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2008年8月19日 (火)

荒城の月

20080819001  先日、会津若松市のシンボル的存在である鶴ヶ城を観光してきたんですが、その時に敷地内の片隅にある「荒城の月碑」も久しぶりに見てきました。

 

 この碑があることは、高校時代によくこのお城でギターの練習をしたことがあるので知っていました。
 で、有名な歌でもありますし、機会があったらこの歌碑のことをぜひブログでも紹介したいと思っていました。

 荒城の月は、土井晩翠作詞・瀧廉太郎作曲という事で、それぞれに縁のあるという事で、宮城県仙台市の青葉城址と大分県竹田市の岡城址に歌碑が作られています。
 その他に存在する歌碑として、富山県富山市の富山城と福島県会津若松市の会津若松城にも、荒城の月の歌碑が設置されています。

 

 春高楼の花の宴 巡る盃かげさして
 千代の松が枝わけ出でし 昔の光いまいずこ

 秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて
 植うる剣に照りそいし 昔の光いまいずこ

 いま荒城の夜半の月 替らぬ光たがためぞ
 垣に残るはただ葛 松に歌うはただ嵐

 天上影は替らねど 栄枯は移る世の姿
 写さんとてか今もなお 嗚呼荒城の夜半の月

 

 これが「荒城の月」の詞の全文ですが、詩心のない私が読んでも、なんとなく名文だということはわかるほど完成度が高い作品だと思います。
 音楽の時間にこの作品を教わった時に、難解な歌詞もある程度説明してもらったと思うのですが、そういう事は抜きにしても、高尚な作品だと思います (^^)v

 

 戊辰戦争の時に、一ヶ月間にも及ぶ籠城を経て、鶴ヶ城は見るも無惨なボロボロの姿になってしまいました (^^;
 そのままにしておくのは危険だということもあって、明治7年に政府の命令で取り壊された天守閣は、90年ほどの年月を経た昭和40年に現在の姿に復元されました。

 復元前の天守閣の写真などを見るにつけ、この「荒城の月」の歌詞がよくわかるというか、しみじみと心に染み入ってきます・・・

 

 歴史の上では、会津藩に代表される幕府軍は、朝敵であり賊軍ということになってはいますが、それは戦に負けてしまったからで、仮に勝っていれば賊軍は薩長に代表される連合軍ということになっていたはずです。
 「勝てば官軍」ということばがありますが、私が歴史はウソの塊であり、史実を鵜呑みにしていないのはそういう事実があるからで、歴史は常に「勝者の言い分」で作られてきたのだという事を忘れてはならないのです。

 戦争というものは、お互いの正義がぶつかり合うわけで、一方の言い分が正しくて一方が間違っているというような単純なものではないのです。
 だから、戦争はどんな理由があろうと、決して起こしてはならないというのが私の持論であり、それを回避するために外交というものが存在するわけです。

 それなのに、やむを得ない戦争も中にはあるなどと真顔で言う馬鹿者も居るわけで、そういう人達は、自分がどんなに愚かな事を口にしているのか、わかっていないんでしょうね (ノ_-;)ハア…

 

 この、鶴ヶ城の城跡に「荒城の月」の歌碑があることは、とても意義があることだと個人的には思っています。
 竹田市のように、もっと市として「荒城の月」をPRしてもいいように個人的には思うのですが、そういう声がまったく上がらないのは、戊辰戦争に負けたという負い目が、会津の人達の心の傷として根深く残っているからなんだろうなぁと思います・・・

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コメント

戦争は・・・イケマセン。。。。

戦はその時代・その想い・を知るところ となるので・・・
その時代に生命を与えられていませんので。
たいそうな事はいえませんけど・・・・

命を 無条件で奪って・由!
そんな道理は、ありません。

平和な現世。現地。に、生かされていることに・・・
  感謝してやみませんね  o(*_"_*)o...

投稿: ○♪ | 2008年8月19日 (火) 17:52

 ○♪さん、どうもです (^_^)/

 人が人を殺し、物品を略奪し、それが讃えられるのが戦争という狂気の世界の全てです。
 そこにはルールなどありません。一応、国際協約はあるのですが、それが守られた戦争はいまだかつてありません。
 したがって、何が起ころうと、何をされようと、黙って受け入れるしかないのが戦争というものの恐ろしいところです。

 そういう狂気の世界が、今も中東や東欧、あるいは中央アジアなどで繰り広げられています。
 我が国は、そういう愚かな事は、二度と再び起こしてはならないのです・・・

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年8月19日 (火) 18:20

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