スペリオパイプ
先日のことですが、テレビを見ていた家内が私のところへやって来て、
「ねぇ、『スペリオパイプ』って知ってる?」
と訊いてきました・・・
正直、初めて耳にする名前だったので、
「『スペリオパイプ』? 何、それ・・・」
と答えた私・・・ (^_^ゞポリポリ
聞くと、小学校の音楽の時間に使ったリコーダーの事らしいのですが、埼玉県の大宮市で生まれ育った家内は、当時その楽器のことを「スペリオパイプ」と呼んでいたんだそうで・・・ (^^;
ちなみに、会津の山村で生まれ育った私等は、「縦笛」となんの変哲もない名前で呼んでいました (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
「リコーダー」ということばさえ、私らの子どもの頃には無かったように記憶しています。
おそらく、10才年下の弟あたりですと、今のように「リコーダー」と普通に呼んでいたんでしょうが、私らの世代には、少なくても私の周りでは「リコーダー」というような名前は存在しませんでした。
で、「スペリオパイプ」という名前を初めて耳にした私は、へぇ~、さすがに都会では、田舎の山村とは違ってオシャレな名前で呼んでたんだ・・・と単純にそう思いました (^◇^) 。。。ケラケラ
家内と私は、ほとんど同い年ですから、呼び方の違いは、単に育った場所と環境の違いだったのだろうと、素直にそう思ったワケですよ・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
しかし、「コト」はそう単純なハナシではありませんでした・・・ (;^_^A アセアセ・・・
ネットで調べてみると、「スペリオパイプ」は、今の「ヤマハ」に吸収合併される前の、「日本管楽器(Nikkan)」が製造販売していたプラスチック製のリコーダーで、おおよそ60歳前後の方々にとっては普通に馴染みのある楽器ということで・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
しかし、それがホントだとすると、「スペリオパイプ」を知っている家内と知らない私とでは、同じ50代でもかなりの年齢差があるという事になってしまいます(爆笑)
そんなはずはないということで、「スペリオパイプ」という楽器の存在がとても気になったものですから、どんな形をしたリコーダーだったのか、ネットで画像を探してみることにしました・・・
これは、リコーダーの写真をネットから拾ってきたのですが、中央に写っている、白と黒のスリムなものが「スペリオパイプ」だと家内に見せて確認を取りました。
そうそう、私が小学生の頃、初めて手にした「縦笛」も、まさにこんな感じのシロモノだった・・・という事を懐かしく思い出し、家内と私は同じリコーダーを使っていたという事が判明しました (^^)v
私が「スペリオパイプ」という名前を知らなかったのは、やはり、山村で暮らしていた田舎者だったので、そういうハイカラな名前を日常的に用いる事が無く、単に「縦笛」という名前で呼んでいたからという事に原因がありそうです。
「スペリオパイプ」は、その後「リコーダー」という名前で呼ばれるようになり、今に至るそうです。
50年以上も生きてきましたが、私と家内の、こんな身近なところにも、私の知らない世界があったという事を、あらためて教えられましたよ(笑い)
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