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2008年12月22日 (月)

脚下照顧

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 藤本幸邦さんは、長野市にある円福寺という曹洞宗のお寺のご住職です。

 これは、「はきものをそろえる」という詩で、全体の詩は次のようなものになります。

 

 はきものをそろえると心もそろう
 心がそろうとはきものもそろう
 ぬぐときにそろえておくと
 はくときに心がみだれない
 だれかがみだしておいたら
 だまってそろえておいてあげよう
 そうすればきっと
 世界中の人の心もそろうでしょう

 

 「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」というのは、「自分の足元を見よ」「自分の行いを見よ」と言う意味だそうで、それを子どもにも分かるように、そしてそれがいつも行動として身につくようにと考えたのがこの詩だったということで、作られたのは今から50数年も前の事だといいます。

 藤本さんは、終戦直後の昭和22年、東京の上野駅で出会った戦災孤児を、見るに見かねて3人お寺に連れて帰ったのが最初で、その後も延べにして400人ぐらいの孤児達をお寺で育ててきたそうです。
 孤児の人数が少ないうちはそうでもなかったようですが、20人、30人と子ども達の数が増えていくと、玄関やお手洗いなどで履き物がごった返しになったそうで、その時に子ども達に言い聞かせようと、「はきものをほっぱらかしておくと、また戦争になってしまうぞ、揃えておくと平和になるぞ」と教えたのがきっかけとなり、この詩ができたといいます。

 

 やがてこの詩は、禅宗のお寺から檀家へと広がり、学校や会社などにもだんだんと広がっていって、「イエローハット」では社訓にも採用されているそうです。

 

 玄関などで靴を脱ぐ際に、私は後ろ向きになって脱ぐのが常なのですが、けっこうそのまま脱いで上がる人も少なくないと思います。でも、脱いだ靴は出かける時にはまた履くことになるわけですから、少なくてもつま先が表の方を向くように揃えて置き直すくらいの心配りはあってもいいのではないでしょうか・・・ (^^ゞ
 第一、見た目もキチンと揃っていた方が気持ちイイですよ (^^)v

 昔、仕事でいろんなお宅を訪問したことがありますが、玄関を拝見すると実に様々な顔がありました。そういう経験からいうと、キチンと靴が揃っているお宅は、やはりしっかりしていたように思えてなりません。
 「玄関はお宅の顔」とも言われます。玄関の様子を見れば、そこに住んでいる方のお人柄も、ある程度想像がつくというものです(苦笑)

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コメント

 いや~、素晴らしい詩ですね。

 シンプルなのに含意がとても豊か。

 最後の3行が特に素晴らしいですね。

投稿: ナンカイです。 | 2008年12月22日 (月) 08:43

 ナンカイさん、どうもです (^_^)/

 シンプル イズ ベストとでも言いますか、簡単な事こそできそうでできないものなんですよね(苦笑)
 あんがい、心のどこかでそういう些細な事をバカにしている自分が居たりして・・・
 でも、そういう小さな事ができない人というのは、結果として大きな事もできなかったりするんですよ(笑い)

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年12月22日 (月) 10:39

ぼくもこういう習慣は気になるほうです。
はきものをそろえるって、ひとのうちに上がる時の最初の儀式みたいなものですよね。こころをただすというか。
いまや、だれも教えてくれないのかもしれません。

投稿: むうさん | 2008年12月24日 (水) 01:18

 むうさん、どうもです (^^)/

 細かいとか、古いとか言われるのかもしれませんが、こういう事を大事にして行く事が大切なのではないでしょうか・・・

投稿: 夢見るピーターパン | 2008年12月24日 (水) 05:41

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