カナリア
今日もどうでもいいような話題で恐縮なのですが・・・ (^_^ゞポリポリ
「カナリア」という鳥がいまして、名前くらいは皆さんもよくご存じだと思います。
一般的に、「カナリア」といえば「鳥」の事だと誰もが思っていると思いますが、実は「カナリア」とはもともとは「犬」のことだったというのが今日の話題の趣旨です (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
なぜ、「犬」のことを表わす「カナリア」が、「鳥」を指すようになったのか・・・
「カナリア」は、カナリア諸島が原産地で、1600年代にスペイン人の船員達によってヨーロッパに持ち込まれ、ペットとして飼われるようになりました。
この当時、例えばイギリスでは「canary bird」という名前で呼ばれていました。
文字通り、「カナリア諸島の鳥」という意味です。
それはそれでいいんですが、じゃぁ、「カナリア諸島」とはどういう意味だったのかといえば、「犬の島」という意味でした (^_^;
この島には、多くの野犬が住みついていたことから、もともとはラテン語で「Insula Canaria」と呼ばれていたそうです。
「Insula」は「島」、「Canaria」は「犬の」という事で、英語でいえば「Canary Islands」になります。
カナリア諸島の州の旗や紋章には、ご覧のように7つの島をはさんで2匹の犬が描かれていることからも、この島にとって「犬」が特別の存在だという事がうかがえるワケです。
そのうちに、「canary bird」から「bird」が取れて、単に「canary」と呼ぶようになりました。
ことばを省略して短く言うのは日本に限ったことではなく、欧米でも横行しているみたいですね(笑い)
代表的なものは、「ピアノ」でしょうか。
「ピアノ」も、作られた当初はイタリア語で「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」と呼ばれていました。これは、「弱い音と強い音の出るチェンバロ」という意味です。
やがて、長ったらしい名前は「ピアノフォルテ」と縮めて呼ばれるようになり、それさえも略されて、単に「ピアノ」と呼ばれるようになったというのは、有名なハナシです。
「Canaria」には「犬」という意味があったということは、いつの間にか忘れられてしまい、今に至るわけですが、「カナリア」とはラテン語でもともと「犬」の事だったという事を知っている人が、はたしてどのくらいいらっしゃるんでしょうね(苦笑)
最後に、私の大好きな大滝詠一が、1981年に発表した「カナリア諸島にて」の動画をご紹介して記事を〆たいと思います ( ^-^)/ ♪
「カナリア」をモチーフに作られた歌といえば、「唄を忘れた金糸雀は 後の山に棄てましょか・・・」という、童謡の「金糸雀(かなりや)」を、誰でも直ぐに思い浮かべると思うんですが、ここは敢えて大滝詠一で・・・ (〃⌒∇⌒)ゞ ♪
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