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2009年2月21日 (土)

プロマイド

 よく、プロバイダとブロバイダ、プロマイドとブロマイド、どちらが正しいのかなんて語られたりすることがあります。

 プロバイダの方は、英語の綴りが「Provider」ですから、ブロバイダは誤りというのは一目瞭然なんですが、プロマイドとブロマイドはそう単純な話ではありません。

 

 もともと、「ブロマイド」ということばが先にありました。

 デジカメが主流になってしまった現在では、フィルムに撮影した画像を現像し、印画紙に焼き付けるというかつての「写真」は少なくなってしまったので、お若い方の中にはそういうフィルムカメラや銀塩写真というものの存在さえご存じない方も少なくないんじゃないかな(苦笑)

 この、フィルムカメラで撮影した画像を焼き付ける「印画紙」の事を「ブロマイド」と呼び、それに焼き付けられた写真のことも、広義的には「ブロマイド」という名前で呼ばれていました。
 ただ、大正時代はいうに及ばず、昭和も30年代くらいまでは、カメラや写真なんてものは、写真館などを営んでいるプロか、あるいは金持ちが道楽で手にするくらいで、庶民にとっては馴染みのない時代でしたから、「ブロマイド」なんてことばも専門用語であって、一般的には知られることのないことばでした。

 一方、大正時代に浅草のマルベル堂の初代主人が、俳優や歌手などのスター写真を撮影した小さな写真を発売しました。
 その時にいろいろと思案したあげく、「プロマイド」という名前にしたそうなんですが、「ブロマイド」と「プロマイド」、似ていることばだけに、「プロマイド」の方は「ブロマイド」の誤用だとか言われたりもしたそうです。
 私も、ずっとそのように思っていました。

 ところが、マルベル堂の主人の話によると、「プロマイド」は独自の造語ということで、似たことばではあるけれど「ブロマイド」から転じたものではないという・・・

 この辺のくだりは、LARAさんの「きのふはけふのものがたり」というブログにも書かれているので、一部を引用させて頂くと・・・

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ここで力説しておかねばならないのは、
あくまでも、プロという語が気に入り、プロなんとかにしようとして、
「プロ──」という語頭がまず決まり、
その後に、なんとつけようかと、
当時のはやり言葉や口あたりのよい語尾をいろいろ考案したけれど、
なかなかぴったりしたのがみつからなかった。
手あたりしだいに、あれこれ後ろにつけているうちに、
印画紙のブロマイドの「──マイド」をつけたのが、
まあなんとか、プロと合うようなので、
じゃあ、これでいこうか、となったわけだ。
したがって、ブロマイドから借りてくるという意識はまったくなくて、
単に語呂のよさそうなのを探して付けただけだ。

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 信憑性はともかくとして、マルベル堂では終始一貫して「プロマイド」という名称を使っており、そこになにがしかの意図を感じざるを得ない。
 単に「ブロマイド」の誤用だとしたら、とっくの昔に間違いでしたということで「ブロマイド」に名称を変更していてもおかしくないからである。

 今現在の私の考えは、「ブロマイド」「プロマイド」は、別のことばであるという結論に達しました (^^)v

 だからなんなのと言われても困るんですが・・・
  (^◇^) ヒャッヒャッヒャ・・・

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