2008年5月28日 (水) 00:16

ナンカイさん、どうもです (^^)/

おそらく・・・ 馬耳東風なのでは・・・(苦笑)
言って取り口が変わるようなら、最初から引くような相撲は取らないと思います (^^ゞ

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年5月28日 (水) 06:51

ロケットダッシュの出島や、電車道でもっていけるときの千代大海なんかは見ていて爽快ですよね。
琴奨菊のガブリ寄りも「前へ前へ」という気持ちがなければできないのでいいですね。

投稿: 丈ムー | 2008年5月30日 (金) 00:43

 丈ムーさん、どうもです (^^)/

 おっしゃるとおりです (^^)v
 はまった時の出島や千代大海の強さはピカ一です。琴奨菊のガブリ寄りも見ていて気持ちが良いです。

 記事の中で、千代大海や北勝力が嫌いだと書きましたが、彼等はもともと重い突きとか伸びのあるのど輪とかの必殺ワザを持っていて、その気になれば一気に土俵の外に持っていけるだけの前に出る力は十二分にあるのに、押し込んで勝つような相撲があまりにも少ないから気にいらないだけです (^.^; ポリポリ

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年5月30日 (金) 07:24

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