« 食器洗い | トップページ | 一畑山薬師寺 »

2010年2月 5日 (金)

朝青龍の引退に思う

 いや、驚きました・・・ (^^;

 何がって、横綱朝青龍の電撃引退にです・・・

 

 もちろん、「引退」そのものについてはある程度予想はついていたので、今さら引退したからといって驚きはしませんが、驚いたのは「昨日」、なんの前ぶれもなく「突然」に引退が発表されたことです・・・ (;^_^A アセアセ・・・

 

 大相撲協会のダメな体質から言っても、朝青龍の人をくった言動からも、なんらかの処分は下るのでしょうが、こんなに簡単に引退が発表されるとは正直思ってもいませんでした・・・ (^◇^;)

 

 個人的には、朝青龍なんて力士については、「居ない人」として以前から無視していたので、引退しようがどうしようが、はっきり言ってどうでもいいことではありますが、一人の大相撲ファンとしてはやはり寂しい・・・ (__;)

 朝青龍をバッシングする人も多いけれど、彼を好きだというファンも少なくない。

 「横綱」というワクに収まりきらない破天荒な言動は、それを非難する声を凌駕して角界に存在し続けた・・・

 

 朝青龍が居なくなった春場所以降は、間違いなく大相撲人気は落ちる!

 

 それでも、白鳳という模範的な横綱が誕生したことで、事ある度に角界から追い出しを図っていた協会としての思惑は達成したことになるのだろうが(笑い)

 

 しかし、若乃花や曙が相次いで引退し、続いて貴乃花が土俵から去り、武蔵丸まで現役を引退した後、白鳳が横綱になるまでの3年半、二十歳そこそこの若輩の身でありながら、一人横綱の重責を担い、角界をその両肩で背負っていたという事実は動かしがたいものであり、代わりの横綱ができたからといって手のひらを返したように追い出しにかかっていた大相撲協会やその関係者達というのも大人げないなと(笑い)

 

 確かに「品格」という点では問題があった横綱だったと私も思うけれど、そんなものを大上段に構えて物言いするほど「大相撲」なんて大げさなものではないんじゃないかな。
 よく、歴史だとか伝統だとか、あるいは神事だからとかを錦の御旗に掲げ、大相撲を特別視したがる年寄達も少なくないんだけど、昔はともかくとして、ラジオやテレビで放送するようになった頃から大相撲は単なる「興業」になってしまったんだということを理解する必要があると私は思いますよ。

 それなのに、角界はいつまで経っても旧態依然の古くさい考えしか無く、そういうものを部屋やそこに所属する力士達、あるいは大相撲を観戦する私らファンにまで押しつけようとしているのは時代錯誤も甚だしいんじゃないかと私なんかは思っています。

 「国技」だなんて、誰が言い始めたのか知りませんが、そういうものに縛られて何も変わろうとしないのでは、そのうちに大相撲は化石になってしまって、国技館の中にある「相撲博物館」の展示物でしか見ることができなくなってしまいますよ。
 現に、親方達の中には、アタマの中にカビが生えているんじゃないかと思えるようなろくでなしの寄生虫もどきの親方達もたくさん居ますからねぇ (ノ_-;)ハア…

 

 今回の電撃引退騒動でのせめてもの救いは、協会から引退勧告などの処分が言い出される前に、先手を打って引退届を協会に提出したことだろうか・・・
 なんでもそうですが、誰かに言われてするのと、自ら考えてするのとでは、同じ事をやっても、雲泥の差がありますから・・・

 

 まぁ、大相撲協会なんてチンケなワクには納まらない、不世出の大横綱であったことだけは間違いないのだろう・・・

 

 それにしても、惜しむらくは若松部屋なんてダメな親方の経営する部屋に入門したことが朝青龍の一番の不幸だったのかな (^^;
 当時で言えば、佐渡ヶ嶽部屋とか武蔵川部屋とか、あるいは私のヒイキの東関部屋とかなどの、しっかりした親方の経営する部屋に入門さえしていれば、こんな悲劇は起こらなかっただろうと私は断言できます。

 「玉磨かざれば光なし」の喩えにもあるように、どんなに素晴らしい素質のある若者であったとしても、一生懸命に磨いてこそ、そこに光が宿るわけでして・・・ (__;)

 千代大海の例を挙げるまでもなく、親方さえしっかりしていれば、ダメな力士に育つわけがないんですよね。
 昔から、子供を見れば親がわかるともいいますし、あんな素晴らしい若者を預かっておきながら、キチンと力士としての教育ができなかった大ちゃんの罪は大きいと思いますよ。

 これで幕じゃなく、そのヘンの責任の所在を明らかにして、高砂親方にもなんらかの処分が下されるようでなければ、片手落ちだと私は思いますねぇ q(`o')ブー!!

|

« 食器洗い | トップページ | 一畑山薬師寺 »

コメント

朝青龍の引退は本当にビックリでした。
高校から入門してきた若者を、周りの大人たちがしっかりと教育できなかったんですかね?
育ての親の責任が大きいのではないかと、私も思います。

投稿: すが太郎 | 2010年2月 5日 (金) 16:42

 すがさん、どうもです (^_^)/

 朝青龍本人がダメだと言うのは簡単なんですが、新弟子時代に若松親方(現高砂親方)がキチンと躾けられなかったというツケが、横綱になって世間の耳目を集めるようになって顕著になってきたということなんだと私は思います。

 朝青龍に勢いがあったから、生活面の教育よりも、結果がすぐに成績となって現われる相撲の面だけについつい指導が偏ってしまったんじゃないかな。

投稿: 夢ピ | 2010年2月 5日 (金) 20:19

なんか、相撲協会は最悪の宗教団体ですね。 

貴ノ花の理事選の時にも謎の投票の犯人探しをしたり、バレバレですよ汚い大人の部分が。 

いや、大人に失礼ですね。日本相撲協会という宗教布教団体のオッサンの間違いです。 

俺は現在17歳です、国技館に足を何度も運びました。若者仲間はやはりいません、時代が望んだスターが大相撲にいなくなったからです。 

若貴兄弟、千代の富士、舞の海、武蔵丸のような人気力士は今はたしているのでしょうか? 

朝青龍は若者や渋谷系のギャルでさえ知ってる良い意味でも悪い意味でもビッグネームだったのに。 

大相撲が寂しくなるなぁ。 

自分が一番記憶に残っている朝青龍の取り組みは、やはり内館政子との戦いですかね(笑) 

投稿: BBガンツ | 2010年2月21日 (日) 05:35

 BBガンツさん、どうもです (^_^)/

 高校生で国技館に何度も足を運んで居るとなると、相当の大相撲ファンですね (*^.-^*)♪

 人気力士は今も居ないことはありません。高見盛や山本山などがその筆頭なのでしょうが、いかんせん彼等は人気先行で、実力が伴わないのが残念なところです (^^ゞ

 把瑠都なんか大相撲を変えてくれる一人じゃないかと個人的には思っています。
 あの明るいキャラは、大相撲には居なかった非常にユニークな力士です。
 おそらく、今年中には大関に上がると思いますし、もしかしたら横綱にもなれる器かもしれませんよ (^^)v

投稿: 夢ピ | 2010年2月21日 (日) 07:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 朝青龍の引退に思う:

« 食器洗い | トップページ | 一畑山薬師寺 »