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2009年1月 7日 (水)

電気自動車

 日本自動車販売協会連合会などが5日発表した2008年の国内新車販売台数は、4年連続で減少し、新車市場の縮小が一段と鮮明になったと報じられた。
 自動車各社は、新型ハイブリッド車や電気自動車など、次世代車の投入で復活を目指す構えだという・・・

 

 昨年起きた原油価格の高騰により、ガソリンを始めとする各種の石油系の燃料がべらぼうな価格を付けたことは記憶に新しい。
 このところ、急激な価格の下落を見せているガソリンではあるが、この先も価格は不透明だ。
 なぜなら、化石燃料である石油は、どうしても埋蔵量に限界があるし、産油国も中東などの一部の地域に依存することが多いから、価格が安定するとは考えにくいからです。

 さらに、昨今の地球温暖化の影響により、CO2の削減は待ったなしの状況にあり、そこで期待されているのが「電気自動車」という事になるのですが、私はこの電気自動車の普及には少々否定的な一人です。

 

 一般的な普及にはまだ至っていないものの、構内作業などの一部用途に限って実用化されている電気自動車も出始めていますから、近い将来には自家用車としても販売されるかもしれません。
 昨夜も、NHKのクローズアップ現代の中で、三菱製の軽の電気自動車が紹介されていました。同社の社長の愛用車だということで(笑い)

 この電気自動車ですが、おそらく乗ったことのある方はほとんど居ないと思います。もちろん、私も乗ったことはありません (^.^; ポリポリ
 しかし、試作車などの試乗レポートなどは時々目にしたこともあるので、どのようなものかはある程度わかっているつもりです。

 

 基本的に、電池とモーターによって動く電気自動車は、レシプロエンジンを使った一般的な自動車とは根本的に違うシロモノです。
 機械的な振動とか騒音とかを一切出さない電気自動車は、その快適さからいって一度乗ったらおそらくレシプロエンジンの車には二度と乗る気になれないんじゃないかと思います(笑い)
 どんなに高級車に乗ったとしても、レシプロエンジンの場合にはエンジンの音とか振動などを完全に無くすことはできませんから、乗っている人にもある程度伝わってくるものですが、電気自動車だと、止まっている場合には動いている部分は全くありませんし、発進するためにアクセルを踏み込んでもモーターが回転するだけですから、音もなくスーッと車が動き出すわけです (^^;

 運転席に座っていても、音も機械的な振動もなく車が動いていくその感覚は、最初は馴染めないかもしれませんが、すぐにその快適さの虜になってしまうと思います。
 それほど、電気自動車は快適な乗り物なのです。

 

 しかし、なんでもそうですが、いい事がある裏には必ず悪いこともあります (^^;

 

 電気自動車は、乗っている人には快適な乗り物ですが、そうでない人達にとってはこの「静か」という事が大きな問題になるわけです。

 

 電気自動車のエネルギーはバッテリーによる電気ということになりますが、その充電にはどんなに急速充電したとしても30分とか1時間とかかかってしまいますし、航続距離も何百キロも走れるわけでもありませんから、普通は自宅で充電して、電池が無くなるまでにはまた自宅に戻ってこなくてはならないわけで、そうなると用途は通勤とか買い物とか、そういう限定したものになってしまうことになります。

 そうなると、走るのはもっぱら市街地という事になります。それも、幹線道路などの大きな道路よりも自宅の周辺などの比較的狭い「生活道路」と呼ばれる道路を走ることの方が多いんじゃないでしょうか・・・

 そういう道路には、歩行者や自転車などの、いわゆる「交通弱者」と呼ばれる人達が溢れています。
 そういう生活道路は、現在においても交通事故が起こりやすい場所だといわれていますが、そんなところで電気自動車がどんどん走り出したらどういう事になるのか・・・

 音もなくスーッと近づいてくる電気自動車は、歩行者や自転車、あるいは子ども達などにとって極めて危険な「凶器」です。
 普通は、自動車が近づいてくるとエンジン音などが聞こえてきますから、歩行者達もそれなりに気をつけるものなのですが、それがないわけですからそこここで接触事故が頻発すると私は思います。
 ちょうど、音もなく近づいて来た自転車が歩行者にぶつかってしまうようなもので、大きさや速度が自転車とは比較になりませんから、起こった事故も重大なものになってしまうと思います。

 一番考えられるのは、音がしないことで電気自動車が近づいていることを気付かずに、路地などから自転車や歩行者が飛び出してくることですが、車にはエンジン音が付きものというこれまでの常識があると、意外と不用心に通りに飛び出してしまうものじゃないかと私は危惧しています (__;)

 

 私は、かつて宅配便の構内作業のアルバイトをしたことがあります。荷物の仕分け作業が主な作業なのですが、そこではバッテリー式のフォークリフトが何台も動いていました。
 バッテリー式なので、本当に音もなく構内を行き来しています。バックする時にはブザーが鳴りますが、前進時にはなんの音もしません。
 で、たまたま仕分け作業をしていた人のつま先を、近づいて来たリフトのタイヤがひいていったんですよね・・・ (^^;

 電気自動車が街中を走るようになったら、こういう事故は日常茶飯事とはいわないまでも、相当数起こり得ることだと私は思います。

 

 エコのためには電気自動車は最高の乗り物であることは間違いないと思いますが、私は広く普及はしてほしくないと思っています (^^;
 せいぜい、会社とか工場とかの構内を走り回るだけにしてもらって、市街地は路線バスなどの特殊な車を除いて絶対に走ってほしくはないですね (^_^ゞポリポリ

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コメント

私もそう思うわ(*'、'*)・・

私。築地の場内にお寿司を食べに行ったとき・・
フォークリフトにひかれそうになったもの・・(〃'∇'〃)ゝエヘヘ

そうよねぇ聴視覚の弱い方たちには、とっても危険な乗り物になっちゃうと思うわσ(ё。ё)b!

投稿: ○♪ | 2009年1月 7日 (水) 06:34

 ○♪さん、どうもです (^^)/

 開発者たちは、いいものを作ろうと必死なのですが、実際にそれがどのように使われるのかまでは思い至らないものなんですよね (^^;
 そうかといって、わざわざエンジン音らしい擬音を流しながら走るのもどうかと思うし (^◇^) 。。。ケラケラ

投稿: 夢見るピーターパン | 2009年1月 7日 (水) 07:22

こんばんは^^

車外騒音発生装置,セーフ&サウンドのようなものは装備してないのかな?
電気自動車だけじゃなく、最近の車は静かになっていて、
犬の散歩をしていると、タイヤのベタベタ音で気付く時あります。
運転手のほうが先に気付いてくれるから助かったと思うことあるし^^;
車はいつすれ違っても可笑しくないので、
なるべく歩道を歩く、細い道では、端っこを歩くを心がけてます。

投稿: kyoro | 2009年1月 7日 (水) 19:52

 kyoroさん、どうもです (^_^)/

 私も、実際の車がどのような仕様になっているのかは存じませんが、フォークリフトのようなシロモノが市街地を走ったなら危険極まりないなと (^^;
 もちろん、安全対策なんかはいろいろと考えられているのでしょうが、はたしてどうなのかなと(苦笑)

投稿: 夢見るピーターパン | 2009年1月 7日 (水) 21:15

こんばんは

確かに、その危険はありますね。
その辺りについて、新聞だったかラジオだったかで話が出ていましたね。

音がしないというのは、非常に困りものです。俺は駅まで徒歩で行っているのですが、やはり音で車を避けているわけですから(後ろに目はついていませんから)、判断基準が無くなる=後ろから車が来てもぶつかられるまで分からないのですから。
そこをもう少し考慮して欲しいものです>自動車業界

投稿: お茶汲み坊主 | 2009年1月 7日 (水) 21:30

 お茶汲みさん、どうもです (^_^)/

 ドライバーの方からは歩行者などの姿は見えているわけですが、肝心の歩行者や自転車などは、車の音が聞こえていなければ次の瞬間どのような動きをするのかわかったモンじゃありませんよね (^^;
 歩行者達も恐いと思いますが、電気自動車を運転するドライバーも恐いと思いますよ (^^;

投稿: 夢見るピーターパン | 2009年1月 7日 (水) 21:52

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