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2010年3月14日 (日)

トキ

 環境省は10日、佐渡トキ保護センターの野生復帰ステーションの順化ケージで、放鳥に向け訓練中だったトキ11羽のうち、9羽が死に1羽が負傷したと発表した。

 

 確かに、トキは国の特別天然記念物に指定されており、自然界では日本産のトキは絶滅したとされて久しい・・・
 中国産のトキを用いて人工的に飼育されたトキが、佐渡トキ保護センター内で僅かに生息している現状は、野生絶滅という扱いだそうで・・・

 多くの方は、トキが大量に死んだ今回のニュースを受けて、残念だと思い、悲しい思いをしているのだろう・・・

 しかし、私はそうは思っていない希有な一人です (^_^ゞポリポリ

 

 今回のニュースを耳にし、私が思ったことは、「こんな人工的に管理されたケージの中においてさえ、外敵から身を守ることのできなかったトキたちは、自然の中に放鳥されたとしてもおそらく生きていくことはできなかっただろう」ということです・・・ (^^;

 

 こういうニュースに接し、かわいそうだとか気の毒だとかの思いを抱くことは、人として当たり前の事ではありますが、自然界はそういう人間的な思いとは無関係に動いていくのが普通です。

 様々な生き物が生息している自然界においては、様々な理由で命を落としていく生物は後を絶ちません。
 今回のように外敵に襲われたり、他の生物に食べられたり、食物を得ることができずに餓死したり、あるいは病気になってしまったりと、自然界を生き抜いていくことは並大抵のことではありません。
 それは自然界の摂理でもあり、この地球上に生物が誕生してから今日まで、綿々と行なわれてきた営みでもあります。

 中には、人類が乱獲などを行なって絶滅に追いやった生物たちもいるのでしょうが、地球上から姿を消していった多くの種は、自然界の法則の下に審判を下され、種を残すことを許されなくなって絶滅していったのです。
 言い換えれば、絶滅していった種族は、生存競争に敗れ、生きる場を失った気の毒な種であり、そういう生物はこれまでにも数多く存在していたわけで・・・

 

 もし仮に、トキがこの日本から姿を消してしまったとしても、それは残念なことではありますが、やむを得ない事なのではないかと私は思っています。

 種を残すためにと、懸命の努力を続けていらっしゃる佐渡トキ保護センターの職員を始めとする多くの人達には素直に敬意を表しますので、今回のテンの襲撃に関してはやむを得ない事として、関係者に責任が問われることのないように願いたいものです。

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コメント

 「秋山」と「秋山チルドレン」も絶滅危惧種ですね~(苦笑)。

 まあ、彼らの野球は相当トンチンカンですから、淘汰されても仕方がないです。

投稿: ナンカイ | 2010年3月14日 (日) 23:05

 ナンカイさん、どうもです (^_^)/

 弱肉強食は自然界の掟ですよ(苦笑)
 やむを得ないと私は思います (^^;

投稿: 夢ピ | 2010年3月15日 (月) 00:13

 秋山政権、最後の年となりそうですね~、今年は。

 あっ、小久保もかな?(苦笑)

投稿: ナンカイ | 2010年3月15日 (月) 23:44

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