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2010年1月 4日 (月)

箱根駅伝 2010

 第86回箱根駅伝は、往路優勝を遂げた東洋大が、復路では一度もトップを譲ることなく、堂々の連覇を遂げて幕を閉じた・・・
 もちろん、私もテレビの前に釘付けになって両日のレースを観戦させてもらったんですが、なんというか・・・ (__;)

 

 私が箱根駅伝を見るようになった20年近くの歴史の中では、最低最悪の空しい大会だったなぁと思えてなりません・・・ (ノ_-;)ハア…

 もちろん、個々の選手たちはそれぞれに頑張ってくれたし、感動を与えてくれるシーンもありました。
 しかし、大会全体を大局的に見た場合、昨年の二番煎じというか、東洋大の柏原というスーパースターが作った貯金で優位にレースを運んだ東洋大が無難に逃げ切っただけという、見ている方には非常に退屈な大会になったことは否めないんじゃないかな。

 実際、私は6区が終わった時点で東洋大の優勝は動かないだろうと思い、7区が終わった平塚中継所でそれは確信に変わりました・・・
 以後のレースは、他のことをしながらチラチラとテレビに目をやるくらいで、まったく関心は無くなっていましたよ (__;)

 

 柏原が在籍するあと2年間、同じような大会を見せられるのかと思うと、今から観戦意欲が削がれてしまうというか、少々ブルーな気持ちになっている私が居ます。

 結果だけ見れば、柏原一人で大差をひっくり返して往路優勝を遂げ、復路でもトップでゴールテープを切って総合優勝に輝いた展開は、昨年と同じように見えるのかもしれませんが、内容は全く違います。

 昨年は、往路優勝を遂げたとはいっても、2位早稲田との差は僅かに22秒。
 そして、6区が始まってすぐに早稲田に抜かれ、復路では先を行く早稲田を追いかける展開で、8区の途中までは2位だったワケで、トップに立った後も後続との差をそれほど大きく開くことはありませんでしたから、最後まで展開が読めなくて興奮させられたワケです。

 しかるに今年はというと、往路優勝を遂げた時点で、2位山梨学院大との差は3分36秒もありました。
 ですから、後続の大学は東洋大の選手の背中を見ることはかなわないわけで、これだけの差をもし逆転できるとすれば山下りの特殊な区間に懸けるしか無いわけです。
 しかし、6区の市川は区間9位と苦しんだものの、ブレーキとなるほどではなく、小田原中継所では2位との差は2分50秒もありました。

 7区以降の平地では、両者の間に相当の力の差があるか、そうでなければ前を行く選手がブレーキを起こしでもしない限り、劇的に差を縮めることは不可能ですから、7区を走った田中が区間賞の走りで2位との差を4分27秒まで広げた時点で安全圏に入ったと確信しました。

 レースというものは、接戦だからこそ見ていておもしろいわけでして、復路が序盤からこれだけ一方的な展開になってしまってはねぇ・・・ (ノ_-;)ハア…

 

 チョッと見には、柏原一人の活躍だけが目立ち、優勝した東洋大はワンマンチームのようにも見えますが、昨年も6区以降の選手たちがしっかりとタスキをつないで早稲田を逆転して突き放したように、今年も6区以降の選手たちは、7区で区間賞、8区でも区間賞に1秒差という、実に力強い選手たちが揃っていて、戦力の整った素晴らしいチームでしたよ。

 

 近年は、大学間の力の差が拮抗しており、「戦国駅伝」という表現がよく使われます。
 今年も、予選会組の中から5チームもシード圏内に入るという波乱がありました。もう、シード組と予選会組との間にはほとんど差はないという事を示す何よりの証左だと思います。
 しかも、出雲と全日本を制し、「大学駅伝3冠」という金字塔に王手をかけ、優勝候補にも挙げられていた日大が、まさかのシード落ちをするという、昨年でいえば駒大がシード落ちしたときのような大きなショックを受けるオマケまで付いて・・・ (^^;

 それだけに、チームの中に柏原のような人間離れした「大砲」が一人居るだけで、戦力は格段に上がります。
 今回柏原は、4分26秒差をひっくり返し、逆に後続に3分36秒ものアドバンテージを付けました。という事は、柏原と他の選手たちとの間には8分もの力の差があったという事になります (^^;
 単純に平地で走ったと仮定すると、2500mほど後方からスタートした柏原が、23.4km先にあるゴール手前で全ての選手を抜き去ったという事になります w(゚o゚)W
 信じられない走力ですよ。

 まして、柏原は5区の山登りで結果を残した選手です。5区の山登りと6区の山下りという区間は、他の区間とは全く違う特別な区間であり、ここを走る選手はスペシャリストと呼ばれます。
 他の平地のコースを走れる選手というのは比較的容易に育てる事ができますが、上り下りを担当する二人のスペシャリストを育てる事は並大抵のことではできません。

 ですから、東洋大の選手たちの力がそこそこまとまって無難に戦えさえすれば、柏原が在籍しているあと2年間は安泰という結論が出ちゃうわけですよ (__;)

 

 そういえば、昨年書いた箱根駅伝の記事の中で、「来年(の早稲田)は、竹澤が卒業してしまい、圧倒的な精神的支柱が無くなってしまうわけで、個々人の能力は決して低くはないものの、残念ながら早稲田が優勝争いを演じる事はもう無いだろう・・・ (__;) 」という一文と、「柏原が在籍する4年間、優勝の本命は東洋大で間違いないと私は思う・・・」という一文を書きました。

 図らずも、今年の早稲田は序盤の1区と3区で多少先頭グループに絡んだものの、ただの一度も優勝争いをすることなく、シードを守ることだけで精一杯の大会になりました (__;)ガクッ

 今年の早稲田の敗因は、いつもの事ではありますが、5区と6区の失敗です q(`o')ブー!!
 序盤の流れを4区の大串が壊し、5区の八木が繕えずにほころびを広げた。
 本来なら、区間賞を取ったこともある、6区のスペシャリストの加藤が、復路で少しでも前との差を詰めて7区以降でレースを作り直す目論みだったのだろうが、加藤は区間16位となるブレーキを起こし、差をさらに広げられてレースは破綻した・・・ (__;)

 山に弱いといわれる早稲田、今年もそのアキレス腱は改善されることなく、箱根の山で撃沈しました・・・ (ノ_-;)ハア…

 

 余談ですが、優勝テープを切った高見君の、両手を左右に振るコンダクター走法は今年も健在でした(笑い)

 帝京に居た飛松君の、怒り肩で走るブルドーザー走法も非常に個性的でしたが、高見君もとても個性的です。
 私は、スマートな走りをするエリートランナーももちろん好きですが、彼等のように個性的な走りをするランナー達も楽しくて大好きですよ o(*^▽^*)o~♪

 

 あと、解説の瀬古利彦が今年から変わったんじゃないかな(笑い)

 先日のニューイヤー駅伝の解説を務めたときにも感じたんですが、選手に対するコメントが実に的確であり、それに優しくなりましたよ (^◇^) 。。。ケラケラ
 以前のような自分本位のダメ解説ではなくなりました。
 瀬古もやっとオトナになったということなのでしょうか、こんな解説をしてもらえるのなら瀬古が解説でもそれほど不満はありません (^^)v

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コメント

早稲田のバカ野郎達がバッシングしているが、あんたもその一味ですか?

投稿: No Name | 2010年1月 4日 (月) 20:50

 はて?
 何のことをおっしゃっているのかな?

 文章は、相手に意図するところが伝わるように書くものですよ (^_^)/

投稿: 夢ピ | 2010年1月 4日 (月) 23:01

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