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2011年5月18日 (水)

始業前配送

 昨日、宅配のヘルプをしてきまして、その時に感じたことを少々・・・ (^^ゞ

 

 私は、自営で運送屋をしていますが、基本的にはその場限りのチャーター便の仕事をしていまして、決まったルートを回る定期便や宅配便は専門外の仕事になります。
 しかし、背に腹は替えられず、時にはそういう門外漢の仕事もせざるを得ない事もあったりします (;^_^A アセアセ・・・

 門外漢ですから、宅配の荷物を配達するとはいっても、いつも担当している専門のドライバーのようにはいきませんで、一日かかっても彼等の半分くらいしか配達はできていないだろうとは思いますが、それでもドライバーに穴が空いたような時には、猫の手も借りたいらしく、部外者の私のような個人業者にSOSの緊急依頼が回ってくることがあります (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

 

 20110518001

 昨日の朝、営業所に顔を出すとその日の担当地区の伝票を渡されまして、注意事項などもその時に伝えられます。
 その中の一つに、「始業前配送」という荷物がありまして、私は初めて経験するものだったのでかなり戸惑いましてね (^_^;

 「始業前配送」というのは、ヤマト運輸が昨年から始めたサービスらしく、9時ごろの始業時間前に書類やサンプル品などの緊急品を輸送して欲しいとのニーズに応えるために、夕方までにお預かりしたお荷物を、翌朝10時までに配達しますというものだそうです。

 

 もちろん、商売の基本はお客様の声に耳を傾け、お客のニーズに応える事であり、それを実現することが「サービス」というものの本来あるべき姿だということは私にもわかります。
 そして、ヤマト運輸という会社は、ことごとくそれらを実現し、業界の革命児と呼ばれて久しい。

 だいたい、運送業界にあっては大口顧客を掴むことがセオリーとされており、個人客など手間がかかるだけで利益が出ないからと、ゴミ同然に思われてきた時代、他社に先駆けて小口客獲得に乗り出したのがヤマト運輸という会社であった。
 「宅急便」ということばを作り、「翌日配達」という、当時としては画期的なサービスを始め、他社も世間もこれには度肝を抜かされました (^^;

 今ではすっかり当たり前にもなった、「翌日配達の宅配便」ですが、こういう事を思いつくアタマの柔軟さもスゴイと思いますが、それを全国規模で実現させてしまう行動力がヤマト運輸の素晴らしいところだと私は常々思ってきました。
 その後も、ヤマト運輸のサービスは止まるところを知らず、「午前中」とか「夜間」などの時間帯お届けサービスを始め、「クール便」、「ゴルフ・スキー便」など、利用客があったらいいなと思うようなサービスを次から次に実現させてきました・・・

 

 そして、ついに「始業前配送」という、禁断のサービスまで始めてしまったヤマト運輸・・・

 しかし、何でもかんでもお客の言うことを聞いていたら、そのうちに現場はパンクしてしまうのではないのか (ノ_-;)ハア…

 

 昨日、私が現場で言われたこと・・・
 「この荷物は、10時までに届けないとクレームになるから、とにかくそのつもりで配達してくれ。時間に間に合いそうにないと思ったら、他の荷物は積み残して営業所を出発してもいい」と・・・ (;^_^A アセアセ・・・

 毎日、同じエリアを配達している担当ドライバーならともかく、時々依頼されるヘルプの私なんかには、この注文はかなりキツイ (^^;
 10時までに納品しなければならないとなると、遅くても9時くらいまでには荷物を揃えて出発しなければとても間に合わないだろう・・・
 プレッシャーを感じながら、それでもなんとか午前中の分の荷物を拾い集め、愛車に積み込んで9時ちょうどに営業所をスタート (^^)v

 目的地に向かう途中、ついでですから2件ほど納品を済ませ、それでも9時半過ぎには無事に納品完了 (o^∇^o)ノ

 

 その後、いつもの宅配業務に戻ったんですが、変則的な時間指定の荷物があったので、配達ルートがいつもとすっかり変わっちゃって、こういう仕事に慣れていない私にはキツイ一日になりました・・・ (__;)

 

 そもそも、「翌日配達」でさえ、お客の立場に立ったらかなり過剰なサービスではないのか
 業界人の一人として・・・ というか、荷物を配達している現場の一人として、私はそう思っています。
 電話やネットなどで注文した荷物が、翌日には間違いなく手元に届く・・・ この事がどれだけ異常なことか考えてみて欲しい。

 「企業努力」といえば聞こえはいいけれど、「努力」しているのは「会社」ではなく、そこで働いている「人」なんですよね (^^;

 

 当たり前だと思っているサービスの裏で、どれだけの人間がどれだけ普通ではない仕事をしていることか・・・

 「企業努力」のおかげで喜んでいるお客がいる一方で、泣いている社員たちも多いという事実を、企業のトップ達を始め、世の中の人々は知っているのだろうか・・・ (__;)

 まぁ、これは、別に運送屋に限ったハナシではないと思うけど・・・ (^_^ゞポリポリ

 

 それでも、私なんかはヘルプという立場の「協力会社」ですから、昨日一日なんとか頑張ればそれで解放されますが、こういう仕事を毎日「当たり前のように」行なっている宅配業者の方々は、終わりがない仕事を時間に追われながら延々と繰り返しているようなものなので、とても私には勤まりそうもないなと・・・ (;^_^A アセアセ・・・

 つまり、宅配のドライバー達は、私なんかとは根本的に人間の出来が違うんだろうなと (〃⌒∇⌒)ゞ ♪

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