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2008年6月 2日 (月)

地震・雷・火事・オヤジ

 こんなことばを耳にしたことがあると思います。恐ろしいモノの代表的なモノを並べたという事で理解している人がほとんどだと思います。
 それは間違いではないのですが、これらの並んだことばを見ておかしいと思ったことはありませんか?
 地震や雷、あるいは火事が恐いというのは理解できるのですが、なぜここに「オヤジ」ということばがくっついてくるのでしょう (^^;

 一般的には、かつての父親は一家の大黒柱的な存在で、封建的で独善的だったこともあって、それで地震や雷などと同じような恐ろしいモノとして並べられているのだと思われているようですが、それは正しくはありません。

 

 このことばは、元々は「地震・雷・火事・山嵐」というもので、最後のことばは「親父(おやじ)」ではなくて「山嵐(やまじ)」ということばだったのですが、いつの間にか「やまじ」は死語となり、代わって語感のよく似た「おやじ」に変わってしまったというのがホントのところのようです。

 でも、「山嵐(やまじ)」なんてことばはまず耳にしたことはないと思います。
 これは、現代のことばに言い換えれば「台風」ということで、なるほど、それなら地震や雷と並んで恐いモノの代表として言われても不思議ではない(苦笑)

 しかし、こんな勘違いが当たり前に通用してしまうほど、かつての父親は家庭の中では絶対的な権力を誇っていました。
 それは良いとか悪いとか言うことではなくて、ごく当たり前の事だったわけですが、戦後、職業の多様化などもあって家族の生活様式も変化していく中で、核家族が主流になっていくと、「家族」の中でのお互いの立場や価値観も大きく変わってしまいました。

 

 一番変わってしまったのは「子ども」たちの立場でしょうか・・・
 かつてのような多子家庭は少なくなり、少子化で一人とか二人の子どもが一般的になっていくと、かつてのように父親が一家の中心ではなく、子どもが大切にされて家族の中心に座るようになっていきました。
 今では、全てが子どもを中心に考えている家族が当たり前なのではないでしょうか・・・

 多子家庭が一般的だった頃には、一人一人の子どもたちにそれほど手をかけている余裕はありませんでしたが、それが悪いこととか言うのではなくて、その頃には子どもは家庭の中だけで育てるようなモノではなかったのです。
 家庭でそれほど手をかけられなくても、地域が、社会が、皆で子どもたちを見守り、教育し、育ててきたんですよね。悪いことをすれば誰かれの区別なくキチンと叱ってくれましたし、いろいろと口やかましく言うオトナも多かったのです。
 しかし、今時他人の子どもに何か言ったりすると、変なオトナという目で見られてしまいがちです (__;)
 こんな事でいいんでしょうかねぇ・・・ (ノ_-;)ハア…

 

 その結果、地域の触れあいとか結びつきとかもほとんど無くなったのはもちろん、隣近所同志の付き合いさえ昔から比べるとずいぶん希薄になってしまったように思います。ウチはウチ、余所は余所という考えがあまりにも強すぎるんじゃないでしょうか・・・ (__;)

 

 アジアの国々はもちろん、欧米の国々でも、子どもたちに対する愛情は並々ならぬものがあるようです。決して子どもたちが家族の中で、その中心に座っているわけではありませんが、それは愛情が薄いのではなく、幼い子どもたちでさえ一人の人間として人格を認めているから必要以上の干渉をしないだけなのだという事らしいです。

 

20080602001  子育ても親たちだけでなく、隣近所とか地域とかのサポートが自然にできているそうで、とにかく子育てに必要以上のプレッシャーとか悩みとかを持たなくて済むというようなことが、兵藤ゆきが書いた「子どもがのびのび育つ理由」という著書の中に書かれています。



 かつては、日本でもそうだったはずなんですが、どうしてこんな住みにくい、おかしな世の中になってしまったんでしょうかねぇ・・・ (ノ_-;)ハア…
 みんな、自分の事しか考えていない、自己中でワガママ者ばかりの世の中だ・・・ (__;)

 

 それはともかく、昨年は台風の当たり年といわれました。
 できるなら、今年は一つも上陸してほしくないなぁ・・・ (^^ゞ

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コメント

そうでしたか。知りませんでした。
地域社会にサラリーマンの「おやじ」が入っていくのは、だいぶ抵抗がありそうですよね。
でもこれは、クリアしていかないと、地域社会の再生はできないんでょうね。

投稿: むうさん | 2008年6月 2日 (月) 11:07

 むうさん、どうもです (^_^)/

 私自身がサラリーマンをやっていた頃、地域の行事とかにはほとんど参加できなくて、ずいぶん肩身の狭い思いをしました (^.^; ポリポリ
 要は、そういう意識があるかどうかで、サラリーマンだから参加できないという事はないのですが、私は仕事を理由にして逃げてばかりいました (^^;
 男性が皆私のような人ばかりとは限りませんが、地域の人達と仲良くなるのは、やはり女性の方が上手な気がしています・・・

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年6月 2日 (月) 18:11

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