火の見やぐら
かつて、街のそこここで見られた「火の見やぐら」・・・
もちろん、火の見やぐらはその名の通り、「出火」をいち早く発見し、周囲に知らせ、消火活動を迅速に行なうために設置されたもので、江戸時代頃から作られるようになったといわれています。
その後、年々その数は増えていき、昭和初期の頃にはほぼ全国全ての地域に普及した火の見やぐら・・・
今と違って、高層の建物はほとんど見られることのなかったかつての町や村などにおいては、火の見やぐらはランドマーク的な役割も果たしていました。
私が子どもの頃、小学校への集団登校などの時に、部落ごとに集合場所が決まっていまして、そういう時にはたいてい火の見やぐらの下に集まるのが一般的だったような気がしています。
事実、私の部落では火の見やぐらの下に集まっていました。
また、夏休みの間に行なわれる朝のラジオ体操なんかの時にも、一度火の見やぐらの下に集まって、そこから部落はずれの神社まで、マラソンで移動したりしたものです。
そういう、火事とは縁のないところでも、火の見やぐらは身近な存在だったような気がします。
私たち、男の子達の間では、火の見やぐらは格好の遊び場でもありました ヾ(;´▽`A``
木登りの要領で、火の見やぐらに登って遊んでは、大人達に見つかって怒られたりもしましたっけ・・・ (^◇^) 。。。ケラケラ
下は、そんな火の見やぐらの写真です。
仕事であちこち走っていて見かけた火の見やぐらを写真に収めてみました ( ^-^)/ ♪
これが一般的な火の見やぐらですが、実際には多種多様の形をした火の見やぐらが存在するそうです。
写真のものは全て脚が4本で立っていますが、3本の脚の火の見やぐらも存在するようですし、てっぺんの屋根の形が丸かったり四角だったり、あるいは6角とか8角とかの多角形の屋根もあるそうです。
それは、屋根の下に設けられた見張り台の形にもいえまして、丸いもの、四角いもの、多角形のものなど、そういう特徴を組み合わせて火の見やぐらの形が決まります。
正式に申し上げるならば、上の4枚の写真は順に、「四脚八八型」・「四脚丸丸型」・「四脚六六型」・「四脚八八型」と呼ばれる火の見やぐらです (^^)v
上の写真は、現役を終えて、使われなくなったままうち捨てられていたり、看板などを取り付けて広告塔として再利用しているものなどの写真です。
ちなみに、こちらは「四脚四四型」と「四脚六四型」の火の見やぐらです(苦笑)
この記事の最初には、観光地に建てられていたほとんどダミーと思われる火の見やぐらの写真を載せましたが、火の見やぐらの引退後の姿も様々ですね(笑い)
ところで、火の見やぐらに登って行くためのハシゴですが、私が子どもの頃に田舎で見ていたものは、この写真とは違って、地面からは設置されていませんでした。
子ども達がおもしろ半分に登って遊んだりできないように、一番下の部分は取り付けられてはいなかったものですが、これらの写真の火の見やぐらは、いずれも地面からハシゴが取り付けられています。
もしかして、私の田舎の子ども達だけが特別行儀が悪くて、それでハシゴが外されていた・・・ナンてことはないんでしょうね (^◇^) 。。。ケラケラ
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コメント
おはよう^^
子供のころ火の見やぐらに昇って
こっぴどく叱られたことがあります^^;
昇ってみたいと思ったら、地面から梯子がかかってなくても昇るのがやんちゃな子だと思います。
当時、半鐘だけは、取り外してありました。
見晴らしはいいですよ~
投稿: kyoro | 2009年10月 2日 (金) 08:52
こんにちは
火の見櫓ですが、変わったところで、駅の建物の中に設置されている(正確には「されていた」ですが)のもあります。
三重県伊勢市にある「宇治山田駅」がそうです。
写真や詳しい説明は、検索されてみれば出てくると思います(^^ゞ
投稿: お茶汲み坊主 | 2009年10月 2日 (金) 10:07
kyoroさん、どうもです (^_^)/
そうそう、上に登ると見晴らしがいいんですよね~ o(*^▽^*)o
子どもの頃の視線は低いところにあるので、アレはけっこうカルチャーショックを覚えましたね(笑い)
私らも、中段のハシゴが設置してあるところまで一生懸命よじ登ったものです (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
投稿: 夢ピ | 2009年10月 3日 (土) 07:56
お茶汲みさん、どうもです (^_^)/
貴重な情報、ありがとうございます。
駅の中に火の見やぐらがあるなんて、それこそビックリですね(笑い)
あとで検索して見てみることにします。
投稿: 夢ピ | 2009年10月 3日 (土) 07:59