ノーパン自転車
「ノーパン喫茶」なら聞いたことがありますが、「ノーパン自転車」といわれてもピンと来ないという方も多いと思います(苦笑)
「ノーパン自転車」といっても、別にノーパンで自転車に乗ることではないんですが、なんとなくタイトルを見てアブナイ妄想を抱いている方も居たりしてね (^◇^) 。。。ケラケラ
実は、20年くらい前のことになりますが、「ノーパン自転車」と呼ばれる自転車が発売されたことがあります。
「釘を踏んでもパンクしない」という、うたい文句で登場した自転車で、「ノーパンク自転車」という呼び名だったのが、世間では「ノーパン自転車」と略して呼んでいたというモノです (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
乗っている自転車がパンクしたという経験をお持ちの方は少なくないと思います。
乗ろうと思ったらパンクしていたというのなら諦めもつきますが、走っている最中にパンクしてしまうとどうしようもありませんで、普通は近所の自転車屋さんを教えてもらって、そこまで押していく・・・ というのが一般的な対処法だと思います (^^;
なぜパンクしてしまうのかといえば、タイヤの中に入っているチューブに穴が空いて、そこから空気が漏れてしまうからなんですが、それではということで、漏れる空気が最初から入っていなければパンクはしないだろうという事で作られた自転車が「ノーパン自転車」だったわけです。
空気が入ったチューブの代わりに、ウレタンゴムを発泡させてドーナツ状に成型した発泡ポリウレタン樹脂を、タイヤの中にはめ込んだモノが、パンク知らずの「ノーパン自転車」の正体だったわけですが、所詮は「固いスポンジ」という程度のシロモノでしかなかったので、うたい文句とは裏腹に、乗り心地は悪く、1年も経つとウレタン樹脂がへたって潰れてしまい、乗ることができなくなるという事で、アッという間に「ノーパン自転車」は市場から消えてしまいました・・・ (^_^;
そういう過去の失敗を踏まえ、マステックという会社が「リペアムゲル」という新素材を開発し、今までの「ノーパン自転車」のマイナスイメージをすっかり覆してしまったというのが、今日の記事の趣旨です (^_^ゞポリポリ
これまでのように、ウレタン素材などのチューブを使うのではなく、弾力性に富んだリペアムゲルをチューブに詰めるという画期的な方式を採用することにより、現在使用されている全ての種類のタイヤに使用可能という事で、一般の自転車はもちろん、ロードレーサーなどの極細のタイヤにも対応しているそうです (^^)v
普通の空気入りのタイヤと全く変わらない乗り心地で、しかも常に「空気入れ立て」の乗り心地を楽しめ、空気を補充するなどのメンテナンスも要らないとあって、ユーザーからはかなり評判になっているそうです。
いいことずくめのように見える「リペアムゲル」ですが、欠点というか、マイナス点を敢えて挙げるとすると、ゲルという物体を詰めるわけですから空気の時よりもタイヤの重さが前後で約2kgほど重くなるという事と、加工を行なう加盟店がまだまだ少なく、しかも1本で3,500円程度の料金がかかるということで、2本で7千円の出費を高いと感じるか安いと感じるかで「リペアムゲル」の評価も変わってくるのかと・・・
ただ、パンクしないという事は、イタズラなどからも愛車を守れるという事ですし、ツーリングに行く際にもパンク修理キットは不要という事です。
普段から自転車を利用する機会が多い方には、7千円の出費は決して高くないようにも思えますし、今まで以上に自転車が頼もしい友人になってくれるようにも思えます。
関心がお有りの方は、下のURLから株式会社マステックのHPをご覧ください ( ^-^)/ ♪
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