開花予想
気象庁が毎年出している桜の「開花宣言」ですが、東京のものについては靖國神社の境内にあるソメイヨシノの「標本木」を、職員が日に何度か観察して、5~6輪以上の花が開いた状態になった最初の日を桜の開花日としていることは比較的有名な話しです。
ところで、桜の「開花予想」ですが、これもそのようなアナログ的な手法で行なっているのかと思えば、あに図らんや、毎日の平均気温の推移を基に、コンピューターで計算して出しているという・・・
一週間前の事になりますが、1月5日の東京新聞の夕刊に次のような記事が載っていました。
気象庁は今春から、桜(ソメイヨシノ)の花芽の膨らみ具合も観察しながら開花予想を出す方針を固めた。従来は気温の経過だけで予想しており、花芽の実際の様子を加味することには否定的だったが、精度向上を目指して方針転換した。 (宇佐見昭彦)
え~、今まではつぼみの膨らみ具合とかを全く見てなかったの~ (^^; ・・・というのが正直な感想です(笑い)
思えば、昨年は気象庁と民間気象情報会社ウェザーニューズがそれぞれ発表した桜の予想開花日にずれが生じて話題となりました。
その差は、鹿児島市で3日、東京や大阪市などで4日、新潟市や名古屋市などで6日、高知市に至っては8日も差がついていた・・・ (^^;
あなたは、気象庁と民間、どっちを信じますか? ナンて事がそこここで囁かれました(笑い)
今年はこういう事態が起こらないようにとの計らいなんでしょうが、遅きに失するというか、なんでも机上の計算で物事を決めたがる役人根性がよく現れていたと思います (ノ_-;)ハア…
桜の花芽は夏の間にでき、冬の低温を経て休眠から覚めると、春先の気温上昇とともに成長し、つぼみとなって開花します。
気象庁はこの性質を利用し、毎日の平均気温の推移を花芽の成長量に換算。過去三十年の気温経過と開花日の統計を基に、予想する年の実際の気温経過や目先の寒暖の見通しから開花日をコンピューターで計算しているといいます。
だが、気温経過が平年と懸け離れた暖冬の年などは、予想と実際の花芽の成長量が大きく異なることもあり、精度向上の壁となっていた事を反省し、今春から、従来の計算式で見積もった花芽の成長量と実際の成長量が大きく異なる場合には、修正して発表する方針を固めたというものだ。
景気予想なんかもそうですが、役人が発表する机上のモノと、実際に庶民が肌で感じるものとの間に大きなズレがあるのも、こういう現実無視の姿勢があるからなんだろうと思わずにはいられません。
内閣府が2006年11月22日に公表した月例経済報告で、2002年2月から始まった景気拡大期は、06年11月で戦後最長の58ヶ月に達し、高度経済成長期の「いざなぎ景気」を越えたとの判断を示した事があった。
しかし、この時の景気の基調判断については、「回復している」から06年11月は「景気は消費に弱さがみられるものの、回復している」に改め、1年11ヶ月ぶりに下方修正した・・・ (^^;
一方で空前絶後の好景気だと言っておいて、その一方では景気の動向は下方修正を発表している役人の感覚って、いったい何なんだと思わずにはいられない・・・ (ノ_-;)ハア…
この時だって、景気がいいなんて感じている人は一部を除いてほとんど居なかったはずです。
アンタ等、国民の血税から給料支払われているんだよ。頼むからさぁ、もっと真剣に仕事をしてくれよ・・・ (__;)
青島刑事風に言えば・・・
「物事は霞ヶ関の中で起きてるんじゃない。この社会で現実に起きてるんだ!」
・・・ってとこかな (^◇^) 。。。ケラケラ
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コメント
竹内のトンデモ発言によってホークスは「開花予想」どころか「散花予想」が一段と強まりましたね。
今年も貧打で最下位かも知れませんね~。
それも春先から。
投稿: ナンカイです。 | 2009年1月12日 (月) 10:15
ナンカイさん、どうもです (^_^)/
私は、ナンカイさんほどではありませんが、それでも前回Bクラスに落ちた75年からホークスファンをやっています (^^;
ですから、今さら最下位になろうと、万年Bクラスになろうとそれほどショックはないのですが、打てる手を打たないままに下位に甘んじるのは納得いかない一人です。
やる事やったけど、それでも力及ばずに最下位だったなら、やむを得ないと納得しますが、少なくても昨年はそうでなかったですよね(怒り)
今年は、少なくても昨年の二の舞は御免蒙りたいと思っているのですが・・・
投稿: 夢見るピーターパン | 2009年1月13日 (火) 00:02