嫌煙
昨年の大学生の採用にあたって、タバコを吸うかどうかが、採用に影響した可能性があるとする企業が30%に上ることが、厚生省の行なった調査でわかったと報じられました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110105/t10013212541000.html
喫煙は、嗜好の問題ですから、それが採用の可否に影響を与えるなんて、本来はあってはならない事だと思うのですが、公共の場での禁煙や分煙を求める声はますます大きくなってきており、愛煙家はどんどん肩身の狭い思いをしなくてはならないようです (^^;
企業側の言い分としては、「分煙化で喫煙のたびに席を離れると仕事の効率が下がる」ことや、「喫煙者は肺がんなどの危険が高く、医療費の負担が重くなる」ことなどを主な理由にしているのではないかと研究班は分析しているそうですが、これって、昔、企業が女性に対して行なっていた採用の仕方に似てはいないか・・・ (^^;
女性は、結婚を理由に退社してしまう人が多いし、生理や出産などを理由に休む人も少なくないから、男性と比べて仕事の効率が悪いといって、総合職としての採用を始めからせず、一般職としてのみ採用するという事が、かつてはまかり通っていました。
後者は、時代とは合わなくなってきていると、男女雇用機会均等法などができて、表向きには男女による差別は無くなってきているようですが、前者は、愛煙家を採用しないようにする事が時代のニーズに叶っているという事なのでしょうか・・・ (__;)
私自身はタバコは吸いませんから、そういう職場が増えることは大歓迎なのですが、タバコを咥えながら仕事をするという人も、まだまだ多いと思いますし、タバコを吸いながらでないと仕事がはかどらないと思っている人だって少なくないと思います。
第一、採用時にはタバコを吸っていなかったとしても、入社後に喫煙をするようになる人だって居るかもしれないし、そういうケースにはどのように対処するのでしょうか (?。?)
別にお咎めはなく、禁煙スペースを利用すればいいだけのことなのでしょうか・・・
まさか、それを理由に解雇されるようなことは無いと思うけれど、採用時に喫煙を理由に不採用になった人が居たとしたなら、なんか割り切れないと思うのは私だけなんでしょうか・・・
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