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2009年7月23日 (木)

大関の意地

 「荒れる名古屋」とはよく言われることばですが、昨日の大相撲の十一日目、本当に荒れに荒れた・・・ (^^;

 しかし、決して悪い意味で荒れたのではない。
 荒れて、よりおもしろくなってきた (^◇^) 。。。ケラケラ
 同じ荒れるのでも、こういうふうに荒れた土俵なら大歓迎だ ヽ(^o^)尸

 昨日の土俵をひと言でいうならば、タイトルにも書いたが
 「大関の意地」だろう。

 

 まず、とうに賞味期限が切れている大関の、千代大海魁皇の一番が秀逸だった (^^)v

 千代大海は、全勝の琴欧州をうまいタイミングではたき込んで土をつけたし、魁皇は、朝青龍を得意の小手投げで土俵の外に放り出した。
 どちらも、普通に取っていたら勝負にならずに敗れていたはずで、二人ともなんとか勝ってやろうという「気迫」「執念」でつかんだ白星だった。

 私は、二人とも好きな力士ではないけれど、そこに大関としての意地を見た。
 こういう風に、なりふり構わずに現役にこだわり続け、遮二無二白星をつかみ取ろうとするアスリートは素直に応援したくなる。
 他の日本人力士達は、このベテラン大関達のツメのアカでも煎じて飲んだらどうかと言いたくなるくらいだらしない輩が多すぎる。

 

 そして、なんといっても大喝采なのは、全勝の白鳳に相撲を取らせずに寄り切って土をつけた琴光喜の結びの一番だった ヽ(^◇^*)/

 琴光喜という力士は、素質も才能も実力も、その非凡さは誰もが認めるところであり、もっともっと勝ちが増えていてもいい力士ではあるが、おそらくは心臓がノミなのと、性格が優しくて勝負師向きではないのではないかと思える点がネックとなって、イマイチ成績がパッとしない (^^;
 十分な体勢になっても、自分から積極的に攻め込むような事はせず、攻めあぐねているうちに相手に反撃を許して負けてしまうというような、なんとも歯がゆい力士であることは否めなかった・・・

 

 それがどうだ!
 昨日は、立ち会い鋭く当たり、上手を取ると、出し投げで横綱を崩し、うまくもろ差しを決めて寄り立てる・・・

 一度は横綱に残されたものの、終始攻め続け、前に出続けた。

 あの白鳳が、なんの反撃もできずに、寄り切られてしまうなんて・・・ (^^;

 誰もが、琴光喜にはこういう相撲を期待していたのではないか!
 ここ一番にもろかった大関が、ここ一番で最高のパフォーマンスを見せた!

 

 この白星がきっかけとなって、一皮剥けてくれると、綱も夢ではないと私は思う。

 

 とにもかくにも、大関三人の意地が、優勝争いを混沌としたものにしたのは間違いない。

 横綱の白鳳と、大関の琴欧州と琴光喜、三人が一敗で並んだ。

 おそらく優勝はこの三人の中から出ると思うが、最終コーナーを回って横一線に並んだ三人。
 最後の直線で抜け出すのは誰だ!!!

 個人的な希望を言わせてもらうならば、このままこの三人には勝ち続けてもらって、優勝決定巴戦が見たいぞ~ ヽ(^o^)尸

 まだまだお互いの星のつぶし合いが残っているから、1敗同士の優勝決定戦はムリだけど、とにかくみんな頑張れ~ ヽ(^o^)尸

 

 

 そして、白熱した優勝争いの陰で、元大関の出島が現役引退を発表した・・・

 昨日、豊ノ島に叩き込みで敗れ、9敗目を喫し、来場所の十両陥落が濃厚になったことで、潔く引退を決意したと見られるが、ある意味、これも「大関の意地」だったのではないか・・・

 元大関としてのプライドが、十両の土俵に上がることを許さなかったのだろう・・・

 安易に引き技で「楽して勝とう」という根性無し力士がはびこる現在の角界において、気持ちいいくらい前に出続けた出島という不器用な力士・・・

 角界の「良心」ともいえる名物力士が、また一人土俵から居なくなってしまった・・・ (__;)

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