人の道
これは、柏市にある「天満神社」の境内にあった石碑に刻まれていた一文なのですが、最初の2行は有名なので、皆さんもどこかで耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
人間というものは勝手なもので、つい、「今の自分」を中心にして物事を考えがちです。
自分もかつては子どもだったことさえ忘れ、「今の子ども達は・・・」とか、「今の若い者は・・・」とか口にしたりします (^^ゞ
そういう時に、ふと思い出してほしいのがこの2行です ( ^-^)/ ♪
自分から見て、いかにも幼くて、何をやらせてもまだるっこしいと嘆く前に、自分もこんな未熟な頃があったことを思い出せば、イライラした気持ちや怒りも収まって、あたたかく見守る気持ちも起きてこようというものです(苦笑)
同じ意味で、年をとって動作が鈍くなったり、うっかりと物忘れをしたりするお年寄りも、いずれ自分も体験することだとわかれば、笑ったり蔑ろにしたりはできようはずもありません。
いずれも、「人の道」としては基本中の基本と言えるべきものでしょうか・・・
後の3行は、私もこの石碑を見て初めて目にした文なのですが、これがもともとの文章なのでしょうか (?。?)
自らの不明をさらけ出すようで恥ずかしいのですが、この「石塚五十夫」という名前を私は存じませんで、ネットで検索してもほとんど引っかかってこないのが不思議で・・・ (;^_^A アセアセ・・・
「来た道行く道二人旅」という部分は、弘法大師の「同行二人」に通じるところがあるのかな・・・
前の2行を踏まえると、これまで歩んできた人生も、これから歩んでいく人生も、自分一人だけの人生ではなくて、「過去の自分の上に生かされている今の自分」、そして、「今の自分の上に築かれていく未来の自分」というような意味になるのだろうと私は思うのですが・・・ (^_^ゞポリポリ
今までの人生の中で、自分を支えてくれたたくさんの人々のお陰で今の自分があり、今の自分の行いが後の自分の人生になっていくのだということがわかれば、一時たりともムダな時間なんて無いことがわかろうというものです。
そして作者が一番強く言いたかったであろう部分が、最後の2行です。
「過去」とは違って、一分先はおろか、一秒先だって「未来」はわからないわけですから、「今」をしっかりと生きていくことこそがより良い未来を手にするための秘訣というか、大事な事なんだと思います。
ゲームのように、失敗したからといって「リセット」してやり直すことはできないわけですから、必然的に、一生懸命に、真剣に、「今」を生きざるを得ないわけで・・・
最後に、天満神社の写真をアップして記事を締めくくりたいと思います。
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コメント
ピーターさん、こんばんわ~☆
なかなか重みのある言葉ですねぇ~♪
先の事は解らないものですもんねぇ~♪
人生の迷子にならないように。。。
今。。。色々な事を自分の心に問いかけています・・・
投稿: デイジ~♪ | 2009年8月 7日 (金) 23:14
デイジ~、どうもです (^_^)/
人生の迷子は、悲しいですからねぇ、しっかりと足下を踏みしめながら歩いて行ってください ( ^-^)/ ♪
なんといっても、キミ自身の人生ですから・・・
投稿: 夢ピ | 2009年8月 8日 (土) 07:49
心に命じます。心の余裕がないと、こんなことすら忘れがちになります。
投稿: むうさん | 2009年8月 9日 (日) 02:11
むうさんは、実に上手に一日の時間を使っていると思います (^^)v
不規則な仕事をこなし、ランニングをしっかりして、その合間にお酒ともマメに付き合っていらっしゃる・・・ (;^_^A アセアセ・・・
「今」をそれだけ一生懸命に生きている人は少ないと思いますよ (o^∇^o)ノ
投稿: 夢ピ | 2009年8月 9日 (日) 07:39