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2008年12月27日 (土)

プロ意識

 先日、都内の環八通りを走っていてこんな車を見かけました・・・
 どこででも見かける、某軽運送屋さんのトラックです。

 

20081227001 20081227002

 

 私自身も、自営で運送屋をやっていますから、この方はいわば同業者という事になりますが、こんな駄目なトラックは初めて見ましたよ(笑い)

 

 リアに初心者マークが2枚貼ってあります。だからといって、このドライバーが初心者だとは限りませんが、普通は1枚だけでいいところを、わざわざ2枚も貼ってあるわけですから、きっと運転が心許ない事を周囲に訴えたいんだろうというドライバーの思いが伝わってきます (^^;
 このマークは、ファッションとして貼るような類のモノではないからです(笑い)

 その運転技術を証明するように、パネルの左側のドアは黄色いシートで覆われています。
 きっと、ぶつけるかなんかして大きく凹んだか何かしたので取り外したか、そうでないまでも、みっともないからシートで応急処置をして隠しているんでしょう (^^;

 さらに、よく見ると、左側のブレーキランプは切れているようで、右側だけしか点きません (^^;;

 

 う~ん、こういうのってどうなんだ?

 こういう特殊なカラーリングを施された車というのは、中古車市場に出しても、そのまま乗る事は抵抗があるし、かといって全塗装するにはけっこう手間とお金がかかるので、人気はほとんどなく、大きく値引きをしないと売れませんから、中古車屋さんでも持てあましぎみの車種なワケですが、中にはそういう事を逆手にとって、安く手に入れて普通のナンバーを付けて走っている人も居ないわけではありません。

 しかし、そういう人というのは、たいてい農家の人とかで、あまり人目を気にしなくてもいいような場所を乗り回すというような使われ方をするのがほとんどで、一般の公道を堂々と走る人は希です。
 この車は、チャンと営業ナンバーを付けていますから、そういう人とも違って現役の運送屋さんだとわかるわけです。

 

 営業車というのは、いわば「商売道具」なワケですから、それがないと仕事にならないという事で、例えば大工さんのノコギリカンナ、あるいは板前さんの包丁なんかと同じような立場にある物といえるわけですが、こういう状態の車というのは、喩えれば刃こぼれしたノコギリやカンナ、さび付いた包丁を使って仕事をしているようなもので、仕事に誇りを持っている職人なら、そんな道具を持ってお客さんの前に出ることは恥ずかしくて耐えられないはずなのですが、この車のオーナーはそういう事をわかっているのでしょうかねぇ・・・ (ノ_-;)ハア…

 第一、こういう車で集荷に来られた荷主さんは、ホントにこの人に荷物を預けて大丈夫なんだろうかと不安になるんじゃないのかな(苦笑)

 自分の車さえ満足に手入れもしていないような人が、積み荷に愛情を持って、大事に扱ってくれるとはとても思えないですよね(苦笑)
 そういう不安な思いを荷主さんに与えただけで、プロとしては失格だと私は思うんですよ・・・

 

 こういう車に乗っているというだけで、整備なんかマトモにやっていないダメなオーナーという事が如実にわかってしまうわけで、たしかに板金なんかをするにはある程度の金額が必要だという事はわかりますが、プロとして、いの一番にしなければならない事は、目の前の仕事をする事ではなくて、たとえ借金をしてでも、マトモな車に「治す」事だと私は思いますねぇ・・・

 「信用」というモノは、お金には換えられないかけがえのないモノなんですよ。
 商売をしている上では、「信用」「看板」と同じくらい大切にしなくてはならないものなんじゃないかな。

 こういう車で仕事をしているという事は、その信用をどんどん無くしているんだという事に気付かなければなりませんね。

 

 そういう、当たり前の事がわからないような人だとしたら、この不況を乗り切っていく事は難しいんじゃないのかなと思います。

 実際、私が自営で軽運送業を始めて14年目になりますが、その間に同業者はめちゃくちゃ増えました (^^;
 その反面、仕事の量は不景気な事もあって少なくなっていく一方ですから、当然、少ない仕事を大勢で奪い合う事になるわけですよ。

 そんな時に、この仕事を誰に頼もうかという事になったら、荷主さんはできるだけ安心して任せられる人に依頼するのが当然だと思いませんか?

 荷主さんはお金を払って依頼するわけですから、同じお金をかけるなら、効率とか安心とかをできるだけ満足させてくれる業者を選ぶのは自明の理だからです。

 ですから、同業の仲間達も売り上げが思うように伸びず、辞めていく人が後を絶ちません。

 

 幸いな事に、私なんかはクソが付くくらいマジメなだけが取り得の人間ですから、たしかに仕事の量は少なくなっていますが、それでも相変わらず私を指名して仕事を依頼してくれる有り難い荷主さんが居てくれるので、なんとか仕事を続けていられます (^^)v

 

 仕事をキチンとするのはプロなら当たり前!
 その上で、道具や仕事への備えを常に怠らないのが、プロとしての心構えだと私は思います。

 それが、プロ意識ですよ (^^)v

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コメント

おはようございます。
確かに、こんな車(業者)に荷物を依頼するのはちょっと気が引けますね。。。
本当に大丈夫なのかと。。。
俺も、運送業界に係る人間として(運輸業界の方が正しいか!)見るに堪えませんね。
それ以前に、そんな危険な(壊れかけの)状態で車を走らせて大丈夫なのでしょうか???
運輸局や警察から是正勧告などは受けていないのでしょうかね?

投稿: お茶汲み坊主 | 2008年12月27日 (土) 06:49

 お茶汲みさんも、同業者でいらっしゃいましたか (^_^)/

 この程度では、整備不良とかで検挙される事は無いんでしょうねぇ・・・ (^^;
 でも、立派な整備不良車だと私なんかは思うんですが・・・ (ノ_-;)ハア…

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年12月27日 (土) 09:43

 M中もK久保もS籐で合わせて10億円ですか。で、あのパフォーマンスの低さ・・・。求心力が低下するのは当たり前なんですよね。契約更改の会見で色々言ってましたが、本末転倒と言いますか・・・。
 今のホークスの主力は「プロ意識」があらぬ方向に進んでいるような気がしてなりません。そもそも主力が「整備不良」ではどうしようもないですよね。

投稿: ナンカイです。 | 2008年12月27日 (土) 09:54

 いや、チーム全体が「整備不良」と言っても過言じゃないでしょうね。ロクでもない選手、ロクでもないフロント、ロクでもないコーチ、ロクでもない外国人選手・・・。
 とにかくとんでもない奴輩が多過ぎました。あれでは最下位にならない方がおかしいですよ。しばらくは下位に低迷しそうです。

投稿: ナンカイです。 | 2008年12月27日 (土) 10:14

 ナンカイさん、どうもです (^_^)/

 確かに、ここ数年のホークスはひどすぎますよね (^^;
 勤続疲労というか、経年劣化というか、だんだんチームとしての「質」が劣化していて、とうとう今年は最下位ですよ、笑っちゃいますね。

 しかも、やりようによっては優勝できるだけの戦力はあるのにもかかわらず、それを全く生かせていないのが問題なんですよね (ノ_-;)ハア…
 実際に、9月に入った時点ではまだCS出場圏内だったわけですし、開幕からしっかりした戦いをしていれば優勝だって可能だったわけですよ(怒り)

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年12月27日 (土) 11:04

 ピータさん、どうも。

 来年は良くて4位でしょうかね~?

 「変えていかなくてはいけない!」と掛け声だけは威勢がいいのですがね~。

 具体的に何を変えたのかがさっぱり見えてきません。

 思い切ったトレードでも断行しないとチームの雰囲気が全然変わらないと思います。

投稿: ナンカイです。 | 2008年12月27日 (土) 16:33

確かに整備不良の車で集荷にきたら、大事な荷物を預けたくないですよね。
荷台にポーン!と投げる運転手を見ると頭にきます。
大事な荷物なんですから。
プロ意識、必要ですよね。

投稿: すが太郎 | 2008年12月27日 (土) 16:59

 ナンカイさん、どうもです (^_^)/

 おっしゃる通りですよね~ (^^;
 今のところ、今年と・・・というか、昨年までとほとんど変わりないような気さえしますよ (^^;

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年12月27日 (土) 17:18

 すがさん、どうもです (^_^)/

 どんな仕事でもそうでしょうが、プロ意識は大切だと思います。
 今の世の中、かつてのような職人気質を持った仕事人は少ないですよね~ (^^;

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年12月27日 (土) 17:22

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