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2010年8月19日 (木)

登山

 昨日、登山について少し語ったので、今日はその補足というか、「登山」について普段から私が考えている事を述べてみたいと思います。

 

 「登山」と聞いて、皆さんはどんな行動をイメージしますか?

 

 おそらく、つづら折りになった山道を、重いリュックを背負って登っていく姿とか、あるいは岩肌にしがみつきながら、必死にハンマーでカムと呼ばれる登坂用の道具を打ち込んでいる姿などを思い浮かべるのではないでしょうか・・・

 いずれにしても、「登山」という文字からも、「山」に「登る」ことが「登山」だと思っている方がほとんどだと思います。

 

 まぁ、それは決して間違いではないのですが、山に登ったら必ず下りてこなくてはならないわけでして、山から下りる事も当然の事ながら「登山」の中に含まれるわけですよ (^^;
 それを忘れて、登る事だけでアタマがいっぱいで、登頂に成功するとそれで全て終わってしまったように思ってしまうアマチュア登山家もいないわけではなく、そういう甘い考えで山に登ると帰り道に思わぬ事故にも遭いかねません。

 事実、山の事故というのは、登坂中にももちろん起きますが、下山途中で起きる事も多いんですよね。これは、下山を登りよりも楽ちんだとなめている登山者がけっこう多い事と、体力も登りの時ほど残っていない事に加えて、疲れてくると集中力も散漫になりがちだから、普段ならなんでもない事でも判断ミスを起こしたりして遭難に至ってしまうケースが少なくないんだと思います。

 

 登山家であり、世界的な冒険家としても有名だった植村直己氏も、北米最高峰のマッキンリーに単独登頂した後、下山途中に消息不明になりました・・・

 

 「登山」とは、無事に下山して初めて成功したといえるわけで、頂上に登っただけでは全行程の半分しか消化していないことになります。
 にもかかわらず、多くの人は頂上に登ればそれで目的の半分以上は達成したように錯覚してしまうもののようで・・・ (^^;

 それは、「登り」に比べて「下り」は楽だから、それほど心配しなくても大丈夫だと勘違いしているからではないでしょうか。

 しかし、重い荷物を背負って山を登るのと、下るのとでは、身体への負担は下りの方が断然大きく、ダメージも相当なものになります。

 もちろん、山を歩き慣れた人ならそれ相当の靴を履き、ダメージを吸収するような歩行術も体得しているでしょうから、下りといってもそれほど心配する必要はないのでしょうが、慣れない人だと下っている途中に膝が笑ってしまうようなことも起こり得ます。

 

 下りがたいへんだなんて信じられないと思っている人が、もし居らっしゃったら、その人は健脚で、足をケガした事がない、幸せな人だと思います。

 実際、足をケガした人とか、足腰の弱ったお年寄りの方などは、階段を登る事はなんとかできても、下りる事ができない、あるいはとても苦労するという人がほとんどだと思います。
 運動などをして、太ももやふくらはぎに筋肉痛がある時なんか、階段を下りるのはとてもたいへんなことなんですよ (^^ゞ

 

 徒歩に限らず、車でも自転車でも、「下り」はけっこう危険でコワイものですよ(苦笑)

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