サウジ戦に思う
先日行なわれた、日本代表とサウジアラビアとの一戦を、久しぶりにテレビで観戦しました (^_^ゞポリポリ
結果はともかく、日本代表って、ずいぶん上手くなったなぁと思いながら見ていました(笑い)
パスがおもしろいように通るし、チームとして何がやりたいのか、戦いぶりから明確に伝わってきます。
第一、チーム全体が一つの生き物のように統率され、キビキビと動いていました(笑い)
前半のうちに3-0となったので、前半が終わったところで私は寝てしまいましたが、家内は最後まで見ていたそうです (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
今の日本代表の基礎を作ったのは、間違いなくトルシェだったと思います。
彼が、世界でも通用するチームを作るためにと、執った戦法は「トータルサッカー」でした。
つまり、それまでのように一人や二人のスーパースターを中心にチームを作るのではなく、11人全員で戦うという、言われてみればごく当たり前の考え方で、日本人には非常によくマッチした戦法だと思います。
そのために、当時も人気絶頂だった中村俊輔は、メンバーに加えないという、私から見ればごく当然の選択を行ないました。
俊輔は、一芸には秀でていますが、走らない選手の代表みたいなところがあって、ああいう選手がピッチの中に一人居るだけで、トータルサッカーを行なおうとするチームの歯車は、うまく噛み合わなくなり、機能停止に陥ってしまいます。
トルシェの考え方が間違っていなかった事を証明するように、日韓共催となった2002年のワールドカップでは、ベスト16という、当時としては画期的ともいえる成績を残す事ができました。
しかし、トルシェの後任となったジーコが、全てをぶち壊してくれました (ノ_-;)ハア…
いかにもブラジル人らしく、トータルサッカーではなく、人気のある個々人に頼ったチーム作りを行ないました。身体能力の高い南米のチームならそれでもいいんでしょうが、日本のチームには向いている戦法だったとは思えません。
しかも、中田英寿と中村俊輔を同時に起用するという、信じられない顔ぶれのチームで1次ラウンドを戦い、1勝も挙げられずにグループ最下位で敗退しました・・・ (__;)
昔から、「船頭多くして船山に登る」といいます。同じピッチの中に二人の司令塔が居ては、チームが機能するわけがないと思うのですがねぇ・・・ (ノ_-;)ハア…
案の定、中田と俊輔の連係は悪く、それがために日本代表は空中分解を起こしてしまったのでした。
それを見て、協会が選んだ監督が、オシムでした。
オシムは、根本から日本代表を立て直し、とにかく献身的に「走る」事を全選手に求めました。
あのまま日本代表が育ってくれれば、今日のチームへの道のりは早かったように思うのですが、残念ながら病魔に倒れ、急遽後釜に選ばれたのが岡田武史でした・・・ (^^;
岡田監督の評価はけっこう高いと思うのですが、私は終始ダメな監督だったと思っています (^^;
W杯の直前までチームをまとめる事ができず、ぶっつけ本番で臨んだ本大会で、思い切った英断を下した事が功を奏して、ベスト16の成績を残す事ができました。
ここで言うところの、「思い切った英断」というのは、中村俊輔を使わなかった事です (^^;
ケガを抱えていたので、使いたくても使えなかっただけだったのかもしれませんが、結果的に俊輔がピッチに立ったのは、途中交代で出場したオランダ戦の僅か一戦だけでした。
奇しくも、この一戦だけが黒星で、以後、俊輔がピッチに立つ事は二度とありませんでした。
これぞまさしく、「ケガの功名」の典型的な例だったのではないかと・・・ (^◇^) ヒャッヒャッヒャ・・・
このアフリカ大会では、本田圭佑というニューヒーローが登場したために、本田一人が目立つ結果になってしまいましたが、あの時の日本代表は決して本田一人のワンマンチームではありませんでした。
長友を始め、駒野や松井といった献身的にプレーする選手が数多く存在し、見事なトータルサッカーを見せてくれたと思っています。
今の日本代表は、あの時の進化型といってもいいんじゃないかな。
サウジ戦のメンバーを見ても、遠藤や長谷部といったベテランも確かに居ましたが、抜きん出たビッグネームは存在しませんでした。
しかし、だからこそチームは一つにまとまり、見事なトータルサッカーができたんだと私は思っています。
あと、これは蛇足ですが、どうして日本代表のGKには、「川」の字が付く選手が多いんだろう (^◇^) 。。。ケラケラ
今回、川島の出場停止を受けて、ゴールを護ったのは西川という選手でした。
他にも、チョッと思いついただけでも、川口とか下川とかの選手も居ましたっけ・・・ (^^;
こんなところにも、伝統とか、あるんだろうか(苦笑)
さぁ、今夜のカタール戦、楽しみだなっと・・・ p(^_^)q ワクワク
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コメント
ホークスにとっての「俊輔」は松中ですね(笑)。
走れないし、チャンスにも極端に弱い(爆)。
投稿: ナンカイ | 2011年1月21日 (金) 06:58
最近の信彦は、けっこう一生懸命に走っているみたいですよ(笑い)
タマに盗塁をしたり、ヘッドスライディングをしたりと、打てないなりにベテランの存在感を示したいのかなと (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
まぁ、足にはスランプはありませんから、最初から全力疾走をしない選手というのは論外ですけどね。
投稿: 夢ピ | 2011年1月21日 (金) 11:14