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2009年3月17日 (火)

リニア中央新幹線

 昨日、山梨県の富士吉田市へ仕事で行って来ました。
 中央道で大月JCTから都留市へと向かう途中、山梨リニア実験線のそばを通りまして、大規模な軌道を目にしました。

 

20090317011

 およそ2年ほど前の4月、JR東海の松本正之社長が、2025年をめどに、東京-名古屋間でリニア中央新幹線の営業運転開始を目指すことを正式に表明した。
 計画では、東京-名古屋間が約40分、全線開通すれば、東京-大阪間が1時間で結ばれるという。

 夢のようなハナシではありますが、私はこのリニア新幹線には否定的な一人です。

 なぜ、今さらリニア新幹線なんてものを建設しなければならないのだろう (?。?)

 

 今現在、のぞみなどの新幹線を使っても、東京-大阪間は2時間半程度で行く事ができる。それでも十分すぎるくらいだと思うけど、それでも遅いと感じる人がどれだけ居るというのだろう?

 新幹線で物足りない人は、航空機を利用すれば良いだけのことで、巨額な建設費を使って新たに新路線を建設することにどれほどのメリットがあるのかはなはだ疑問です。

 

 リニア新幹線は、従来の鉄道とは全く違うコンセプトの元に開発された車輌です。ですから、軌道も一から建設しなければなりません。それも、単にレールを敷いていくだけのような簡単なものではなく、その構造からも全体を壁で覆うような大がかりなものとなることは必然で、総工費は10兆円前後にもなると試算されています。
 この財政難の時期にあって、どこにそんなお金があるというのでしょう。

 航空機なら、空港を作ればそれだけで十分なわけで、空港と空港を結ぶ路線は空中ですからレールも何も必用ありません。
 リニアから比べればはるかに安価な投資で路線が確保できることになります。しかも、空中にはメンテナンスなんてものさえも不要なわけです。

 また、リニア新幹線には、車体を浮かして走るという基本的な構造がネックになって、早いけれど大量輸送には向かないという、鉄道としては致命的な欠陥があります。重くなると車体が浮かなくなるからです(笑い)
 車輌や運行システムに不具合が出て浮かなくなると、車輪があるわけではありませんから、その重たい車体はただの鉄の塊となってしまい、軌道上から排除することが非常に困難になってしまいます (^^;
 軌道上から動かす事ができなければ、営業運行は即、麻痺してしまいます。

 それに、リニア新幹線は、ただ「速い」という事だけがウリで、高い壁に遮られて車窓を楽しむことはおそらくできないだろうと思います。旅の目的は、単に移動することではなくて、移動している間も含めて「旅」だと思うので、そういう事も含めて魅力は無いなと私は思いますね。

 

 新幹線でも物足りないと感じる人は、航空機を利用すれば事足りるわけで、今さらリニア新幹線なんて必要ないと思いませんか?

 ただ、リニアの技術は海外に売り込むこともできるわけですから、国内で必要ないからといって研究も必要ないとは思いません。
 せいぜい頑張って、中国とかヨーロッパとかの広大な国土で建設してもらえるように売り込んだらいかがでしょう ( ^-^)/ ♪

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コメント

私の父はJR(元国鉄時代)の職員でした。
もう・・・40年以上前のこと・・

開発途中のリニアモーターの研究所にて実験車両に載せてもらいました(*^-^*)♪

子供だった私は良くわからず楽しく遊ばせてもらいましたけど、とっても貴重な経験をしていたんですね。

50年以上にわたり、研究をしてきたということになります。

それを無駄な仕事をしてきたとは彼らに言えない「国鉄職員の娘」の私がいます。

投稿: ○♪ | 2009年3月17日 (火) 07:39

 ○♪さん、どうもです (^_^)/

 ムダとは思わないけれど、日本にはリニアは必要ないということです。
 記事の最後にも書きましたが、海外に売り込むためなら研究も役にたつのでは ( ^-^)/ ♪

投稿: 夢ピ | 2009年3月17日 (火) 08:37

どうなんだろね 夢ピーさんの主張にも頷けるとこはある
システム違うしね、コストパフォーマンスを考えれば 確かにそうだと言えるわ

ただ、コイツには鉄道事業だけでなく、他の様々な産業に寄与する技術的側面もあると思ってる
技術というのは継続しないと廃れるものだし、国内にその基盤や拠点がないとゆくゆく面倒で困ったことになるってことも、ひじょうにコストがかかるってことも同じ技術畑の人間として想像はつくんだよね

東海道新幹線はもうパンク状態だから、代替新線を作りたいJRの希望は良くわかるし、それが航空機というのは、リニアに比べ恐ろしいほどのCO2を排出する面でどうだろうか?
陸路で東京-大阪1時間というのは、ある意味航空機を駆逐すると思えるんだな。
単位時間あたり航空機だと3000人ほどかな?今。 リニア一編成あたり500人としても10分ヘッドの運転で同等だよね。
CO2排出量はとんでもなく低いと思うんだな。

ま、この問題を解決するのは 東京、名古屋、大阪という東海道沿いの大都市圏に商業も工業も行政も集中しているこの国のカタチを変えないといけないと思うわけで、また現状やむなしとしても、運行時間の遅延につながる迂回ルートと駅の建設をゴネる地方のタカリ体質を直さんといかんと思う次第です。

JR東海がお金を出し、利用者負担で回収するというなら、いいんじゃないのと思う私です。

投稿: からころん♪ | 2009年3月19日 (木) 13:14

 パパさん、どうもです (^_^)/

 丁寧なコメント、有り難うございます。
 確かに、CO2は少ないだろうけど、建設費がねぇ (^^;
 技術を培うことと、国内で建設することは別物だと思っています。いいものを作って、輸出するという方法もあるわけだし。
 東京-大阪の移動時間が1時間ということにどれほどの意味があるというのか、それほどこだわるべき問題ではないと私は思います (^_^ゞポリポリ

投稿: 夢ピ | 2009年3月19日 (木) 19:39

1時間の移動時間は、それがどんな価値を生み出すか
ということもあるけれども
それ自体がひとつの技術的目標なんでさ、それを達成するために必要になる技術に価値があるんだと思うな

繰り返しになるけども、いいものを作る(造る、かな)ためには、国内に基盤がないとうまく行かないよ

極端な話になるけど、アメリカが航空機を売り込みに来たって、アメリカ国内で飛んでなけりゃ、いくらいいもんだって買わないでしょ?

ま、個人的にはリニアどうこうよりも、地方のインフラとしての鉄道整備をすべきだと思ってはいるけども。
あ、これ、前のコメントで書いた「地方のタカリ」とは意味が違うよ~

投稿: からころん♪ | 2009年3月19日 (木) 21:31

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