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2011年2月 7日 (月)

無粋

 ついに・・・
 ついにというべきなんだろう、日本相撲協会は春場所の開催を断念すると発表した・・・ (ノ_-;)ハア…

 

 連日、大相撲の八百長問題と騒がれてはいるが、いったい、これのどこが「問題」なんだろう。
 私には理解できません。

 

 確かに、八百長は悪いことではあるけれど、それは「道義的に」というか、「道徳的に」という意味合いでしかないわけで、星を売買することが、何かの法律に反しているとか、ましてや犯罪を犯しているというわけではないんだよね (^_^;

 

 角界には、これまでにも、力士の暴行死事件とか、野球賭博問題とか、そういう「不祥事」はありましたが、それらはりっぱな「犯罪」ですから、社会から問題視されることは当たり前の事でした。

 

 しかし、今回問題になっている「八百長」ですが、それらとは明らかに異質の出来事であり、本場所の開催を中止しなければならないほどの「問題」なんだろうかというのが私の正直な意見です。

 よく、ファンを裏切ったなどという意見を耳にしますが、真っ正直に大相撲を見ている人がどれほど居るというのだろう。
 土俵上の取り組みが、掛け値なしに真剣勝負だと思っている人がもし居らっしゃるとしたなら、それはあまりにも世間知らずというモノではないのか。

 

 私は、格闘技は大好きでして、ボクシングでもK-1でも、よく見ますが、アレだってどこまで真剣勝負なのかわかったものではありません。
 いや、試合は確かに真剣勝負なのかもしれません。しかし、マッチングというか、対戦相手は誰の目にも公正に選ばれているんでしょうかねぇ (^_^;

 戦績を上げるために、どこかの誰かが三流の選手を連れてきて、さもスゴイ選手のように触れ回っていないとは限らないでしょ(笑い)
 あるいは、自信を付けさせるために、かませ犬を対戦相手に選ぶなんてことはよくあることです。

 大相撲だからといって、「演出」はダメだなんて、ナンセンスもいいところです。
 しょせん、大相撲なんてエンターテイメントの一つでしかないんですから・・・

 第一、大相撲がスポーツだというのなら、どうして今時マゲなんて結う必要があるんでしょうかねぇ (^◇^) 。。。ケラケラ
 マワシなんて、誰の目にも滑稽で不自然極まりないシロモノとしか映らないでしょうし、土俵入りなんて大仰なパフォーマンスも要らないと思いませんか。

 取り組みだって、アマチュア相撲みたいに東と西の力士を呼び出し、行事の合図で取り組みを開始させればいいだけのハナシで、悠長な仕切りとか、もったいない塩撒きとか、いつ立つかわからない力士任せの立ち会いなんて、スポーツなら論外の行為だと私は思います。

 こういう不可思議な事がいちいち認められているという事こそが、大相撲はお客さんに楽しんでもらうための見世物であり、エンターテイメントだという何よりの証拠です。

 

 本場所の取り組みが真剣勝負でなかったら「感動が生まれない」なんて、本当に思っている人が居るとしたら、何もわかってないなぁと言わざるを得ない。
 事実、これまでの大相撲、八百長が行なわれていたけれど、感動したことは何度もあったでしょ (^^)v
 八百長があろうが無かろうが、感動とはそういうものとは無関係に発生するものなんですよ。

 

 大相撲における「八百長」・・・
 いわゆる、星の売買や貸し借りは、これまでにも綿々と行なわれてきたことであり、私はそれを否定することも非難することも善しとしない一人です。
 わかりやすく言えば、あってもいいといいと私は思っていますし、やりたい人はやればいいし、あくまでもガチンコでいきたい人はしなければいいだけのハナシです。
 興業側の演出に対して、それを見ている観客があれこれ口を挟む筋合いのものではありません。

 

 確かに、これまでにも八百長無しで、ガチンコの取り組みを行なってきた力士が居ないわけではありません。
 寺尾とか、大乃国とかがその代表格でしょうが、ガチンコが身上の貴乃花だって、八百長の取り組みが皆無かといえばそんな事はないと私は思っています。

 例えば、平成7年の九州場所でのこと、12勝3敗で並んだ兄の若乃花との優勝決定戦。
 アレなんて、誰の目にも八百長に見えると思いますし、逆にアレがガチンコだと言う人が居たら、それこそその人の目は節穴だと思いますねぇ(苦笑)

 その前の秋場所、貴乃花は全勝で11回目の優勝を果たしており、同じ星で並んだとはいっても、若乃花との力の差は誰もが感じている中での優勝決定戦でした。
 取り組みも実に不自然で、貴乃花はアッという間に土俵際まで押し込まれ、いったん押し戻したと思ったら、若乃花の下手投げらしくない下手投げにガクッと膝を崩して尻餅をつく始末・・・ (ノ_-;)ハア…

 この映像は、検索すればたやすく見つかると思いますので、納得いかない方はご覧になってみてください。

 

 この貴乃花の負けにより、若乃花は2回目の優勝を果たします。

 この時は、八百長ではないかと思っても、兄に華を持たせた貴乃花を責める人は誰も居ませんでしたが、大相撲に八百長はダメというのなら、こういう過去の事例は枚挙にいとまはないと思われます。
 カネが絡まなくても、ワザと負ければ八百長は八百長ですから(苦笑)

 だからこそ、同じ部屋の力士同士は対戦しない「部屋別総当たり制」が採用されているのであって、見た目にも公平だと思われる「個人別総当たり制」が採用されないことも、裏を返せば、同じ部屋の力士同士を対戦させればいろいろと都合の悪いことが起きるからという事に他なりません(笑い)

 

 そういう過去の歴史を踏まえてもなお、大相撲での八百長はダメというのなら、もはや日本に大相撲は必要ないと思われます。

 浪花節が日本の国民性だった頃なら、こんな事、誰も問題にしないというか、もし取り上げる人が居たら、ヤボというか、無粋だと一笑に付されたはずです。

 連日、テレビ等で大相撲をバッシングしている面々ですが、本心からそう思って持論を述べているのなら、私も何も申し上げる事はございませんが、八百長を肯定する意見が言いにくく、単に体面を取り繕って周りに同調しているだけだとしたら、ふざけるなよと言いたいですな。

 

 世の中には知らなくてもいいことや、知らない方がいい事もあるんですが、何でもかんでも報道することが正義であり、世のため人のためになると勘違いしているマスコミ関係者も少なくないので、実に住みにくい、嫌な世の中になってしまったものだと、私は連日悲しい思いをしていますよ・・・ (__;)

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