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2010年4月 2日 (金)

把瑠都凱斗

20100402001_2  大相撲の春場所で、14勝という驚異的な勝ち星を挙げた関脇の把瑠都が、31日に行なわれた番付編成会議において満場一致で大関昇進を決め、大阪府大東市内にある伝達式会場へ使者を派遣して大関把瑠都が誕生したと報じられた。

 

 まずはおめでとうと言いたいが、大関で終わるような力士ではないので、今後の活躍に期待したい。
 私は、来年中には間違いなく横綱になれるんじゃないかと思っています。場合によっては、年内にも可能性があるんじゃないかな(笑い)

 

 このまま順調に育っていけば、おそらく、朝青龍はもちろん、白鳳をも凌ぐくらいのスケールの大きな横綱になれるんじゃないですかねぇ、私はそんなふうに思っています。
 もしかしたら、来年の今頃は、白鳳との立場は逆転しているかもしれませんよ o(*^▽^*)o~♪

 

 それにしても、春場所の把瑠都は凄かったです。
 場所前の稽古で左手親指をケガしたんだそうで、それで突っ張りを多用する取り口に変え、結果としてそれが功を奏して破竹の快進撃につながったと場所後の記者会見で打ち明けた把瑠都ですが、長身を生かした突っ張りというと、曙を思い出します。
 曙も突き押しで綱を掴んだワケで、この巨体から繰り出される長くて重い突っ張りはかなり手強い武器になると思います。しかも、曙と違って組まれても四つ相撲が取れますから、曙以上の横綱になるんじゃないかと今から楽しみでなりません ヽ(^◇^*)/

 この力士は、おそらく相当アタマがいいんだろうと思います。それは、場所毎に成長している取り口を見ても明らかであり、単に身体の大きな外国人力士というだけではない「うまさ」と「力強さ」があります (^^)v

 それが如実に現われたのが、7日目の鶴竜戦でした。
 この日、立ち会いで鶴竜に変化された把瑠都は、勢い余って身体が大きく泳いだんですが、慌てずに向き直り、鶴竜のマワシをしっかりと掴んで無難に寄り切って事なきを得ました。
 今までの把瑠都なら、おそらくそのまま土俵の外に飛び出してしまうか、俵に詰まったところを鶴竜に後ろから押されて送り出されていただろうと思います。
 この一番で、しっかりと地に足が着いているのと同時に、十分に稽古ができていることがうかがえました。私は、この日の把瑠都を見て、大関昇進は間違いないと確信しました (o^∇^o)ノ

 

 伝達式後の記者会見では、「どんな大関になりたいか」という問に対し、「明るい、ファンの皆さんを大事にする大関。力強い自分の相撲を皆さんに見せたい。素晴らしい大関になりたい」と答えた把瑠都。
 これまでのように近寄りがたい力士ではなく、明るさを通して親しみのある大関を目指したいと思っている把瑠都ですが、年寄連中の中にはいつもヘラヘラ笑っている把瑠都に対して力士らしくないと苦言を呈しているアホも少なくないので、よけいな事を言って把瑠都を潰してしまわないようにと願わずには居れません。

 協会には、朝青龍の時のようなバッシングは控え、把瑠都のしたいようにのびのびと相撲を取らせてやって欲しいと思いますねぇ。
 そうでないと、せっかくの協会の宝なのに光らずに終わってしまいそうで・・・ (^^;

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