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2010年6月 7日 (月)

高速水着の終焉

 2年前の北京五輪を前にして、「水着に思う」という記事を書いて、本筋をおろそかにして水着競争に走る競泳界に苦言を呈したことがあった。

 当時話題だった、イギリスのスピード社が開発した競泳用水着「レーザー・レーサー」についての不満を述べたものだったのだが、やはり日本水連は「レーザー・レーサー」に代表される高速水着に対し規制をかけてきた。

 

 日本では、今季からラバー製やポリウレタン製の高速水着の使用が全面禁止された。

 その上で、形状は以下のように決められました。
 男子は、へそを超えず、膝までとする。
 女子は、肩から膝までとする。ただし、首、肩を覆うことはできない。

 さらに、重ね着は禁止。テーピングも禁止。素材は繊維のみとし、ラバー及びパネルを貼ったものは不可とされました。

 

 まだ水着の面積の点ではかなり不満はありますが、おおむねいい方向に向かっているのではないかと個人的には大歓迎です。

 おそらく、世界でもこれに準ずるような規制が今年からかかると思われ、高速水着はすでにその役割を終えたと見られます。

 そりゃ当然の事だと私は思いますね。

 先の記事でも述べましたが、高速水着を着ることによって、着ていない選手に対して明らかなアドバンテージがあるというのは、スポーツの世界においてはあってはならないことです。
 全ての選手が同じ条件で、つまり同じ水着を着てレースに臨むのならともかく、高価な高速水着を入手する術のない選手は、レースをする前から一歩も二歩も遅れをとっていることになりますから・・・

 

 スポーツは、すべからく自らの肉体のみで試合に臨むのがスポーツマンシップというものだったのではないのか。
 それなのに、高速水着を着るだけで体が浮き、体力が落ちるはずのレース後半になってもペースが維持しやすいというのは、言うなれば他者の力を借りてレースをしている事になるのではないかと疑問を持つ人がいても、なんら不思議ではない。

 

 ともかく、不毛な水着の開発競争にピリオドが打たれたのはなによりだったと思いますが、対応が遅かったのは否めないと思います。

 すでに北京五輪を始め、いくつかの大会で、高速水着による世界新が数多く記録されているわけで、高速水着に規制がかかったとはいっても、それまでの記録が剥奪されるわけではないからです。

 これからしばらくの間は、高速水着の記録を塗り替えることは難しいんじゃないかと思うと、選手たちのモチベーションにも影響は出るんじゃないかな。
 「記録は破られるためにある」と言ったのは誰だったか失念しましたが、上げ底の記録とはいえ、世界公認の記録ですから、もしかしたら今後それを超えることがないまま100年とか200年とかが過ぎてしまうことだってないとはいえないでしょう (^^;

 もっと早く・・・ 少なくても北京五輪までには規制をするべきだったのに、まったく、愚かな事をしてしまったなと思わずにはいられません・・・ (ノ_-;)ハア…

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