八百長はいけないことなのか
大相撲の野球賭博問題が、意外な方向に矛先を向け始めた・・・
先に押収された力士たちの携帯電話から、星の売買を伺わせるメールが見つかったというもので、これまで「八百長は無い」と言い続けてきた日本相撲協会に対して、いよいよ「物証」が突きつけられたワケで、今回のこの騒動に協会はどのように対応するのだろうか・・・(苦笑)
これまでにも、私は大相撲の八百長問題に対して記事を書いたことがあります。
下の記事は、4年前のお正月に、週刊現代が「横綱朝青龍の八百長を告発する!」という特集記事を組んだときに書いたものです。
http://yume-peterpan.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_f5c3.html
その時にも語りましたが、私は大相撲に八百長は付きものだと思っている一人なので、いわゆる「容認派」です (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
だいたい、大相撲の取り組みに「八百長」があったとして、それがなぜ問題なんだ?
八百長が行なわれると、誰か不利益を蒙る人が居るとでもいうのだろうか (^◇^) 。。。ケラケラ
これが、例えば競馬のように、馬券などが売買されているのなら、八百長が行なわれるのは大問題になるだろう。なにしろ、莫大なカネが動くわけだから・・・
しかし、大相撲で星が売買されたとして、実害を受ける第三者が居るわけでもないだろう。
大相撲にカネが絡むというのは、唯一、懸賞金くらいのものだけど、これだってスポンサーの思惑とは無関係に、勝った方の力士に渡されるわけだから、応援した力士が負けたからといって懸賞をかけた人が損をするというものでもない(苦笑)
要するに、大相撲で八百長が行なわれたからといって、大騒ぎするような事でもないだろうし、処罰されるような問題でもないと私は思う。
私が理解できないのは、大相撲における「八百長」が、どうして「不祥事」であり、どうして問題にされなければならないのかということ。
おそらく、八百長が問題だと思う人達は、大相撲をスポーツだと考えているからではないのか。
スポーツだから、そこにズルはあってはならないという考えなのでしょう。
間違えて欲しくありませんが、アマチュア相撲ならともかく、大相撲は「興業」であり、純粋な「スポーツ」ではありませんから、主催者である相撲協会や出場者である力士たちは、見物客に楽しんでもらう事が何より優先されるべき事なのだと私は理解しています。
カネを払って観に来てくれたファンたちに、「おもしろかった」「観に来て良かった」と思わせることが、一番大切な事であり、不正のない取り組みを披露することが求められているわけではないのです。
だいたい、体格差がどれだけあっても認められている大相撲の取り組みというのは、最初から不公平の極みのようなもので、大相撲がスポーツだというのなら、そういう明らかに体格差のある力士同士の対戦は絶対にあってはならないはずなのに、どうして舞の海 vs 曙とか、寺尾 vs 小錦のような、小兵と巨漢力士の対戦が実現するのか・・・ (^^;
あるいは、同部屋力士の取り組みが行なわれないのは、対戦が偏り、優勝を争う力士にとっては明らかに不公平だと思いますが、これも昔から当たり前のように認められています。
こういう不公平な事が堂々とまかり通っていることこそが、大相撲はスポーツに非ずして、「興業」であり、「見世物」であるという何よりの証拠です。
こういう、普通ならあり得ないような取り組みが組まれるからこそ、お客はカネを払ってでも見たくなるわけです。
私は、大相撲に体重によるクラス分けなんてナンセンスだと思う一人ですし、同部屋の対戦が行なわれないのも善しとする一人です (^^)v
つまり、現状の大相撲に満足している大相撲ファンという事になります(笑い)
ならば、観ている者がわからないように上手に八百長をするのは、一種の「演出」ですから、賞賛されこそすれ、決して非難されるようなモノではないはずです。
少なくても、私自身はそう思っていますし、そう思って大相撲を観てきました。
この際、日本相撲協会は八百長を堂々と認め、文部科学省に財団法人をお返しし、プロレス団体と同じように民間の団体として再スタートを切るのはどうか・・・
大相撲は日本の国技だなんてかしこまっているから、こんなつまらないことで騒がれたりするんだよ!
プロレスなんて、何をやっても八百長だなんて騒がれたりしないだろ。
アレを目指すべきだと私は思うなぁ・・・ (^_^ゞポリポリ
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